東洋大学/卒業後の進路

東洋大学の総合情報学科は、2年次から、「システム情報」「心理・スポーツ情報」「メディア文化」の3コースに分かれます。ドラマなどテレビ番組のプロデューサーをめざしていた私は、メディア文化コースを選びました。同時に文理融合の学科の特徴を生かし、メディア表現論やメディアプランニングなどのメディアに関する学びに偏ることなく、他コースの講義を通して他業界の方の意見も聞きながら、自分のめざすメディアの世界について広い視野で考えるよう心がけました。その結果、当初めざしていたドラマの世界ではなく、広告に興味を持ち、CM制作の道に進みたいと思うようになりました。

「自分のアイデアでみんなを驚かせ、周りも自分も幸せにする」という目標の実現を前提に、自分の強みである折衝力を生かせる会社を探しました。ここでいう折衝力とは、組織と世間や、お客様と会社など、相対する両者の考えを汲み取り、新たに自分なりの意見を構想することです。また、できるだけ自由な社風の会社で、年次や経験にかかわらずアイデアを言い合える環境で仕事をしたいと考えていたので、内定した企業がピッタリでした。

今やテレビだけでなくネットでも流れるCMは、多くの人にとってしつこくてうるさいものかもしれません。実際、私も昔からCMはあまり好きではありませんでした。しかし、その中でも良い印象として記憶しているCMはたくさんあります。そのため、私の今の夢はCMの悪いイメージを払拭することと、逆に、見てよかったと思ってもらえるようなCMをつくることです。まだ具体的な目標はあまり考えられませんが、まずは新しい環境で、なるべく多くのことに興味を持ち、いろいろなことを吸収して、夢の実現に近づきたいと思います。

※総合情報学科は2025年4月からメディア情報専攻、心理・スポーツ情報専攻、システム情報専攻の3専攻を設置予定です。当記事内にある「メディア文化コース」は、専攻化に伴い「メディア情報専攻」となります。さらに多様なコンテンツの制作スキルを身につけながら、「心を豊かにするリッチメディア」の創造を実現する人材を育てるカリキュラムを準備しています。