神奈川大学/志望理由
不確実な情報が溢れる現代において羅針盤となる「科学的に考える力」
※掲載内容は取材時のものです
興味をもったきっかけ
私が学んでいる「形態学」とは、生物の形に基づいたルールを探したり、種特有の形がどのようにできるかを探る学問です。もともと動物について勉強したいと考えて大学に入学したのですが、幼少期から祖父母の庭仕事を手伝うことが多く、植物についての知識がある程度あった私は、植物形態学の授業を受ける中で、自身の持っている知識がどんどん整理され、さらに名前が付くことがおもしろく、夢中になりました。
植物の形は多種多様です。変わった形の花をつけるもの、特殊な根をもつもの、花に見える葉をつけるもの…どうしてそのような形ができるのか、どんな形の植物が世の中にあるのか、もっと学びたいと考えています。
この大学を選んだ理由
実習や実験設備が充実しているところに魅力を感じて神奈川大学を選びました。必修の実験・実習では、専門知識を持つ先生や技術職員の方のフォローも手厚いので、初めて触れる機器や手法でも安心して取り組むことができます。臨海実習や森林実習などのフィールドを生かした実習にも参加できますし、最新の電子顕微鏡やさまざまな環境を再現できるシミュレーション室も備わっています。
また、理系は実験や研究で忙しくなりがちなので、理学部のある横浜キャンパスが自宅から通える距離だったことも大きな魅力でした。
社会との関わり
SNSが発達し情報が溢れる今の時代は、非科学的な情報や、数字や科学を悪用した商法が数多くあり、何を信じていいのか分からなくなってしまうような状況です。そのような中で神奈川大学の理学部では「科学的に考える」ということを何度も繰り返し練習しています。この「科学的に考える力」は情報を鵜呑みにせず、情報に踊らされないために必要な力であり、客観的に物事を伝えるために必要な力だと思います。それは、自分の考えの軸となる、羅針盤のようなものです。繰り返し繰り返し学ぶ「科学」は不確実なこの時代に、私たちが自らの力で考えて選び、社会を生き抜いていくための糧となると思っています。