きょうとこうげいせんい

京都工芸繊維大学

国立大学 京都府

京都工芸繊維大学/学部・学科

学べること

「京都思考(KYOTO Thinking)」によって高度専門技術者「TECH LEADER」を生み出す

京都工芸繊維大学は、世界に知られた歴史文化都市「京都」にある国際的工科系の国立大学です。京都の文化・文明は、技術・品質を備える匠のものづくりと信頼関係により培われてきました。京都には永きにわたり、生活や文化の隅々にいたるまで洗練されたものであらねばならないという人々の強い思いが根づいています。一方で、単に技を継承するだけでなく、革新的な挑戦を続け、新しい価値を創造しようと発展してきた地でもあります。この心意気と創造的挑戦心を、我々は「京都思考(KYOTO Thinking)」と表しました。「京都思考」を工学の教育・研究に活かし実践する、これが本学のミッションです。

本学で育成している人材は単なる技術者ではありません。世界標準の工科系人材の育成をめざして、学部4年、修士2年、博士3年の計9年間を3年ずつ3区間に分けて設計した「3×3(スリー・バイ・スリー)」プログラムにより、「専門力」「リーダーシップ」「外国語運用能力」「個の確立」を備えた人材、「TECH LEADER」を育成しています。

カリキュラムは、幅広い教養と高い倫理性を身につけつつ、専門性を研ぎ澄ませていく工夫がなされています。また、PBL(Project Based Learning)を取り入れた科目も多く、自身の専門分野に留まらず、異分野の学生・教員と協働できる場もあります。さらに、海外の100程度の大学との協定に基づいた国際交流も盛んで、多くの学生が海外インターンシップや海外大学院での学位取得などの豊富なプログラムに積極的に参加しています。一方、学生フォーミュラや学生ロボコンなどの課外活動も活発で、全国レベルで活躍している多くの先輩たちがいます。

「地域創生Tech Program」で地域課題の解決に取り組む

現在、私たちが地域や社会で直面しているさまざまな課題は、限られた専門分野だけで解決できるものではありません。理工学を含めた総合的な視点で、多分野の人材が相互に協働して解決に向けて取り組んでいく必要があります。
この状況を受けて本学では、グローバルな視野を持って、工学・科学技術により地域の課題を解決できる国際高度専門技術者を育成するための「地域創生Tech Program」を学部共通プログラムとして開設しています。
本プログラムでは、各自が工芸科学部に設けられた教育プログラムによって教養や専門基礎を身につけたうえで、京都府北部をフィールドとして、地域課題をテーマとした学習やインターンシップによる多様な体験を積みます。これらの経験を経て、各自の専門力を生かした課題解決型プロジェクトを実践していきます。

「基盤教育学域」により、卒業後の社会を生き抜く力を養う

本学に入学し、希望する課程や専攻に所属すると、各々の課程や専攻独自のカリキュラムに沿って、専門分野の知識を習得していくことになります。どの専門分野を学ぶ場合においても、卒業・修了後、より広い世界に出て、それまでに習得した専門知識を生かしていくためには、単に専門知識や技術を備えるだけでなく、SDGsで表されるような地球環境問題から社会問題にいたるまでの私たちが直面するさまざまな課題に幅広く精通し、それらに対する柔軟な思考力や自律的な判断力を持つことが求められます。そのためには、自然科学や工学の諸事象を数理的に分析・推論する能力に加え、経済や法律に関する見識も身につけた上で、科学技術の成果が自然や社会に及ぼす正負両面の影響を総合的に評価し、その意味を解釈する分野横断型の力が必要となります。さらに、こうして得た知識を他者と共有し討論するには、正しい日本語能力とともに、国際的に通用する外国語能力やコミュニケーション能力も身につける必要があります。

このように、高度な専門知識を獲得し活用していく上で欠かせない、分野を横断した幅広い教養、論理的思考力、高度な言語運用能力、さらに人間の心身に関する科学的な認識や理解などに関する基盤作りを担当するのが基盤教育学域です。本学域には、数学、物理学、言語学、人文学、社会科学、スポーツ科学、教育学、情報学などの多様な分野の教員が所属しています。これらの専門教員が、全学的な視点で、学部では全学共通科目および専門基礎科目を通じて学生の基礎力を養成し、大学院博士前期・後期課程では、すでに専門分野に関する一定の知識を習得している学生に対し、専攻共通科目の講義やセミナーを通じて、数理科学分野の発展的知識の獲得や人文学および社会科学などの知見に基づくより深い議論や考察をめざした教育を行っています。例えば、博士前期課程では、「学術・研究倫理」の講義や少人数制クォーター科目「高等教養セミナー」が開講され、「グローバル教養プログラム」を実施しています。さらに英語科目では、学部において「英語鍛え上げプログラム」が、大学院では「英語鍛え直しプログラム」が実施されています。また本学では、学部・大学院の教育の一貫性を強化するために教育プログラム「3×3」を推し進めており、分野を横断した教養教育においても学部4年生から博士前期課程の教育との連携が図られています。

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