奈良女子大学/理学部の詳細情報

長年培ってきた理学教育の伝統を継承するとともに、新しい教育方法を積極的に取り入れ、基礎的内容から専門分野まで、系統的で実践的な教育を実施。自然に対する深い洞察力と的確な判断力を備え、大学・教育機関、公的機関、企業などで活躍できる人材を育成します。各学科で理学の本質を学び、活発な研究活動を経験することによって、科学の素養を備え、グローバルな視点からさまざまな課題に挑戦できる能力を身に付けます。
数物科学科は、「数学コース」「物理学コース」「数物連携コース」の3コースを設置しています。数学と物理学、情報科学を専門とする教員のもと、多様な方法論を習得。課題発見や問題解決能力を備えた次世代理系リーダーを育成します。
化学生物環境学科は、「化学コース」「生物科学コース」「環境科学コース」の3コースを設置しています。化学・生物科学・環境科学をひとつに融合し、物質や生命とそれらをとりまく地球環境を総合的に捉えた教育により、広い視野で自然科学を理解。多様な分野で自ら課題を発見し、その解決に取り組める理系女性人材を育成します。

それぞれの専門分野を学ぶための基礎学習として、さまざまな全学共通教養教育科目（外国語科目、保健体育科目、情報処理科目などの基礎科目群と教養科目群）やキャリア教育科目および学部・学科共通科目を設置。大学生としての教養を身に付けるとともに、これまで学習してきた理系の内容を中心に学びます。各コース科目の講義や実験・実習・演習を通して、少人数で行う卒業研究等に無理なく移行できるよう配慮されています。このようなカリキュラムにより科学的思考力、実験技術、語学力、表現力などを身に付けることができます。
卒業後の進路は、IT・電機・化学・食品・医薬品・資源エネルギー関連企業や環境・報道・出版企業、教員、公務員など多岐にわたります。

本学は、2020年度の就職率※が数物科学科96.2%、化学生物環境学科95%と国内の全大学の理学部の中で就職率がトップクラスです。また、毎年5割以上の大学院進学率を誇っています。このように、社会で即戦力となる学生や、進学して女性専門職に就く学生を育てることが、本学の特長のひとつです。
※就職率＝就職者÷就職希望者

• 理学部の入試情報 （入試科目・入試日程）
• 理学部の倍率・合格最低点・合格平均点
• この大学に通っている大学生の声
• 理学部の偏差値・入試難易度

【授業・講義】
数学の法則の普遍化と展開を学ぶ

複雑な事柄から普遍的な法則を引き出し、また簡単な原理から理論を展開し深化させます。

【授業・講義】
多様な現象と法則を究める

素粒子から宇宙、金属や半導体から生命を形作る物質まで、多様な現象と法則を究めます。

【授業・講義】
数学と物理学のバランスのとれた教育

数学と物理のバランスのとれた教育を基礎とし、さらに計算機プログラミングのスキルを身に付けます。

【授業・講義】
物質の性質と変化を分子レベルで追究

新規物質の探索とコンピュータを用いた理論計算により、物質の性質と変化を分子レベルで追究します。

【授業・講義】
生命のあり方を総合的に探究

微生物の遺伝子・ゲノムから高等動植物の生態・進化まで、生命のあり方を総合的に探究します。

【授業・講義】
地球環境に関わるさまざまな現象を学ぶ

地球環境に関わるさまざまな現象を学び、モデル化、計算機シミュレーション等により解明していきます。

【教育理念】
現代では社会の様々な分野で自然科学の知識と視野を持つ人材が必要とされています。この社会からのニーズに応じ、理学部では、数学を含む自然科学の各分野の基礎と専門的知識の教育を行い、さらに研究活動への参加を通じて、科学的な思考力、自ら考え、自ら問題に取り組む能力を修得させます。理学部は、自然科学の素養と知識を生かしながら、現代社会の各分野で諸課題にリーダーシップを持って主体的に貢献できる女子を育成することを目標としています。

【求める学生像】
上記の教育理念にもとづき、理学部は次のような資質および意欲をもつ学生を求めます。
（1）自然科学の各分野における種々の事象に興味を持ち、学修と探究に意欲を持つ人
（2）高等学校等の各科目の基礎学力を持ち、論理的・科学的思考の基盤になる数学と理科を理解している人
（3）自然科学の素養を生かしながら、社会の各分野で積極的に貢献しようとする意欲を持つ人

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