神戸松蔭女子学院大学/先輩の学生生活体験記

高校時代は､オープンスクールのお手伝いをよくしていました｡少しでも高校の良い所を伝えられるように笑顔でお出迎えし､また来たいと思ってもらえるよう心がけていました。
特に､私が1番力を入れていたのは校内ツアーです｡どの場所にどのような教室があるのか､またどのような学びをしているのか､1人でも多くの人に興味を持ってもらえるように言葉を工夫しながらツアー案内をしていました。

また、定期テスト2週間前には放課後残って最終下校時刻まで勉強し、得意教科である国語や社会系に力を入れていました｡国語はテスト範囲の教科書を読み込んだり､授業中に板書した大事なところを読み返したりしていました｡社会系の暗記類は､まず単語とその意味を紐付け出来るように、自分なりに分かりやすくまとめ直して覚えていました。
数学､科学､生物は苦手な教科だったので､自分で問題を解いてみて分からないところは先生に聞きに行き、先生から問題を出していただいて解いてみるのも効果的でした。

受験は指定校推薦でした。高校1年生からの頑張りがあったおかげで校内選考も突破でき､面接練習も担当の先生にしっかり見てもらったおかげで合格できました。

大学では人間科学部都市生活学科(*2025年人間科学科に名称変更予定) という学科に入りました｡中学・高校でやってきた家庭科の学びを活かしながら､服の繊維のことや､調理実習､消費行動､社会共生の事など様々なことを学んでいます。

特に面白いと思ったのは、2年次前期に受講した「消費生活論」という授業です｡名前からすると難しく捉えてしまうかもしれませんが､生涯かかるお金がどれだけいるのかを計算してみたり､今話題の積立NISAなどの投資のことや､ライフプランを自分で考えていくらお金がかかるのかといった将来に使えるようなことを勉強したりしました。
これを受けたことによって､人々の消費行動が見えてくるのでとても面白かったです。

神戸松蔭は､学びのための手厚いサポートがあります｡自習室や図書館などが綺麗に整備された集中できる環境で、図書館は約40万冊以上の蔵書があり､新しい世界に触れられる場所です。
資格サポートオフィスでは､秘書検定など自分がとりたいと思う様々な資格や検定の講座を受けて、受験に臨むことができます｡取得した資格は就活の際にも役立つのでとても便利な施設です。
そのほか､授業で使用する調理実習室はとても広く器具も多く取揃っており､和洋中全てのお料理が作れるようになっています｡試食室で自分たちが作った料理を食べてレポートを作成しました。
また、私は大学に入ってから学生広報スタッフKSSとCafeリースヒェンというボランティアグループに所属しています｡大学公認の団体で、活動内容を就活でのPRで話せる、というメリットもあります。自分が歩んでいく先に何か一つプラスにできる活動が多彩にあることも、神戸松蔭の魅力のひとつです。
また､学食のメニューが豊富でどれも美味しいものばかりです｡季節限定メニューや､期間限定メニューなどもあり､友達とそれを食べるのがひとつの楽しみでもあります。

まずは自分がやりたいと思ったことにフォーカスを当てて大学選びをするのが1番いいと思います｡自分が何を好きなのか､何に没頭出来るのかそれを改めて洗い出してみて、この大学なら続けられそうという大学をピックアップして実際に足を運び、模擬授業､キャンパスツアーなどに参加してみて､自分の感覚を信じて大学を決めるといいと思います。
自分で確かめ経験していくことがこの先の進路を分けていくので、これを学びたいからここに行く!という強い意志を持って行動していくことで結果はついてきます!
もし好きなこと､没頭出来るものが無いという場合も焦ることはありません｡無理に見つけようとするとしんどくなってしまうので､ゆっくり探して､みつけたら思い切ってチャレンジしてみるのもひとつの経験です。
そしてそこから大学選びに繋がるようなことがきっと出てくるので恐れなくて大丈夫です。
辛い時は辛い､苦しい時は苦しいと正直に自分の気持ちに向き合ってあげてください｡皆頑張ってるからと背負い込み過ぎると、心が疲れてしまって今まで積み上げてきたものが崩れてしまうこともあるので、適度に休みながら頑張ってください!