九州看護福祉大学/卒業後の進路
災害看護専門看護師として被災者のこころのケアも実践していく
※掲載内容は取材時のものです
どのように考えてキャリアを選んだか
小学校6年生の時に九州北部豪雨災害で被災した際、地元の人たちに対して、精神的支援も含めた救援活動を一生懸命遂行していた赤十字医療従事者の姿に憧れを抱いたことが、医療従事者をめざすきっかけとなりました。
災害現場に出向き、医療提供による救命活動のみならず、被災者のこころのケアも実践していく看護師の役割を果たすため、災害看護に携わることを目標としています。
大学では手厚い就職支援体制が整備されており、教員、学内の就職支援室及び外部(ハローワーク等)のサービスも活用して就職活動を行うことができました。
キャリア選択のポイント
大学4年間の講義や演習を通した知識及び技術の向上に加え、臨床現場での実習により看護師を志す者として大きく成長したことを実感しています。
就職においては、自身の看護観が形成されていく中で、特に熊本赤十字病院の組織力、病院理念や理念に沿った職員の看護観、自己研鑽に努める姿勢、さらには病院としての雰囲気を実際に感じたこと等を踏まえて最終的な志望先として決定しました。
災害看護に携わりたいという目標があり、県の災害医療の中心である基幹災害拠点病院の指定を受けていることも志望理由の一つです。
今後の夢・目標
赤十字社は「人の命を尊重し、苦しみの中にいる者は、敵味方の区別なく救う」ことを目的として活動しており、国内のみならず世界中で活動している組織です。目標にしている災害看護に携わるためにも、高いスキルをもつ災害看護専門看護師をめざして実績と経験を積み、いずれは赤十字の強みでもある幅広いネットワークを活かした活動に貢献したいと考えています。
特に、発展途上国において、ノウハウを活用しながら世界における健康格差の是正にむけた医療保健福祉に関わる活動を行うことを志しています。