常磐大学/私のイチオシ
さまざまな学問が関係している栄養学の学び

※掲載内容は取材時のものです
夢中になったきっかけ
高校1年生の時、哲学の授業でベジタリアンについて知り、自分たちの食生活と環境問題のつながりを意識するようになりました。もともと生物の授業が好きだったことと、病気のメカニズムや環境問題に興味を持っていたことがつながり、高校3年生の時には管理栄養士になる決心をしました。
また、祖父が胃を全摘出したことにより、貧血やダンピング症候群などの問題を抱えていたことも、食生活をサポートできる管理栄養士をめざすきっかけとなりました。
この学問のココがおもしろい!
管理栄養士という一つの目標に向かって勉強しているからこそ、多方面に学んだ知識が一つにつながっていくおもしろさを実感しています。例えば、病気の知識があっても、食材や調理法を知らなければ患者さんの健康状態に応じた献立を考えることはできませんし、行動変容の知識がなければ患者さんの生活習慣を改善する支援も難しいです。高校生の頃は、勉強したことをどう応用するのか考えられませんでしたが、今は一つひとつの授業で、なぜ自分がこの内容を学ぶのかを意識することができています。
3年次からは研究室で免疫系について研究し、卒業後は病院で働きたいと考えています。免疫の知識は栄養面からさまざまな病気と向き合っていくうえで、大いに役立つはずです。
キャンパスのお気に入りスポット

常磐大学では新しく、健康栄養学科専用に設計された調理室や大量調理施設、実験室などの設備が整った「B棟」が建設されました。大量調理施設は汚染作業区域、清潔作業区域、準清潔作業区域と分かれており、多くの調理機器が備えられています。2年次の大量調理実習では、自分たちの作った料理をたくさんの人に食べてもらう喜びを体感できます。
管理栄養士になるための学習内容は専門性が高く、戸惑うこともありますが、この充実した施設で実践を通して楽しく学ぶことができます。