大阪芸術大学/芸術学部の詳細情報
学科・定員・所在地
学科・定員
アートサイエンス学科(50名)
美術学科(70名)
デザイン学科(190名)
工芸学科(30名)
写真学科(50名)
建築学科(50名)
映像学科(80名)
キャラクター造形学科(160名)
文芸学科(60名)
放送学科(140名)
芸術計画学科(45名)
舞台芸術学科(170名)
音楽学科(55名)
演奏学科(65名)
初等芸術教育学科(30名)
所在地
1~4年:大阪
※変更の場合もありますので、学校が発行している資料やホームページにてご確認ください。
芸術学部の偏差値を見るプロフィール
●本物の舞台に立つ、プロの技に触れる……。実践的&刺激的な学びが続々!
●アートのチカラで実社会で通用するチカラを培う「産学連携プロジェクト」
【学生数】
5796人(2023年5月1日現在)
【専任教員数】
262人(2023年5月1日現在)
【大学院】
芸術研究科 博士課程[前期・後期]
アートサイエンス学科
【講義・学問分野】
[アートエンターテインメント領域、先端デザイン領域]
主な講義名/デジタルデザイン基礎、スーパークリエイター特論、3DCG演習、WEBデザイン、テクノロジーアート史、アートプログラミング演習、アートサイエンス実習、UXデザイン演習、スーパープロジェクト、メカニックデザイン論など
美術学科
【講義・学問分野】
[油画コース、日本画コース、版画コース、彫刻コース]
主な講義名/日本美術史、東洋美術史、デザイン史、美術特論、デッサン演習、デジタルアート、油画実習、日本画実習、版画実習、彫刻実習、特殊美術実習など
デザイン学科
【講義・学問分野】
[グラフィックデザインコース、イラストレーションコース、デジタルメディアコース、デジタルアーツコース、プロダクトデザインコース、空間デザインコース、デザインプロデュースコース]
主な講義名/グラフィックデザイン、ビジュアルアーツ、デザインマネジメント、デザイン史、写真、プリントメディアデザイン、プロダクトデザイン論、インテリアデザイン演習、デザインプロデュース、マーケティング論、素材表現、コミュニケーションデザイン論、デジタルコンテンツ制作、展示空間論など
工芸学科
【講義・学問分野】
[金属工芸コース、陶芸コース、ガラス工芸コース、テキスタイル・染織コース]
主な講義名/工芸論、工芸史、日本美術史、デザイン史、表示造形、陶器実習、テキスタイルアート実習、ガラス工芸実習、染織論、服飾史、鋳金実習、金工実習、焼成実習、製図演習、基礎デジタルデザイン演習、プレゼンテーション演習、3Dモデリング実習、アーツマネジメント演習、プロダクトデザイン演習、写真撮影演習など
写真学科
【講義・学問分野】
[ファインアート、プロフェッショナル(アドバタイジングフォト、スタジオポートレイト、フォト・ジャーナリズム)、映像表現]
主な講義名/写真表現技術実習、写真概論、写真文化史、写真情報論、写真映像論、写真法規、写真照明論、銀塩写真総論、写真法規、デザイン史、特殊映像論など
建築学科
【講義・学問分野】
[建築分野、環境デザイン分野]
主な講義名/ランドスケープ論、都市計画論、環境デザイン実習、景観保全論、建築設計実習、日本建築史、西洋建築史、造園学、建築CAD演習、海外建築事情、建築CAD演習、CGプレゼンテーションなど
映像学科
【講義・学問分野】
[映画、映像、シナリオ、映像学]
主な講義名/日本映画の歴史、映画演出、シナリオ創作論、映画制作論、広告映像論、映像美術論、アニメーション、映画撮影、デジタル合成演習、デジタル映像編集、音響技術論、特殊美術実習など
キャラクター造形学科
【講義・学問分野】
[漫画コース、アニメーションコース、ゲームコース、フィギュアアーツコース]
主な講義名/キャラクター造形基礎、フィギュア企画制作、漫画原作・アニメーションの歴史、CG映像制作、キャラクターと著作権、ゲームシナリオ、アニメシナリオ、絵本の表現、デジタルコミック演習、メディアミックス、出版・編集の方法、プロデュースの方法など
文芸学科
【講義・学問分野】
[創作(小説・詩・脚本)、ノンフィクション・文芸批評、出版・編集、翻訳・講読]
主な講義名/小説創作演習、絵本制作演習、コピーライト入門、日本語の文法、文芸と創作、イギリス文学の世界、フランス文学の世界、ドイツ文学の世界、エディトリアル演習、シナリオ制作演習、写真表現演習、Web制作演習、DTP演習、ライトノベル論など
放送学科
【講義・学問分野】
[制作コース、アナウンス音声表現コース、先端メディアコミュニケーションコース、声優コース]
主な講義名/ドキュメンタリー論、イベント企画論、広告の企画と表現、文章表現演習、放送特講、マーケティング、アナウンス概論、発声基礎演習、アクセントの基礎、ナレーション実習、外国映画アフレコ実習、アニメアフレコ実習、声優学概論、レコーディング実習、ヴォーカルレッスン、演技表現技法、声楽など
芸術計画学科
【講義・学問分野】
[アートプロデュース、イベントプロデュース]
主な講義名/アートとイベント、制作トライアル演習、スタートアップ演習、展示デザイン論、スタジオ演習、くらしとアートプロデュース、アートプロデュース演習、イベントプロデュース演習、広報・広告演習、企画書作成演習、プレゼンテーション演習、キュレーション論など
舞台芸術学科
【講義・学問分野】
[演技演出コース、ミュージカルコース、舞踊コース、ポピュラーダンスコース、舞台美術コース、舞台音響効果コース、舞台照明コース]
主な講義名/舞台芸術史、戯曲史論、バレエ音楽研究、日本舞踊研究、古典芸能研究、モダンダンス、シアターマネジメント、舞台音響効果基礎実習、ヴォイストレーニング、舞台照明実習、ミュージカル演習、ステージデザイン、ポピュラーダンス実習、ダンス振付け演習、演技基礎演習など
音楽学科
【講義・学問分野】
[音楽・音響デザインコース、音楽教育コース]
主な講義名/ソルフェージュ、コード理論、対位法、音楽・音響デザイン、音楽指導基礎理論、ポピュラー作・編曲法、アンサンブル指導法、音楽マネージメント、音楽制作演習、音楽スタジオレコーディング、サウンドスケープ研究、合奏指導法など
演奏学科
【講義・学問分野】
●クラシック
〔ピアノコース、声楽コース、管弦打コース〕
●ポピュラー
〔ポピュラー音楽コース〕
ポピュラーピアノ専攻、ヴォーカル専攻、ギター専攻、ベース専攻、ドラムス専攻、キーボード専攻、トランペット専攻、トロンボーン専攻、サクソフォン専攻
ミュージッククリエイター(DTM・DAW/PA・SR/プロデュース)専攻、ポピュラーコンポーザー(作曲・アレンジ)専攻、シンガーソングライター専攻
主な講義名/ソルフェージュ、コード理論、対位法、指揮法、合唱、西洋音楽の歴史と理論、吹奏楽、弦楽合奏、即興演奏、ポピュラーアンサンブル、DTM実習、音楽教育学演習、オーケストラ、現代音楽論、音楽マネージメント、器楽合奏法、ロックアンサンブル、ブルース・ファンクアンサンブルなど
初等芸術教育学科
【講義・学問分野】
主な講義名/家庭教育論、社会科指導法、国語科指導法、体育科指導法、図画工作科指導法、外国語活動に関する指導法、初等教育論、生徒指導論、特別活動指導法、臨床心理学概論、教職概論、こどもふれあい体験実習、ピアノ、心理療法演習、絵画・造形療法論、コミュニケーション演習、教育心理学など
学部の特色
本物の舞台に立つ、プロの技に触れる……。実践的&刺激的な学びが続々!
本学では、学外での発表の場をはじめ、実践的な学びを多数展開しています。そのスケールも内容の濃さも、まさに規格外。教室内にとどまることなく、実社会のリアルな反応や圧倒的な刺激を体感しながら、技術や感性をさらにブラッシュアップできます。
アートのチカラで実社会で通用するチカラを培う「産学連携プロジェクト」
伝統工芸メーカーとの雑貨プロデュース、食品メーカーの商品企画、金融機関のノベルティ製作、FM局でのラジオ番組制作、民放テレビ局とのTVドラマ制作、アートを活用した地域振興プロジェクトなど、各学科それぞれの特徴を活かし、数え切れないほどの産学連携プロジェクトを実施しています。
アートのチカラでいかに社会に貢献するかを考え、実感するプロジェクトによって、実社会で通用するチカラを培います。
この学部のことを詳しくチェック
学べること
アートサイエンス学科
世の中を楽しませる。驚かす。世の中の常識を変える思想や技術を学ぶ
世の中を「ワクワク」「ドキドキ」させるイベントや仕掛けの多くは、すでに存在しているテクノロジーの組み合わせから生まれています。それは、枠に捉われないアイディアとテクノロジーを組み合わせる「発想力」をベースに成り立っています。その「発想力」を養うために、造形、映像、音楽などアートのさまざまなジャンルと、先端の科学技術を統合的に学ぶ授業は少人数制のゼミ形式で展開します。
校舎も建築業界のノーベル賞と呼ばれるプリツカー賞を受賞した妹島和世客員教授のデザイン。アートでクリエイティブな空間だからこそ生まれる想像力を体験してください。
【授業・講義】
超高層ビルでデジタルアートを展開
日本有数のクリエイティブカンパニーNAKED,INC.の創設者であり、アートサイエンス学科の客員教授を務めている村松亮太郎先生の指導のもと、同学科の学生たちが、公募で集まった高校生とともに最先端のアート作品を共同制作する「0×0=∞プロジェクト」。「あべのハルカス」の展望台でプロジェクションマッピングを発表し、技術だけでなく、チームでのものづくりやプロならではのクリエイティブな視点なども学びます。
3年ぶり7回目の開催となった2023年には、「未来の旅行体験」をテーマに、宇宙へ旅立ち惑星の世界をインタラクティブ体験できる壮大な作品を制作しました。
美術学科
4年間で自分の表現方法を見つけ、芸術活動の出発点を発見する
1年次にコース選択をせず、美術の4大表現(油画・日本画・版画・彫刻)をすべて基礎から学べるカリキュラムを組んでいることにより、自分に合ったジャンルやめざしたい分野を発見できます。
2年次から選択したコースに分かれて専門性と表現を深めていきます。3年次以降は、学生一人ひとりにアトリエスペースが用意されます。十分な広さと開放感のあるアトリエスペースは、100号はもちろん、大規模な200号サイズに挑戦することが可能なため、思い描く表現を自由に実践できる環境です。4年間で自分の表現方法を見つけ、芸術活動の出発点を発見することが美術学科の教育目標。技術の上手下手ではなく、常に「何をどう表現するのか」を問いかける教育で、創造者としての強固な基盤を作ります。
【授業・講義】
2年次からコースに分かれて専門性と表現を深める
〔油画コース〕
平面・立体の両分野の表現技術を磨いた上で、具象、非具象(新しい素材や表現を取り入れた領域の絵画)の2分野から自らの表現技法を豊かにします。
〔日本画コース〕
絵画芸術共通の基礎力と平面・立体表現の基礎を修得し、日本固有の表現に対する考え方や構想の立て方、技法などを学びます。また、デッサンや写生を繰り返し、日本画固有の画材の扱い方も訓練します。
〔版画コース〕
版画の多様な表現技法を身につけるため2年生で木版、リトグラフ、銅版、シルクスクリーンなどの版種を体験します。3年生からは自分に合った版種を選び、オリジナリティのある作品制作に取り組みます。
〔彫刻コース〕
木彫、金属、塑造、さらに身近でさまざまな素材が表現の対象。代表的な表現法であるモデリング(塑造・鋳造)とカービング(木彫)を通じて自然界の物事をとらえる目を養い、デッサン力を身につけます。
デザイン学科
実践的な授業を展開し、社会で役立つデザインの本質を理解
7つのコースに分かれるのは2年次から。1年次にはすべてのコースの基礎を学び、自分にぴったりの専門分野を見つけられることで2年次から本当に自分がやりたい分野を極めていきます。
大学内にこもるのではなく、学外の実社会と「つながること」に力を入れているため、有名企業の商品開発やイベント企画など、企業や地域とのコラボレーションを活発に行っており、自らのアイディアを実社会で形にする難しさのなかでの達成感を味わうことができます。直近では、2025年の大阪・関西万博において、吉本興業株式会社がプロデュースする「WARAI WARAIプロジェクト」に学生も参画しています。
【授業・講義】
2年次から本当に自分がやりたい分野を極める
〔グラフィックデザインコース〕
広告や雑誌、パッケージなどのデザイン技法を学びます。
〔イラストレーションコース〕
ドローイング、ペインティング、シルクスクリーンなどイラストレーションに必要な技術を学びます。
〔デジタルメディアコース〕
各種先端メディアで、デザイナーの視点でその優れた表現方法や技術を学びます。
〔デジタルアーツコース〕
デジタルアートテクノロジーに主眼を置き、実践的な作品制作を通じてさまざまな表現方法とノウハウを習得します。
〔プロダクトデザインコース〕
日常生活に必要な製品を例に、商品の企画を想定してデザイン提案、開発、プレゼンテーションまでを実践的に学びます。
〔空間デザインコース〕
建築、インテリア、照明、ディスプレイなど、すべての空間デザインをトータルに習得します。
〔デザインプロデュースコース〕
デザイナーの視点で企画提案ができるプロデューサー、プランナー、クリエイティブディレクターを育成します。
工芸学科
幅広い分野の技法を身につける
1年次には、4コースすべての基本技法を徹底的に学び、基礎を身につけます。自分の興味のある分野以外の素材や技法を知っていることが、コース選択をした2年次以降の自分だけの表現方法の追究に大きなインスピレーションを与えます。特に本学では、伝統的なものづくりのチカラ(アナログ)と最新のデジタル表現の両方を兼ね備えたスキルの修得を重要視しているため、幅広い分野の技法を身につけることができます。
【授業・講義】
4コースに分かれ、自分なりの自由なアプローチで工芸の世界を探究
〔金属工芸コース〕
金属を溶かし鋳型に入れて成形する技法「鋳金」、金属に力を加えて成形する技法「鍛金」、主に鏨(たがね)という工具を使い金属を装飾する技法「彫金」など、自由に金属造形に挑みます。
〔陶芸コース〕
手びねりやロクロによる成形、石膏型による鋳込みの成形、さらに色化粧や上絵付・釉(うわぐすり)の研究、窯の焼成まで。経験豊富な陶芸作家のアドバイスのもと、土・火・水と対話し、自らを表現します。
〔ガラス工芸コース〕
ガラス工芸の基本である熔解作業、溶解窯での吹きガラス、サンドキャスト技法などのホットワーク、電気炉を使用してガラスを成形するキルンワークなど、ガラス素材の可能性を生かし、自由な創作活動を行います。
〔テキスタイル・染織コース〕
布の文化も探究し、染色技法や繊維素材を布へと展開する織技法、イメージをコンピュータで表現するテキスタイルデザインなど、伝統的な染織と最先端のテキスタイルの両方に触れ、独自の作品制作に挑みます。
写真学科
卓越した芸術的能力と幅広い社会的教養を持った「写真家」をめざす
本学科の特色は一人ひとりが4年後の姿を確実に見据えながら進めて行くエキスパート養成講座。銀塩写真とデジタル技術の両方の視点で「写真とは何か」を考えながら基礎技術と理論を身につけ、さらには高度な技術と専門知識を修得し、卓越した芸術的能力と幅広い社会的教養を持った「写真家」をめざします。
また、国家資格制度がスタートしたドローン撮影の即戦力をめざすカリキュラムが始動。作品制作においても、幅広い表現が可能になり、社会の多様な場面で活躍できる実践的なスキルが身につきます。
【授業・講義】
星々の絶景を映す先端技術に触れ、アート表現を深める
「特殊映像論」では、プラネタリウム界に革命をもたらした存在として知られる同学科客員教授の大平貴之先生が指導。投影機「MEGASTAR-II」で学内の施設「実験ドーム」に鮮明な星々を映し出し、星空の明るい光を再現する技法や、光学式で投影した美しい星と夜景のデジタル映像を融合させる技術などを学びます。
直径15mの半球型サラウンドシアター「実験ドーム」は、2022年に最新鋭の立体音響システムを備えて大規模リニューアルされ、より多彩な学びの場として生まれ変わったばかり。先進空間で最先端の技術に触れながら、自分だけの新しいアート表現を生み出すヒントを探ります。
建築学科
「居心地の良い空間とは何か」を重要視し、快適な環境を創造できる建築デザイナーをめざす
今、世界では「芸術系建築家」が求められていることから「芸術」と「工学」の両面からアプローチできるよう、建築の基礎知識・技能の修得に力を入れることはもちろん、1年次のカリキュラムから実習を重視。建築のプロとして活躍するうえで欠かせない応用力の育成に努めます。さらに、コンセプトに添って描いたスケッチを、具体化していくプロセスを通じて、アイディアを実現する建築設計技術を磨いていきます。
学内は世界的に著名な妹島和世先生が設計した“アートサイエンス学科棟”や、西洋のお城をモチーフにつくられた“キャラクター造形学科棟”など、インスピレーション溢れる空間になっています。
【授業・講義】
世界的な建築家が、学生のプレゼンを対面で講評
「建築界のノーベル賞」と言われるプリツカー賞を受賞した妹島和世先生が客員教授を務める建築学科。特別講義として、妹島先生が設計した30号館を舞台に、その新しい使い方を提案するデザインワークショップを開催。大学院生も含め学年を超えた混成チームが、家具・建築・ランドスケープの模型などを用いて、展示スペースの導入や建築と家具が融合したデザイン空間などのプレゼンテーションを実施。妹島先生をはじめ建築家の先生方から、丁寧な講評とアドバイスを受ける貴重な機会となりました。
映像学科
「見る・学ぶ・作る」を通して、映画制作のプロセスを学び、映像のプロフェッショナルをめざす
学内に用意されたプロ仕様の撮影所では、実際の現場に極めて近い環境のもと、豊富な制作活動のチャンスを用意。映像制作に必要な知識と技術を存分に磨き、カメラマン、監督、シナリオ作家など、自分の進みたいジャンルを見つけていきます。
モントリオール世界映画祭で最終優秀芸術貢献賞、日本アカデミー賞を受賞するなど、業界の著名人である教授陣から直接指導を受けられることから、第一線で活躍する卒業生を数多く輩出しています。
【授業・講義】
それぞれの分野の専門性を追究し、本格的な制作活動に取り組む
〔映画〕
映像撮影の基本となるカメラの構造と機能、フレームのフォーマットとカメラサイズ、レンズの特性、フィルムの種類と性格などについては、実際の撮影作業を体験し学びます。
〔映像〕
長短編ドラマをはじめ、ドキュメンタリー、表現映像、アートアニメーション、CMなどさまざまな作品づくりに挑戦し、自身の取り組みたいジャンルを発見します。“わかりやすい作品”づくりを意識した指導を行っています。
〔シナリオ〕
基本的シナリオ技術と手順を学び、10分作品から30分作品へと段階をふんで、企画書とシナリオ技術を身につけます。
〔映像学〕
古今東西の優れた映像に触れながら、次代の映像作品をプロデュースする各種ノウハウを修得します。
キャラクター造形学科
「キャラクターを創る・動かす・活かす」ための基礎的な知識・技術を修得
漫画・アニメーション・ゲーム・フィギュアアーツなど各分野の専門教育により、クリエイターとして活躍できる人材をめざします。まず魅力的なキャラクター創りに必要な「キャラクター原論」を学び、キャラクターに関する基礎知識を修得、その後、興味を持つ分野へと進みます。さらに、幅広く活躍できるクリエイターを視野に入れ、プロデュースの方法やマーケティングなど、あらゆる側面からキャラクターを活かすための知識や技術を修得します。
【授業・講義】
人気漫画雑誌の「出張編集部」でプロ編集者がアドバイス
プロの視点で学生の漫画作品をシビアに講評してもらえる「出張編集部」を年に4・5回開催しています。『週刊少年サンデー』『ウルトラジャンプ』『アフタヌーン』など名だたる漫画雑誌の現役編集者が来校。漫画コースの学生が持参したオリジナル作品に目を通し、マンツーマンで率直な感想や批評、アドバイスを行います。これをきっかけに担当編集者が付いて、デビューにつながったという先輩も多数。大きなチャンスをつかめる可能性がぐんと広がります。
文芸学科
文芸作品を創作する技法や発想力を養う
文学部とは異なり、文芸作品の創作そのものを行う学科です。芥川賞作家やアニメのシナリオなども手掛ける人気ライトノベル作家など、現役で活躍する小説家・作家から、小説を生み出す技法や発想法を学びます。
また、文学だけにとどまらず、映画・演劇から新聞・出版など、多彩な分野で活躍する指導陣がいることも、この学科の魅力。「ことばを読む・書く・考える」ことを徹底的に鍛え、「ことば」に関わるあらゆる領域を網羅するカリキュラムによって、創作(小説・詩・脚本)、ノンフィクション・文芸批評、出版・編集、翻訳・購読の各分野のスペシャリストとして必要な知識と実践力の修得を目標としています。
【授業・講義】
「ことば」に関わるスペシャリストとして必要な知識と実践力の修得
〔創作(小説・詩・脚本)〕
自分のテーマと切り口をしっかり確立させ、言葉を磨き、書く力を徹底的に育てます。
〔ノンフィクション・文芸批評〕
まずはものを見る独自の「視点」を養います。文芸から演劇、時事問題まで多様な分野への関心を深め、論じる力をつけます。
〔出版・編集〕
「何を伝えたいか、切り取りたいか」時代を見抜く感性と編集力を養い、出版・編集業界にとどまらない活躍をめざします。
〔翻訳・講読〕
海外文学や映画の魅力を発見し、歴史や地域性をふまえた言葉の持つ力を引き出します。
放送学科
多様化する現代のメディア産業で活躍できる人材を育てる4コース
〈先端メディアコミュニケーションコース〉
最新の機材を使って、映像表現にこだわった制作を学びます。CMのほか、YouTubeやTikTokなどSNSにも応じた表現や企画を学び、学生がすぐにでもクリエイターとして活躍できることをめざします。
〈制作コース〉
番組制作に必要な「企画力」「演出力」「技術力」、3つの力を修得し、企画から撮影・編集までの番組づくりを学びます。ハイビジョン中継車やスタジオなど、放送局に匹敵する機材を使用する実践的な実習も充実。
〈アナウンス音声表現コース〉
ニュース原稿の読み、リポート、ナレーションなど、「話す」ためのすべてを学びます。人気アナウンサーからも直接指導も受けられます。
〈声優コース〉
ハイジでおなじみの杉山佳寿子教授など、著名声優陣による直接指導で「表現力」と「人間力」を磨きます。年に1回、人気声優が数多く所属する「青二プロダクション」が来学し、オーディションが開催されます。合格者は同プロダクションの研究生としてプロへの第一歩を踏み出します。
【授業・講義】
憧れのステージで声を披露!声優たちが集うビッグイベント
声優コースの学生たちにとって、「声優学概論」は学びの集大成と言える晴れ舞台です。
2023年は兵庫県立芸術文化センターで開催。第1部では、創作パフォーマンスを交えた群読、映像・音楽や衣装選びにも趣向を凝らした朗読劇、実際に放送された人気アニメのアフレコ実習などによって、日頃の学びの成果を発揮しました。第2部は声優界で活躍しているスター教員や卒業生らによるシンポジウム。花形声優がパネリストを務めるトークセッションで大いに盛り上がり、「声」の魅力を堪能できるエンターテインメントなステージが展開されました。
芸術計画学科
めざすは、あらゆる分野の仕掛け人
ワクワク、ドキドキをプロデュースする人材の育成をめざします。プロデュースを学ぶには、何より実践が命と考えていることから、ラジオ放送局FM802の大規模音楽フェスの運営サポートや株式会社カプコンとeスポーツ大会の共同開催など、学内外のイベントが充実しており、プロデュース力を実践で学ぶ機会を数多く設けています。
【授業・講義】
生活や企業の課題を解決するプロデュース力をつける
〔アートプロデュース〕
絵画、彫刻、建築、文学など、芸術全般に関する深い知識を生かし、展覧会、博覧会、アートイベントをプロデュース。アートと人のしあわせな出会いの場を提供します。
〔イベントプロデュース〕
人気の音楽フェスをはじめ、スポーツイベント、町おこしのための地域イベントなど、さまざまなイベントプロデュースを行います。活躍の場は多岐にわたります。
舞台芸術学科
舞台企画から上演に至るプロセスを実体験し、舞台人として必要な知識や技術を学ぶ
役者、演出家、ミュージカル俳優、ダンサーなどの表舞台に立つ表現者と、舞台美術や音響効果、舞台照明などステージを支える専門家を育成する7つのコースで実践的なカリキュラムを構成。一つの作品をつくるために、演者のみならず、美術や照明、音響など7つのコースがチームとして連携し、舞台企画から上演に至るプロセスを実体験することで、舞台人として必要な知識や技術を学ぶことができます。
プロも驚くほどの本格的設備を備えた「芸術劇場」など、充実した施設・設備を日常的に使用できるため、よりホンモノに近い環境で学ぶことができます。
【授業・講義】
第一線の舞台人たちが指導!学外ホールで本格的な公演も
「劇団☆新感線」の演出家で舞台芸術学科教授のいのうえひでのり先生など、舞台の世界の第一人者たちが指導を行います。「特別公演」は、教員と外部スタッフ、そして演者だけでなく美術・照明・音響など各コースの学生が連携してつくりあげ、学外の有名ホールで上演する舞台。よりプロの現場に近い環境で、実践的な技術や知識を身につけながら、舞台人としての資質を養います。
2023年は、大阪と高松の2都市でシェークスピア原作「朝が来るまで 夏の夜の夢」を上演。
音楽学科
贅沢な施設、最先端の音、「音のプロ」をめざす環境がここにある
〈音楽・音響デザインコース〉
総合的な音楽の理解をベースにした音楽制作やプロデュースを主に作曲や電子音楽、レコーディング技術など工学の側面に触れながら学びます。音響の世界で人気の職種である「SR」「MA」につながる音響デザインとエンジニアリングをどちらも学べることから、時代をリードする音響デザインを学ぶことができます。
〈音楽教育コース〉
音楽教員をめざす人のために教職課程科目を含むカリキュラムを設定。教育現場で求められるさまざまなニーズに対応するための科目が数多く用意されています。教育者に必要な資質、能力を養うと共に、ピアノをはじめ声楽、管弦打などの楽器演奏と歌唱の技能を高めることをめざしています。
【授業・講義】
創作から演奏テクニック、教育・指導力の習得まで幅広いカリキュラム
音楽・音響デザインコース/「音楽・音響デザイン」の授業では、実際の音楽・音響・サウンドアートの現場で使用されているプログラミング・ソフトを利用して、音楽・音響デザインのさまざまな手法を習得。「レコーディング」の授業では、ホールやスタジオでの音響システム、機器の取り扱いを学びます。
音楽教育コース/「音楽教育学」で、合唱や唱歌による教育をはじめ、音楽教育の国内外の変遷を見ながら、これからのあり方を考えます。「音楽科指導法」の授業では、年間の指導計画、学習指導案づくり、評価法など、教育現場で必要な知識・技術を身につけます。
演奏学科
音楽ジャンルや専門性の枠を超えた学びで、自分の演奏表現を追究
音楽とさまざまな芸術ジャンルとのコラボレーションが生まれている時代背景を踏まえ、コースや学科の枠を超えた芸術に触れる機会を多く設けています。また、プロでもなかなか立てないフェスティバルホールやザ・シンフォニーホールなどが満席になる大舞台での演奏会など、発表の場が多いことも演奏学科の特徴。一人で演奏の技術を磨くだけでなく、他者とのアンサンブルを大切にする授業形態で音楽家としてのキャリア教育を図っています。
カリキュラムは各コースクラシック系とポピュラー系を融合させた科目構成にすることで、音楽ジャンルの枠を超えた幅広い学びが実現できる体制をとっています。多彩な芸術ジャンルからの刺激も多い環境で感性を高め、演奏家、教育者そして音楽の良き理解者として、社会で活躍できる人材の育成をめざしています。
【授業・講義】
複数都市の一流ホールでプロの音楽家と共演
「プロムナードコンサート」は、大阪芸大の夏の一大イベント。2022年は3年ぶりに有観客で開催され、大阪・名古屋・広島と3都市の有名ホールを巡演しました。大阪でのオーケストラコンサートは、クラシック音楽の殿堂「フェスティバルホール」が舞台。国内外で活躍する指揮者で演奏学科教授の大友直人先生をはじめ、ソリストや声楽家らプロの音楽家と学生たちが共演しました。
初等芸術教育学科
保育士、幼稚園教諭一種免許状、小学校教諭一種免許状の取得をめざす
保育・教育現場や施設での実践的な学びを重視しているため、1年次から現場での体験演習をスタートさせます。年間を通じての学内外での多彩なイベントにも参加することで、授業で学んだ内容を子どもたちとの触れ合いの中で実践し、確認することで、3年次から始まる教育実習に活かすことができます。また、さまざまな芸術領域の施設を使い、“絵”や“歌”など各領域の専門の先生から本格的に学べることも大きな魅力です。
【授業・講義】
幼稚園や小学校を訪れ、子どもたちの心に触れる
インターンシップ形式の実体験プログラム「こどもふれあい体験実習」は、実際に幼稚園や小学校を訪れ、ワークショップやアートを通して子どもたちと交流します。2年生の必須科目で、教育現場での学びを座学にフィードバックすることで、より学びが深まります。
アドミッションポリシー
〈求める学生像〉
芸術学部では「美を追究するマインド」「創造性と独創性」「社会創造・社会貢献へのマインド」「境界領域への開拓精神」を備えた人を求めます。
※各学科のアドミッションポリシーについては、「学生募集要項・入試ガイド2024」をご参照ください。
この学部のことを詳しくチェック
芸術学部の主な就職先
青二プロダクション、アマナ、カプコン、KCJ GROUP(キッザニア)、Cygames、サンテレビジョン、四季、セガ、大成建設、ダイハツ工業、大和ハウス工業、タカラトミー …ほか
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