岡山理科大学/私のイチオシ
地元・種子島で身近な存在であったロケットがモノづくりへの関心に
※掲載内容は取材時のものです
夢中になったきっかけ
私はロケットセンターのある種子島で育ち、身近にある「ロケット」に魅了されたことが機械システム工学科に進学したきっかけです。ロケット技術だけでなく、日常生活に役立つモノづくりにも興味があったことから、この学科の多岐にわたるカリキュラムに惹かれました。このほかにも、さまざまな分野を学ぶことができる環境にも魅力を感じています。現在は研究室で、シミュレーションを利用して麺生地を混錬する機械の改良に取り組んでいます。
この学問のココがおもしろい
機械システム工学科の学びは、材料力学や熱、流体力学の機械工学だけではありません。制御工学やシミュレーションなど複合的な要素が統合され、システム全体を理解するための広範な知識を得ることができます。数学や物理学が現実問題に直結し、製品の設計や制御、最先端の技術開発にどのように活用されるかを実感できます。現在研究で使用しているシミュレーションでも、計算方法や機械設計、麺生地を表現する材料試験の知識が必要になります。このように、身に付けた知識やスキルが異なる分野で交わり、連携するところに面白さを感じています。
キャンパスのお気に入りスポット
岡山理科大学には、CNC旋盤や溶接、レーザー加工ができる「サイエンスドリームラボ(工作センター)」があり、私のお気に入りスポットです。ここはモノづくりの機能が集結する実習施設で、授業や研究活動に活用されています。熟練の技能を持つ専門の技術スタッフと専任教員によって、実践的な工作技術の指導を受けることができます。今まで機械に触れていなかった人でも、安心して加工技術を身に付けることができます。