愛知学院大学/私のイチオシ
2024年度から新たに国家資格になった日本語教師をめざせる
※掲載内容は取材時のものです
コレ知ってる?
2022年4月から日本語教育センター内に、文学部日本文化学科の学生を対象にした日本語教師養成課程を開設しました。背景に、グローバル化に伴い、日本語や日本事情を学ぶ機会や関心を持つ外国人が増加していることがあります。特に、愛知県は在住外国人数が東京都に次いで全国2位ということもあり、生活の場だけでなく、職場や学校など、あらゆる場面で外国人と接することが多くなっています。現在では外国人と日本語で円滑なコミュニケーションが図れる能力や、外国人に日本語を教える能力が必要とされており、こうした状況の変化に伴い、日本語教師という職業は2024年4月から国家資格になりました。
この学問のココがおもしろい
日本語教師の意外に知られていない特徴は、英語ではなく、日本語で日本語を教えるということです。なぜなら、日本語を学ぶ外国人は、必ずしも英語が母語ではないからです。そのためには、日本語に関する正しい知識や理解が欠かせません。また、日本文化や日本事情に関する知識を深め、対象となる外国人がどのような文化的背景を持つのかを理解することも極めて重要です。こうした言語・文化に対する幅広い知識や理解を得るため、教室内の学習にとどまらず、さまざまな外国人との交流を積極的に行っています。例えば、ドイツやインドネシアの大学で日本語を学んでいる学生とオンラインによる日本語交流を行ったり、外国人の子どもが多い学童保育所に出向き、外国人の子どもやその保護者の日常生活における日本語の使用実態を学ぶ体験をしたりして、相手に合わせた日本語コミュニケーションの方法を身に付けます。
キャンパスのお気に入りスポット
「日本語教育センター事務室」は、日本語教師養成課程で学ぶみなさんを幅広く支援するための中心的スポットです。事務的なことを相談できるのはもちろんですが、それだけでなく、日本語教育関係の教科書や国家試験の参考書や専門書が豊富にそろえてあり、日本語教師養成課程の学生であれば、だれでも自由に閲覧したり、借りたりできます。授業の予習・復習以外にも自分で積極的に学びたい人の強い味方となる場所です。また、事務室のすぐそばには日本語教育センターの先生方の研究室も並んでいるので、授業の質問などにもとても便利なスポットです。