杉野服飾大学/服飾学部の詳細情報
学科・定員・所在地
学科・定員
服飾学科(200名)
服飾表現学科(40名)
服飾文化学科(40名)
所在地
1~4年:東京
※変更の場合もありますので、学校が発行している資料やホームページにてご確認ください。
プロフィール
●服飾造形とビジネスの両方の基礎を学んだうえでコースを選ぶ「服飾学科」
●ファッションを基本にさまざまな表現を学ぶ「服飾表現学科」
●服飾文化の伝統や歴史を学び、未来のファッションを創造する「服飾文化学科」
服飾学科は入学時にモードテクノロジー系とファッションビジネス系のどちらかを選択。どちらに所属しても、初年次は服飾造形とビジネスの基礎科目を段階を追って学び、2年次から専門コースに分かれます。服飾表現学科は、ファッションの価値を人々に伝えるさまざまな表現世界で専門家として活躍する人材を養成する日本で初めての教育機関です2023年4月には「服飾文化学科」を新たに設置。服飾文化を歴史的に紐解き、その継承と発展に活躍する人材を養成します。
【キャンパス】
目黒キャンパス、日野キャンパス
【学生数】
763名(2022年6月1日現在)
【専任教員数】
52名(2022年6月1日現在)
【大学院】
造形研究科 造形専攻
【専攻科】
ファッションデザイン専攻科
服飾学科
【講義・学問分野】
色材演習、日本服飾文化史、マーケティング・データサイエンス論、アパレル素材論、映像制作、写真表現演習、和服構成論、染色化学、アパレル産業論特講、ショップディスプレイ、ファッション画、基礎デザイン、ファッション販売論、バイヤーの実践学、メディアコミュニケーション論、色彩実践学 など
服飾表現学科
【講義・学問分野】
現代ファッション論、空間構成、立体造形構想、マネキン学、表現心理学、アパレル素材論、画像設計演習、ポートフォリオ演習、繊維ファッション産業構造論、リテールマーチャンダイジング、マーケティング・データサイエンス論、民族衣裳論、家庭経営学、食物学(実践栄養学・食品学)、住居学、食文化論 など
服飾文化学科
【講義・学問分野】
西洋服飾文化史、日本服飾文化史、ファッション史、民族衣装論、レプリカ製作(民族衣装・歴史衣装)、衣服修復技術、衣の伝統と現代I(衣の民俗文化)、衣の伝統と現代II(衣のものづくり)、染織史、サスティナブル・ファッション概論、リ・ファッション実習、ファッションと環境、ユニバーサルファッション論、エシカル・ファッション実習 など
学部の特色

服飾造形とビジネスの両方の基礎を学んだうえでコースを選ぶ「服飾学科」

服飾学科では、入学時に「モードテクノロジー系」と「ファッションビジネス系」のどちらかを選択します。「モードテクノロジー系」で服飾造形の専門職をめざす場合でも、ファッションビジネスの概要を理解していることが必要になります。また、「ファッションビジネス系」に進む場合も、自分の手で実際に服づくりを行うことは、将来さまざまな場面で生きてくる貴重な経験となるはずです。そこで、1年次はどちらの系統を選択したかに関わらず、服飾造形とビジネスの両方の基礎を学習します。この初年次教育は、基礎を一から学べるので、たとえ服飾造形の経験がまったくなくても安心して学ぶことができます。
服飾造形とビジネスの基礎を身に付けたうえで、2~4年次の専門教育課程では下記からコースを選択します。
モードテクノロジー系:「モードクリエーション」「インダストリアルパターン」「テキスタイルデザイン」「ファッションプロダクトデザイン」
ファッションビジネス系:「ファッションビジネス・マネジメント」「ファッションビジネス・流通イノベーション」

ファッションを基本にさまざまな表現を学ぶ「服飾表現学科」

服飾表現学科では、ファッション業界における表現の分野に関する教育を研究します。
1年次は服飾学科と共通した科目と、グラフィックデザイン、写真表現など新規開講する科目を設置し、表現方法の基礎を学びます。2年次以降は衣装表現、スタイリング、VMD(ビジュアルマーチャンダイジング)、ショープロデュース、映像・メディア表現の5つの専攻に分かれてより専門的に学び、商品と消費者の橋渡しとして、重要な“表現”に関する職種につながる学修をします。

服飾文化の伝統や歴史を学び、未来のファッションを創造する「服飾文化学科」

服飾文化を歴史的に紐解き、その継承と発展に活躍する人材の養成を目的に、2023年4月「服飾文化学科」は新設されました。
服飾の歴史や伝統を新たな創造に生かす「歴史」、歴史的衣服の修復技術などを学ぶ「レプリカ・修復」、伝統染織の技術継承と価値創出を学ぶ「衣のものづくり」、ファッションの持続可能性を探る「サスティナビリティ」の4つの学びを展開します。
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学べること
服飾学科

造形技術・ビジネス2つの学問領域で学ぶ
2年次からの専門的な系統の学びの前に全員が服飾造形に関する基礎的な知識や技術を学びます。初歩から体系的に学べる教育カリキュラムを編成しており、服飾造形がまったくの未経験でも安心して学ぶことができます。
1年次はモードテクノロジー系とファッションビジネス系、どちらも共通必修科目を中心に学びます。基礎力と同時に将来にむけて適性を見極めていきます。
【モードテクノロジー系】
ファッションは素材から始まり、デザイン、パターンメーキング、縫製などさまざまな工程を経て消費者に届けられます。その一つひとつの工程で輝くスペシャリストをめざして学びます。
「モードクリエーションコース」「インダストリアルパターンコース」「テキスタイルデザインコース」「ファッションプロダクトデザインコース」それぞれの領域で学びを深めます。
【ファッションビジネス系】
ファッションが企画され、生活者の手元に届くまでの全体の流れや、実社会におけるビジネスモデルやデジタルイノベーションを実践的に学びます。
消費者行動論、ビジネスプレゼンテーション技法などの共通必修科目を学び、「マネジメント」「流通イノベーション」2つのコースで専門分野を究めます。
【授業・講義】
ファッション・フィールド・リサーチ
目黒駅から徒歩3分の本学の立地を生かし、最先端エリアでファッションの感性を磨きます。
渋谷、原宿、新宿、品川、代官山、表参道、六本木などのファッションエリアを行動観察し、ファッションビジネスを支えている多様なファッションブランドのデザインやマーケティングの基本的な考え方を身に付けます。
服飾表現学科

自由で多彩な学びのスタイルで新しい表現の世界を切り開く
入学後1年間の初年次教育課程で全員が服飾の基本的な知識を学び、2年次に専攻分野を選択し、将来の進路や目標に合わせて専門分野の知識を深めていきます。それぞれ専門企業でのインターンシップを体験し、表現世界の最先端の技術と知識を身に付けます。
専攻分野は「衣装表現」「スタイリング」「ビジュアルマーチャンダイジング」「ショープロデュース」「映像・メディア表現」の5つになります。
服飾表現学科は、服飾の基礎知識のうえに高いクリエーティビティーの表現世界を構築できる学びを通し、国内外のファッションに関係するさまざまな分野で活躍できる感性豊かな人材をめざします。
【授業・講義】
身体表現I―基本の動き―
ウォーキングを中心に、方向性、距離、時間などから空間を把握する能力を養います。自身がモデル役となるほか、モデルのパフォーマンスを演出したり、舞台装置の作製やスタッフとして行動します。その中で作品を生かす表現を実践的に身に付けていきます。
服飾文化学科

服飾文化の歴史や伝統を学び、豊かでサスティナブルな未来のファッションを創造できる人へ
サスティナブル(持続可能)であることが最優先課題のひとつとされる現代社会。服飾文化学科は、日本と世界の服飾について過去から未来への広い視野をもって学び、創造性豊かなファッションの持続的発展に貢献できる力を身に付けることをめざします。
1年次にファッションの基礎知識と技術を修得、2年次以降の専門課程で、「歴史」「レプリカ・修復」「衣のものづくり」「サスティナビリティ」の4分野を総合的に学びます。「歴史」「レプリカ・修復」「衣のものづくり」では、服飾の歴史や伝統について理解を深め、新たな発想・価値の発見につなげていきます。「サスティナビリティ」では、環境や人にやさしい社会をつくるためにファッションはどうあるべきかを考え実践する方法を学びます。いずれの分野も、教室で理論を学ぶとともに、衣服製作実習やものづくりの現場の見学・体験など実践的なカリキュラムにより、未来のファッションを創造する力を培います。
【授業・講義】
4つの分野を総合的に学び、幅広い視野でファッションについて考える
「歴史」「レプリカ・修復」「衣のものづくり」「サスティナビリティ」の4つの分野を総合的に学び、幅広い視野でファッションについて考えます。
●歴史:服飾の歴史を学び、新しいファッションのヒントを見つけます。
●レプリカ・修復:歴史衣装・民族衣装の再現製作と修復を学びます。
●衣のものづくり:織りや染めの伝統を学び、未来に受け継ぐ方法を考えます。
●サスティナビリティ:衣服製作を通して、サスティナブルなファッションを実現する力を身に付けます。
アドミッションポリシー
服飾学科の求める学力の3要素
▲知識、技能
・服飾を学ぶために必要な高校までに身につけておくべき基礎学力を備え、ものづくりやファッションビジネスへの興味関心がある。
▲思考力、判断力、表現力
・服飾の造形とビジネスについて求めることを自ら考え、それを実現するために必要なことを判断し、実現するとともにこれらのことを表現する力を有している。
▲主体性、多様性、協働性
・服飾の造形とビジネスについて自分の考えをしっかり持ったうえで、自分とは違った立場や考え、発想を柔軟に取り入れて協力しながら物事を作り上げていく力を持っている。
・目的に向かい継続して研究、実践できる。
服飾表現学科の求める学力の3要素
▲知識、技能
・服飾表現を学ぶために必要な高校までに身につけておくべき基礎学力を備え、服飾を通して表現することに興味関心、探究心や行動力がある。
▲思考力、判断力、表現力
・舞台や映像メディアでの服飾表現や多様な社会生活における服飾表現、服飾業界のファッション表現など多様な服飾表現について考察し、必要なことを判断したうえで表現できる力を有している。
▲主体性、多様性、協働性
・自分とは異なる立場を尊重し、多様な人々の考えや発想を柔軟に取り入れて服飾の表現を高めることができる。
服飾文化学科の求める学力の3要素
▲知識、技能
・高等学校における教科科目についてしっかりと学び、服飾文化の創造と発信について学ぶための基礎的な知識や理解力を身につけている。
▲思考力、判断力、表現力
・服飾文化をめぐる諸課題について考え自分の意見を表現できる力を有している。
▲主体性、多様性、協働性
・現代社会の服飾をめぐる諸課題、および異なる国・地域や時代の文化に対して好奇心・関心を有し、それを大学での学修を通して追求したいという意欲を持っている。
・さまざまな考え方をもつ人びとと交流し、多様性のある服飾文化の持続的発展に貢献したいと考えている。