てんり

天理大学

私立大学 奈良県

天理大学/私のイチオシ

国の登録有形文化財に指定されている「天理図書館」がオススメ!

顔写真
国際学部 外国語学科 野中モニカ先生

※掲載内容は取材時のものです

コレ知ってる?

私はブラジルポルトガル語を専門にしているのですが、実は漫画を読むのも好きで、最近、戦国武将の織田信長をテーマにしたある漫画を読みました。その中で料理人である主人公が「パン(漫画ではよりポルトガル語に近い『パオン』とありました)」を作ったのですが、ここで出てくるとは、と楽しい衝撃でした。
確かに「パン」はポルトガル人から日本に伝わっており、時期的にも戦国時代だったでしょうし、新しいものを好んだと言われる織田信長も当時のパンを食べたことでしょう。そういえば、徳川家康はポルトガル人から伝わった「てんぷら」も食べていたとも言われますよね。食文化だけではなく、もしかするとポルトガル語も少し学んでいたのではないかと考えると、歴史上の彼らにぐっと親近感が増しました。
皆さんも今後、パンやてんぷらを食べる時、それがポルトガル語だということをぜひ思い出してください。(かなり昔から)日常的に世界とつながっていたと考えると、これからさまざまな外国語やその国々の文化が、より楽しく学べると思いますよ。

この学問のココが面白い!

最近、全国でインバウンド(外国人の日本旅行)が激増しているということをよく聞きます。観光客は短期滞在で帰りますが、日本には数多くの外国人も住んでいます。2023年6月末時点の数字ですが、194か国・地域出身の322万人以上の外国人が在留しているため、身近に外国人を見かけることもよくあるのではないでしょうか。今や外国語は、外国に行くためだけではなく、日本国内で外国人とコミュニケーションを図るためにも重要です。
在日外国人数が多い順に中国、ベトナム、韓国、フィリピン、ブラジルとなっているので、ブラジルポルトガル語は日本で5番目に多い、約20万人強の話者人口を持つ外国語です。また、日本人の海外移住の歴史から、現在ブラジルは、海外で最大の日系社会(約200万人)を持っているため、ブラジルと日本の関係性がとても深いことがわかります。
サッカーやカーニバル、アマゾンだけではないブラジルを知ることで、日本のことも見つめ直すきっかけになればうれしいです。

キャンパスのお気に入りスポット

私の研究室は、研究棟の4階にあり、ブラインドカーテンを開けると窓から天理図書館が見えます。私が2015年に着任した時からのお気に入りの景色です。
天理図書館は国の登録有形文化財に指定されている、西欧的な雰囲気のとてもステキな図書館です。国宝や重要文化財も多く所蔵している重要な学びの施設なのですが、海外からのお客さまをお連れすると「外観だけではなく中の雰囲気もすばらしい!」ととても喜ばれます。
私はよく図書館周辺に足を運んでいますが、中でもオススメなのは、秋の銀杏並木の美しさを楽しめる、天理図書館までの正面通りの散策です。オープンキャンパスで天理大学を訪れた際は、ここならではの景観美も、ぜひ楽しんでもらえたらと思います。

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