先輩たちはどう決めた?学問研究のススメ(体験談編)

オープンキャンパス、チェックしたい大学はもう決まっているかな?もしまだなら、まずは興味のある学問を探してみよう。「これを学びたい!」と思う学問が決まると、大学選びがずっとスムーズに進むはず。今回は先輩たちが大学で学ぶ学問をどのように決めたのか、体験談を紹介しよう。

就きたい職業から学問を決めた先輩

私が育ったのは、自然が豊かな地域。身近な自然を大切だと思う気持ちは小さいころからあって、高校に進学してからは「環境問題を解決できる仕事に就きたい」と思うようになりました。学ぶ学問も夢に合わせて、環境保護にかかわる技術が学べるものを選択。学問研究を進めるうちに、農学部なら植物の持つ力を研究できると知り、志望を固めました。

好きな教科・科目から学問を決めた先輩

私は高2のころまで、大学に進んで何を学ぶか、まったく決めていませんでした。高3に進級しても状況は変わらなかったのですが、化学の授業が実験中心になってから、だんだんと化学への興味が強くなっていきました。自分の手を動かして、新しいモノをつくり出すことがとても楽しかったからです。次第に大学でも化学を学びたいと考えるようになり、理学部へ進学しようと決めました。

名前だけで決めてしまい後悔している先輩…

私は学ぶ学問を決めるとき、名前のイメージからなんとなくおもしろそうだと思った心理学を選びました。無事大学には合格したものの、入学してからがむしろ大変で…。文系の学科ですが、データの分析に数学を使う必要があり、数学が苦手な私はとても苦労しています。イメージしていた内容と実際に学ぶ内容は異なることがありますから、後悔しないように、どんな内容を学ぶのか必ず確認してください。

やりたいことを深く考えず後悔している先輩…

私は高校生のころ、ぼんやりと「地球科学を学びたいな」としか考えていませんでした。進学した学科では確かに地球科学を学べているのですが、思っていた内容と少し違いました。同じ地球科学でも、大学によって学べる内容は異なるのだと今になって気づき、後悔しています。ホームページやパンフレットを参考に、大学ごとに「何ができて、何ができないのか」をしっかり見比べておくべきでした。

就きたい職業から考えた先輩も、好きな教科・科目から考えた先輩も、興味のあることをもっと深く学びたいと思って学問を決めている。普段どんなことに関心を持っているか、改めて振り返ってみると、自分に合った学問を見つけやすい。志望校決定に向けて、さっそく学問について考えてみよう!

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