天理大学/志望理由
ポテンシャルに満ちたロシア語を深く学び、人生に役立てる!
※掲載内容は取材時のものです
興味をもったきっかけ
小学生時代、学校の図書館でチンギス・ハーンの伝記を読んだ時、私の中にモンゴルをはじめとする中央アジア、ユーラシアの草原の民の世界への強い関心が生まれました。その興味は中学、高校と年を経るとともに、ロシアや東欧といった、かつてのモンゴル帝国の領域、旧ソ連、いわゆる東側諸国の領域の文化や言語、歴史への関心へと広がっていきました。
そして高校3年生でいよいよ進路を決める際に、長年憧れを抱いてきたモンゴル、中央アジア、東欧で広く使われている、東欧諸言語と発音や単語面で類似性を持ち、加えてモンゴル語や中央アジア諸言語の表記に用いられているものとほぼ同じ「キリル文字(ロシア・アルファベット)」を使うロシア語を学ぼうと決意しました。
この大学を選んだ理由
小学校6年生の時、天理大学から教育実習に来ていた先生と中央アジアや東欧の歴史について話していたところ、その先生から「山口くんも天理大学に来たらええよ、君の好きなことが勉強できるで」と言われ、その時から私の中で、天理大学が憧れの存在となりました。
高校生になり本格的に進学先を考え始めたとき、改めて天理大学に関する情報を調べたところ、そこが私の理想とする学習環境だとわかり、進学を決意しました。
実際に入学して、天理大学は、先生方が学生の興味や自主性を尊重し、学生が願う方向に進むことを全力で支援してくださる、私の想像以上に素晴らしい空間であることがわかりました。留学先や就職先の多様さ、多方面での学生たちの活躍ぶりが、そのことを物語っていると思います。
社会との関わり
2022年2月、ロシア・ウクライナ戦争が始まり、私が同年夏以降に予定していたロシアへの留学も中止となりました。
そんな暗い情勢の中、天理大学はウクライナからの避難民の学生の受け入れを決定し、私を含むロシア語専攻の学生数人が、彼女らのサポートを行うことになりました。「中央アジアや東欧に行きたいから」という、単純な動機で選んだロシア語でしたが、彼女らの日本語学習や生活の支援、講演会の手伝いなどを続ける中で、「知識が人を助けることもあるのだ」と強く実感しました。
ロシア語は、東欧や中央アジアなど、用いられているエリアが非常に広い言語ですが、日本人にとってあまり馴染みがないので、逆にたくさんのポテンシャルを有していると言えます。そのためロシア語を学習することは、国家的規模で見ても、個人の経験として考えても、非常に有意義だと考えています。
ロシア語圏に限らず、天理大学には世界中からの留学生が集い、留学先も豊富にあります。そしてその分だけ、社会で活躍できる多彩な道が拓かれていると思います。