愛知大学/私のイチオシ
未知の文学作品に触れ、日本文学の視野が広がる
※掲載内容は取材時のものです
夢中になったきっかけ
愛知大学文学部は、専門分野の学修・教育の奥深さはもとより、学問分野の幅広さにも魅力があると思います。私は文学について深く追究するだけでなく、社会学や図書館情報学・日本史学などを受講して幅広く学びました。2年次に実施された教職課程の説明会で教員をめざす学生の熱気に触発され、小学校教員になることを決意してからは、子どもの学習サポートを行うボランティア活動にも参加するようになりました。国語教員をめざす学生が集う国語会では、同じ夢を持つ先輩や後輩との縦のつながりが生まれ、教育に関わる意欲がさらに高まりました。
この学問のココがおもしろい
日本文学を学んで気づいたのは、視点によって作品の解釈が変わるということです。文学作品を読み議論する中で多様な解釈や考え方に触れ、大学で文学を学ぶ醍醐味を味わいました。『源氏物語』の研究では、和歌や色など特定のテーマから物語を読み解く面白さに魅了され、近代文学の講義ではさまざまな文学作品を読み、クラスメートと活発な意見交換を行いました。古典文学のゼミでは原文の読解に苦心しましたが、ゼミの仲間と徳川美術館の『国宝源氏物語絵巻』を鑑賞したことで作品世界への興味が広がりました。
キャンパスのお気に入りスポット
愛知大学には各キャンパスに図書館が併設されており、それぞれの学問領域に対応した書籍が所蔵されています。中でも70万冊を超える蔵書と600以上の座席を備えた豊橋図書館が私のお気に入りスポットです。一般書から専門性に富んだ書籍まで、種類も豊富に取りそろえられています。愛知大学は教員を志す学生が多く、仲間と共に勉強できるので中学校の国語教員をめざしている私にとっては最高の環境です。蔵書が充実しているため古典文学の参考文献を探すときによく利用しています。
*現:日本語日本文学科