応援だけがチアじゃない!注目の大学チアリーディング部

チアリーディング部の応援は、大学スポーツの試合を盛り上げるために欠かせない存在だ。一方、近年は応援だけにとどまらず、アクロバティックな技を披露する競技大会も活発に行われている。特に有名な大会が、中学、高校、大学、社会人、各団体の日本一を決める「JAPAN CUP」。今回はチアリーディングのスポーツ性に注目して、この大会の常連校を紹介しよう。
男女混成の力強い演技で魅了!日本文理大「BRAVES」
日本文理大BRAVESは、数多くの日本代表選手を世に送り出してきた九州の名門校。国内では数少ない男女混成のチームで、男子が演技に加わることを生かしたダイナミックで華麗な動きを得意としている。
JAPAN CUPでは過去に4連覇した記録を持ち、2022年度は準優勝を果たした。また競技大会だけでなく、地域のイベントにも積極的に参加し、演技を披露していてる。
全国初の三冠王!梅花女子大「ALL RAIDERS」
大学のチアリーディングにはJAPAN CUPのほかに、選抜大会、学生選手権という全国大会がある。これら3つの大会を初めて完全制覇したのが梅花女子大ALL RAIDERSだ。世界選手権での優勝経験もある。
梅花女子大は、演技や身体表現の教育に力を入れていて、全学科の学生がバレエ、ダンス、メディカルヨガなどの授業を受けられる。そうした風土があるために、ALL RAIDERSにも優れた人材が集まりやすいのかもしれない。
近年、大躍進!帝京大「バッファローズ」
2001年に創部されてから、着々と実力を伸ばしている注目校。全国大会ではトップレベルの実力を持ち、2022年度に続き2023年度も、JAPAN CUPと学生選手権でW優勝という快挙を成し遂げた。大学の指定強化クラブとして手厚い支援を受けていることが、急激なレベルアップにつながったようだ。
興味があれば、「イヤーブック」というBUFFALOSの活動を紹介するパンフレット(ホームページに掲載あり)を読んでみよう。選手へのインタビューなどが載っていて、読み物としても面白い。
まだほかにも!今後の活躍に注目したい大学
青山学院大「REESES」
2021年度の学生選手権では、自由演技競技部門で第4位に。大会以外でも、ほかの体育会や箱根駅伝での応援、企業から依頼されて出張演技を行うことがあるなど、活動の幅が広い。
同志社大「CHEERING ANGELS」
大学応援団に所属しているチアリーダー部。応援団員、吹奏楽部員と一緒に行う応援を中心に活動しているが、競技大会での成績も優れている。
環太平洋大「WARRIORS」
2016年にチアリーディング部創部と歴史は浅いが、めきめきと頭角を現し、2020年度JAPAN CUPでは3位、2021年度学生選手権では総合優勝と快進撃を見せている。
チアリーディングは、選手の応援だけでなく、観客も楽しませてくれる。競技大会はもちろん、大学スポーツの応援でもさまざまな技を見られるので、好きなスポーツの観戦時に注目してみよう。