めいじょう

名城大学

私立大学 愛知県

名城大学/先輩の学問体験記

AIから通信まで多様な情報工学の分野を学べる

情報工学科 1年 K.A.さん 愛知県 私立高校 卒業

※学年は取材時点のものです

私の学科ではこんな勉強をしています

自分の興味に基づいて、情報工学の多様な分野を学べる

情報工学といえば、プログラミングやAI。でもそれだけではなく、いろいろな情報工学の分野を学べることが情報工学科の魅力です。機械制御やロボットを利用するためのソフトウェアについて学ぶ「フィジカルコンピューティング」、ソフトウェアの原理やAIについて学ぶ「データエンジニアリング」、画像や音などを扱う「ヒューマン・メディア」、Wi-Fiなどの通信について学ぶ「ネットワークシステム」の4分野があり、複数の分野を学ぶのもOK。私のようにとにかくいろいろやってみたいという志向の人にはすばらしい環境です。
1年次は基礎的な学びが中心ですが、選択科目の「基礎ゼミナール」では「100枚ほどの犬の写真データを読み込んで学習したAIが、新しい写真を見て犬かどうか判定するのは、どんな仕組みか」といったAIの基礎も学習できます。そこに数学の行列が関係していると知り、あまり好きではない座学の数学もしっかり学ぼうという意欲につながっています。

この学部・学科を選んだワケ・きっかけ

AIなどの先端技術についても基礎から積み上げて修得できる

近年高い注目を集める情報工学について、土台からしっかり知識を積み上げて学びたいと考えたことがこの学科を選んだ理由です。高校時代に所属したメカトロ部では、プログラミングや電子回路、機械制御などを独学で習得し、ロボットを作っては動かすという試行錯誤を繰り返していました。ただ、AIのように高度な情報の技術となると、専門書を読もうとしても、基礎的な知識がないと理解できない内容ばかり。最初に何からやればいいのかがわからず、独学では難しいと感じたため、この学科を選びました。
実際、授業ではきちんと順序だてて学ぶため、知識の偏りや抜けがなく、しっかり積み上がっていく実感があります。たとえばプログラミングでも、これまでプログラムを組んで動かすことはできていましたが、うまくいかないときは手探りでした。授業で初めて本格的にC言語を学んだことにより、プログラムの構造を把握できるようになりました。

この学問のココがおもしろい!

イベントに出品した「見守りシステム」

プログラミングなどの情報工学の学びは、個人でものづくりをする際にも役立つのが魅力です。私の趣味は電子工作やゲーム製作。授業で学んだ知識を生かして、頭の中のアイデアを以前にも増して具現化できるようになり、高校時代よりクオリティの高いものを作ることができています。
例えば、短期間でソフト開発を行うハッカソンのイベント「Hack U 名城大学 2022」では、同じ趣味を持つ友人2人とチームを組んで、高齢者の見守りシステムを製作して出品しました。箱形の装置のボタンやレバーを高齢者が操作すると、箱のLEDランプが点くと同時に、離れた場所にいる家族のスマートフォンに「薬を飲んだ」「電話をかけたい」といった通知が表示されるものです。ソフトウェアだけでなく、装置も学内のものづくり施設「M-STUDIO」 にあるレーザーカッターや3Dプリンターを使って、一から作りました。社会問題がテーマとあってシリアスな作品が多い中、箱がパカッと開く遊び要素のある仕掛けも取り入れて、審査員からも好評でした。

後輩へのアドバイス

やりたいことを実現できる環境が名城大学の魅力

学びたいことが決まっている人はもちろん、これから興味のあることを見つけたいと考えている人にも、名城大学はとてもいい環境です。無料で使えるM-STUDIOの設備に、ハッカソンなどのイベント。人材育成にも力を入れていて、「名城大学チャレンジ支援プログラム」では、アイデアの出し方を学ぶ講座などを受けられます。私はこの講座でいくつものアイデアの種を結びつけて発展させる手法を学び、「Hack U 名城大学 2022」のものづくりに活用できました。プレゼンテーション力も含め、技術の前に必要な人間的な力が身に付くのを感じています。学内に貼られたポスターや大学から届くメールをチェックすれば、誰でもこうした機会を手に入れられます。いろいろな人とつながれるし、情報も得やすくなりますよ。
毎日忙しいと思いますが、周囲に流されたり、自分で考えることをやめてしまったりせず、大学でやりたいことを思い描いて受験を乗り越えてください。

先輩の学部で学べることをチェックしてみよう!

1週間の時間割

理系の文章の書き方を学ぶ「テクニカルリテラシー」など、1年次は基礎的な内容が中心です。「情報通信ネットワーク」「コンピュータアーキテクチャ」といった、情報通信技術の基礎やコンピュータの原理を学ぶ専門科目もあります。

どんな高校生活を送っていましたか?

授業のほかに取り組んでいたこと

「興味のあることはまずやってみる」がモットーの私は、高校ではメカトロ部と自然科学部に在籍。2つの部で、タイプの異なる友人たちと交流を深めました。ロボットコンテスト(通称ロボコン)に参加するメカトロ部では、部長も務めました。

高校時代の勉強法(特に入試対策)

受験勉強は、ほとんど学習塾の計画に従っていました。塾で与えられた教材を使って、与えられた問題を、決められた期限通りに達成するだけ。もちろんそのための努力はしましたが、勉強した内容が必ずしも受験に役立ったとは言えず、今にして思えば反省点が残ります。たとえば過去問題を解くことにしても、それが自分の学力にどう結びつくかを自分で考えることが大切だったと思います。 ただ、その中でもよかったことは、毎日学校から塾へ直行して、勉強時間のサイクルを作れたことです。塾通いをしていない人なら、高校の自習室や図書館を利用するのもいいでしょう。
入試までの間には、正直やる気が続かず中だるみしてしまった時期もありましたが、「好きなものづくりに必要な、情報工学を学びたい」という気持ちを忘れず乗り切れました。大学に入って何をしたいかというシーンを一つ描けると、受験勉強へのモチベーションを持ち続けられると思いますよ。

他の先輩体験記

学費や就職などの項目別に、
大学を比較してみよう!

他の大学と比較する

このページをシェアしよう

ツイート LINEで送る

リストに追加しました

ページの先頭へ