岡山理科大学/先輩の学生生活体験記
夢や目標が不明瞭でも今やれることを全力で取り組んで

工学部 情報工学科 4年生
古橋 颯太さん
静岡県立浜松大平台高等学校 卒業
※学年は取材時点のものです
高校時代の様子
高校時代はボート部に所属し、部長を務めました。チーム全体の状況を把握し、最適な行動を取ることを意識しながら協力しました。厳しい練習の日々もあり、部員同士の仲は良く、有意義な3年間となりました。
また、勉強では基礎固めと復習を心掛けていました。応用問題は基礎の集合であることが多く、流れを理解することが鍵になります。また、新しく学んだことはその日の内に復習することで、記憶の定着を早めていました。
大学で頑張っている「学び」
3年次からは、より実践的な知識・技術を修得するため、計算機システム工学研究室に所属して「ビットシリアル演算器を用いたデジタルフィルター回路の低消費電力化」の研究に従事しています。本研究は、補聴器等に内蔵されている音声信号処理用チップを対象として、単一の1ビット加算器のみを用いて逐次的に演算を行うことにより、小面積かつ低消費電力なチップの実現を図るものです。現在私は、4年次中の学会発表を目指して、演算順序の最適化とそれに基づいた回路演算の設計に取り組んでいます。
後輩へのアドバイス
将来、やりたいことや夢はありますか。きっと多くの方が、夢を明確にせず勉強に取り組んでいると思います。ですが、それで問題ありません。やりたいことがなければ、今やれることを全力で取り組んでください。また、好奇心も大事です。私は大成を些細な興味の集合と捉えています。夢や目標がなくとも、好奇心を捨てない限り、無限に道は拓かれます。好奇心は努力に勝るとも劣りません。