もりのみやいりょう

森ノ宮医療大学

私立大学 大阪府

森ノ宮医療大学/医療技術学部の詳細情報

学科・定員・所在地

学科・定員

臨床検査学科(70名)
臨床工学科(60名)
診療放射線学科(80名)
鍼灸学科(鍼灸コース:40名、スポーツ特修コース:20名)

所在地

1~4年:大阪

※変更の場合もありますので、学校が発行している資料やホームページにてご確認ください。

医療技術学部の偏差値を見る

プロフィール

●医療現場を重視した技術指導で基礎力を身につける
●医療機関さながらの実習室で確かな技術を磨く
●最新の医療機器導入により学内で高い臨床力を養う

医療技術学部は、「臨床検査学科」「臨床工学科」「診療放射線学科」「鍼灸学科」の4学科を設置。臨床検査学科では、臨床検査の知識・技術の修得だけでなく、他大学でも設置が少ない「画像検査学」の科目を設置しており、画像診断方法も身につけることができます。臨床工学科は、「医療知識」と「工学知識」に加え、機器の「操作技術」の3要素を徹底的に学び、チームで協働できる人材を育成します。診療放射線学科は「基礎医学」教育を徹底して行い、放射線を用いた「診断」と「治療」に必要な知識・技術を身につけます。鍼灸学科は「鍼灸コース」と「スポーツ特修コース」を有し、現場経験豊富な学内教員や現場で活躍中の治療家も講師として迎え、実践に即した教育を行っています。

【学生数】

1142人(2023年5月1日現在)

【専任教員数】

66人(2023年5月1日現在)

【大学院】

保健医療学研究科/保健医療学専攻(修士課程)、医療科学専攻(博士後期課程)

臨床検査学科

【講義・学問分野】

臨床病態学、形態検査学、生化学特論、検査技術科学序論、生理機能検査学、医療安全管理学、画像検査学、輸血・移植検査学実習、遺伝子検査学、寄生虫検査学 など

臨床工学科

【講義・学問分野】

生命倫理学、医学英語、計測工学、人体の構造、医用工学、応用物理学、電気工学、システム制御工学、生体物性工学、医用機器学概論、人工呼吸装置学、血液浄化装置学、医用ロボット工学 など

診療放射線学科

【講義・学問分野】

放射線医学概論、医学英語、人体の構造、チーム医療見学実習、医療コミュニケーション、CT・MRI撮影技術学、画像解剖学演習、先進医学、医療情報学、医療安全管理学、臨床画像解析学、放射線物理学 など

鍼灸学科

【講義・学問分野】

基礎鍼実技/基礎灸実技、運動機能検査法、運動生理機能学演習、附属施術所応用実習、鍼灸総合演習、現代医学系鍼灸学、保健体育科教育法、教育実習 など

入学者・卒業者数

入学者数

282人
男女比
女子生徒数
168
男子生徒数
114
地元占有率
地元出身学生数
167
入学者総数
282

卒業者数

378人
就職者・進学者数内訳
就職者数
343
進学者数
5

学部の特色

医療現場を重視した技術指導で基礎力を身につける

手から手へ直接伝える技術指導

医療現場での経験が豊富な教員が多数在籍しており、教科書だけでは得ることのできない、実践に即した技術指導を行っています。

医療機関さながらの実習室で確かな技術を磨く

医療機関同等の各種実習室を完備

最先端の画像ファイリングシステムを導入した「生理学実習室」、臨床化学検査学、免疫検査学、病理検査学、血液検査学などを学ぶ「形態系・分析系実習室」、手術台や人工心肺装置などを配置し、手術室をリアルに再現した「手術シミュレーションエリア」など、最新の医療を学ぶための実習室を完備しています。

最新の医療機器導入により学内で高い臨床力を養う

西日本の大学で唯一「バーチャルリニアック」を導入

「ディスカッション顕微鏡」「超音波検査装置」「人工心肺装置」「X線CT装置」「オープン型MRI装置」「一般撮影装置」「移動型3次元X線透視診断装置」などのさまざまな医療機器を完備。さらに、西日本の大学で唯一、VRで放射線がん治療を学修できる「バーチャルリニアック」を導入しています。

学べること

臨床検査学科

超音波検査を通して画像診断の技術を学ぶ
高度化する医療に対応できる力を身につけ、良好なコミュニケーションを築ける臨床検査技師をめざす

臨床検査技師とは、患者さんから採取した血液や尿、組織細胞を調べたり、心電図や脳波、超音波検査などを行ったりして、医師の診断・治療に必要な科学的データの分析結果を提供する重要な役割を担う専門職です。
本学科では、医療の高度化に対応できる臨床検査の知識・技術を身につけることはもちろん、チーム医療の一員として必要な「協働する力」、データを適切に説明できる「コミュニケーション力」を養います。
専門科目では、他大学であまり学ぶことができない「画像検査学」の科目を設置。超音波検査、心電図検査、MRIなどに欠かせない画像診断方法を学び、複数の画像から疾患を判断することのできる臨床検査技師を養成します。さらに、最先端の医療技術を学ぶ「遺伝子検査学実習」などの科目を設け、新しい視点を学ぶと同時に、医療の進歩に貢献できるような研究マインドを養うことのできる環境です。
学内の実習室も最新の設備が整い、分析系実習室・生理学実習室・形態系実習室などそれぞれの領域に分かれて配置され、実践的な学びを後押しします。

【授業・講義】
さまざまな臨床検査の領域を段階的に身につける

●輸血・移植検査学
輸血・移植に必要な免疫学的な知識とその臨床的意義について学び、安全な輸血・移植のために必要な検査技術の修得を目標とします。

● IPW論
多学科共同で“チーム医療”について学ぶ科目。各学科の学生が集い「ケースカンファレンス(症例検討会)」というグループワークを行います。具体的な症例がテーマとして与えられ、その症例に対しどのような治療やケアが必要かをそれぞれの立場から検討します。多職種と連携した協議を通じて最適なアプローチ方法を考えます。

臨床工学科

医療機器のプロとして多様な機器を操作・保守
「医学」×「工学」で人命を守るスペシャリスト、臨床工学技士をめざす

臨床工学技士とは、医学の進歩につれて高度化する医療機器を医学的・工学的な知識をもって安全かつ的確に操作・管理する専門職です。医療の第一線で生命維持管理装置を操り、命をつなぐ重要な仕事を担当します。本学科では、人体の構造・機能や各種病態などを把握する「医学知識」、医療機器の原理・構造を理解する「工学知識」、そして医療機器を安全かつ適切に使用管理する「技術」の3要素をバランスよく学び、徹底した基礎力を身につけます。
また、基礎教育で得た「医学知識」と「工学知識」を融合した「生体工学」の視点(工学的な概念で生体を理解し、生命や病気のメカニズムを明らかにする能力)についても学びます。さらに高度で複雑な機器操作を修得するため、シミュレーターを用いた学びによって確実な実践力を養成します。
学内の実習室には、実際の医療現場で使われている最新の医療機器をそろえるだけでなく、実際の手術室を再現しているスペースがあります。医療機器は、人工心肺装置・人工呼吸器・人工透析装置などの各種機器をそろえ、十分な教育環境を整えています。

【授業・講義】
「医用ロボット工学」など先進科学技術を学ぶ

●機能評価分析学
「人体の中にある臓器」と「人工臓器」の機能的な違いや特性について学びます。例えば、血液浄化や体外循環で使用される人工腎臓・人工肺、埋め込み型の人工心臓などの機能を理解するとともに測定法を学び、得られたデータの分析・評価法を身につけます。

●医用ロボット工学
手術で活躍するロボットや人工心臓を駆動させる機器とその外部情報を読み取るセンサーなど、医療現場を支える高度な工学領域について学びます。また、医療における人工知能(AI)についても知識を深めます。

● IPW論
多学科共同で“チーム医療”について学ぶ科目。各学科の学生が集い「ケースカンファレンス(症例検討会)」というグループワークを行います。具体的な症例がテーマとして与えられ、その症例に対しどのような治療やケアが必要かをそれぞれの立場から検討します。多職種と連携した協議を通じて最適なアプローチ方法を考えます。

診療放射線学科

画像データを撮影・処理し、正確に評価する力を養う
「診断」と「治療」までを担う放射線診療のスペシャリスト、診療放射線技師をめざす

診療放射線技師とは、医師の指示の下に、X線CT、X線TV、PET、SPECT などの放射線機器で人体を撮影し、診断に必要な画像情報を提供する専門職です。また放射線を照射するがん治療も担当します。放射線を安全に管理し、高度医療を支える現代医療に欠かせない存在です。
本学科では、徹底した「基礎医学」教育により、診療に必要な人体の構造や機能について時間をかけてじっくりと学修。また目に見えない放射線を用いて撮影し、身体の中を画像化することは、患者さんの病気を特定する重要なデータになるため、画像は “誰が撮っても同じ” ではなく、撮影者の知識と技術がそのまま出ます。さらに画像を評価(読影)する能力も求められます。これらの技術を確実に身につけるため「画像検査」や「画像診断」について学ぶカリキュラムを数多く配置しています。
臨床実習では、通常定められている10週間の臨床実習に加えて、本学科ではさらに2週間の主体的な臨床実習を行うなど、放射線診療を行うために必要な知識と技術を総合的に身につけます。

【授業・講義】
先進科学技術系カリキュラムで高度医療を身につける

●先進医学
研究開発段階の最新医療機器や医療技術について研究開発者から話を聴き、読影補助に必要な画像検査の見識を広めます。

●先進画像解析学
これまで学んだ撮影技術学、臨床画像解析学、医用画像情報学、画像工学に関する知識や技術をさらに深めます。

●先進放射線治療学
最新の放射線治療技術を身につけると同時に、放射線治療分野における先進科学技術について学びます。

● IPW論
多学科共同で“チーム医療”について学ぶ科目。各学科の学生が集い「ケースカンファレンス(症例検討会)」というグループワークを行います。具体的な症例がテーマとして与えられ、その症例に対しどのような治療やケアが必要かをそれぞれの立場から検討します。多職種と連携した協議を通じて最適なアプローチ方法を考えます。

鍼灸学科

鍼灸技術はもちろん、科学的根拠に基づく知識を身につける
伝統医学に西洋医学の視点を取り入れ、ほかの医療者と連携し業界のリーダーとなるはり師・きゅう師をめざす

経穴(ツボ)を「はり」や「きゅう」で刺激して治療・予防する伝統医療を科学的根拠に基づく医療として探究。個々の患者さんにきめ細かく鍼灸治療法を選択し、指導できる鍼灸師を育成します。教員には、臨床経験豊富な学内の教員をはじめ、スポーツ鍼灸・小児鍼灸・レディース鍼灸・美容鍼灸などの分野で活躍する臨床家も迎え、実践に即した教育を行っています。臨床実習は大学附属の鍼灸治療院だけでなく、学外でも実施。現場の雰囲気を感じとることで、医療者としてのモラルや使命感を身につけます。また、スポーツ科学も学ぶことができるので、スポーツトレーナーをめざすこともできます。
スポーツ特修コースでは医療系国家資格であるはり師・きゅう師に加えて、中学校・高等学校教諭一種免許状(保健体育)のダブルライセンスもめざせます。

【授業・講義】
現場で生かせる臨床技能を学ぶ

●基礎鍼実技/基礎灸実技
「はり」「きゅう」の基本的な操作を身につけます。最初は、はり枕や施灸板、紙などで練習し、徐々に自分やクラスメイトの体に施術していきます。手技だけではなく、相手への思いやりや気遣いを学ぶことも重視しています。

●運動機能検査法
整形外科学領域を中心に、運動器疾患の検査法を修得。腰痛や手足のしびれ、膝の痛みからアスリート特有のスポーツ障害まで広く学ぶことで、適切な治療に結びつけられるように学修します。

●附属施術所基礎実習
本学の附属施術所で教員の指導の下、患者さんの案内、予備問診、予備診察、施術補助などを行い、見聞した症例や疾患について調べ、カンファレンスで発表し討議します。また、対話や観察を通して患者さんへの思いやりや気遣い、苦痛を理解し、医療者としてのモラルを身につけます。

問い合わせ先

【住所・電話番号】

〒559-8611 大阪市住之江区南港北1-26-16
入学広報センター TEL.(06)6616-6911

【URL】

https://www.morinomiya-u.ac.jp

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