佐賀大学/農学部の詳細情報
学科・定員・所在地
学科・定員
生物資源科学科(学科計145名)
生物資源科学科/生物科学コース
生物資源科学科/食資源環境科学コース
生物資源科学科/生命機能科学コース
生物資源科学科/国際・地域マネジメントコース
所在地
1~4年:佐賀
※変更の場合もありますので、学校が発行している資料やホームページにてご確認ください。
農学部の偏差値を見るプロフィール
●1年次に各専門科目の基礎を学びながら自分の希望コースをじっくり選択
●充実した食農キャリア教育で、国際的視野で将来ビジョンを設計
●佐賀県を代表する「ノリ」「大豆」や「米」を研究する農水圏プロジェクト
農学部は「地域創生の中核となる人材」を育成するため2019年度にこれまでの3学科を1学科として、4つの専門コースを設置しました。
入学志願者が大学入学後に幅広い分野の大学教育に触れながら自らの適性や関心などに基づき出口を意識したコースを選択できる仕組みを導入し、1年次には学部共通の基礎教育を実施し、学生の基礎学力を養います。2年次からは、専門的な知識、技術を修得するコースによる専門教育を実施します。
さらに、農業ICT学やアグリキャリアデザインなどの新たな授業科目を取り入れ、企業家精神や経営感覚に優れ、地域のリーダーとして活躍できる創造性豊かな専門職業人の育成をめざします。
【キャンパス】
本庄キャンパス
【学生数】
611名(2023年5月1日現在)
【専任教員数】
45名(2023年5月1日現在)
【大学院】
農学研究科
生物資源科学科
【講義・学問分野】
1年次は学科全体の基礎を学び、2年次より4つの専門コースに配属。
生物資源科学科/生物科学コース
【講義・学問分野】
(主な研究トピックス)
米・ダイズ・ミカン・佐賀牛などの新品種開発、根粒菌や菌根菌の農業活用、環境保全農業、植物病原菌ウイルス・害虫類の生理生態解明 など
生物資源科学科/食資源環境科学コース
【講義・学問分野】
(主な研究トピックス)
AI・IoT、ドローン農業、有明海の環境と生物、漁業の再生、諫早干拓、農地整備、灌漑施設、植物工場、農業機械、環境汚染物質 など
生物資源科学科/生命機能科学コース
【講義・学問分野】
生命機能科学コース
(主な研究トピックス)
抗メタボ・健康機能性食品の開発、医薬成分の探索、食品の安全性、藻類バイオマスの利用、有明海海苔の食品開発、化粧品成分の探索 など
生物資源科学科/国際・地域マネジメントコース
【講義・学問分野】
(主な研究トピックス)
地域創生、地域産業の振興、農業経営、ビジネス戦略、国際・国内農産物流通、6次産業化、アジア・アフリカ産業・生活・保健分野の支援 など
入学者・卒業者数
入学者数
146人- 女子生徒数
- 99人
- 男子生徒数
- 47人
- 地元出身学生数
- 29人
- 入学者総数
- 146人
卒業者数
149人- 就職者数
- 94人
- 進学者数
- 44人
学部の特色
1年次に各専門科目の基礎を学びながら自分の希望コースをじっくり選択
農学部には「食料」や「生命」「環境」「情報」「エネルギー」および「地域社会」など、それぞれ特色が異るさまざまな研究分野があります。そこで、まず1年次に農学の基礎科目である生物学、物理学、化学を必修とし、深い専門性を身に付ける素地を構築。共通科目で農学に関する基礎知識を幅広く十分に修得したうえで、2年次の専門コース選択へと進みます。
充実した食農キャリア教育で、国際的視野で将来ビジョンを設計
◎ビジネスとしての農業を基礎から学ぶ食農基礎技術マスタリー特別教育プログラム
農業生産の効率化や高付加価値化などを目指す「農業ICT学」や、幅広く農業に関わる職業を知る「アグリキャリアデザイン」などの授業科目をはじめ、地元の農業経営や企業等との産学連携を通じた食と農に関する専門教育に積極的に取り組んでいます。時代の変化と共に変わっていく農業ビジネスを身近に感じ、広い視野を持つことで将来のキャリアデザインを支援します。
◎国際社会でも広く活躍できる人材を育成(国際・地域マネジメントコース)
【アジアフィールドワーク】
地域社会における人々の生活・生業・環境・健康問題をグローバルな視野で考察する基礎力を養うため、アジア各国の農山漁村でフィールドワークを行います。現場での調査活動や現地の学生らとのディスカッションなどを通じて、持続可能な社会のあり方について考えます。
【国際・地域インターンシップ】
外国語でのコミュニケーション能力の強化と、地域社会の人々との協働に重点を置いた国内外でのインターンシップを実施します。地域のさまざまな企業や団体、開発の現場で通用する応用力と実践力を身に付けます。
佐賀県を代表する「ノリ」「大豆」や「米」を研究する農水圏プロジェクト
佐賀県域の農水圏生物生産や利用技術等をより高度にしていくための試みが、農水圏ブロジェクト事業で
す。さまざまな問題を抱える地域の農・水産業の課題解決発展を図ることを目的としています。佐賀県の主力
農産物のひとつである米や大豆についての研究を進め、佐賀大学発の農産物ブランド化戦略を行っているほか、水産学では水産物の高品質・安定生産を目指して、ノリや二枚貝等の遺伝子解析や代謝解析を実施。
佐賀県のノリを中心とした水産業を振興するため、ノリ研究に特化した人材の育成・輩出も行っています。佐賀県が誇る農水産物をさまざまな角度から研究することで、地域の発展に寄与します。
◎「米」や「大豆」の品種改良の取り組み。自分たちでオリジナル品種の開発も
多様化する消費者ニーズに対応するために、米や大豆などのオリジナル品種の育成を目指して、学生自ら育種技術の開発や栽培技術の開発に取り組みます。附属アグリ創生教育研究センターで、実際にフィールド研究や遺伝子解析を応用した先端的な研究を行うことで、実戦的な力も身に付けることができます。
◎広いフィールドから最新鋭の植物工場まで完備
土の感触を確かめ、動物とじかに触れ合うことができる「附属アグリ創生教育研究センター」をはじめ、2019年にはIOTを駆使した先進農業の研究開発に取り組める最新鋭の太陽光型植物工場を本庄キャンパスに開設。農業とは何か、ということに実際に取り組みながら触れていくことで、農業の未来を担うための実力を養います。
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学べること
生物資源科学科/生物科学コース
生物資源の開発と応用に関する教育研究を行い、地域の新産業の育成にも貢献
地域の特色ある生物資源を活用した、新規農産物や新品種の開発、効率的な生産技術の開発など、生物資源の開発と応用に関する教育研究を行うことによって、地域の新産業の育成にも貢献します。
生物資源科学科/食資源環境科学コース
農業の技術革新を地方から先導し、地域の農業基盤を支える
地球規模の課題ともなっている環境保全やエネルギー開発をはじめ、農業生産システムに関する先端技術の開発を行うことで、農業の技術革新を地方から先導し、地域の農業基盤を支えます。
生物資源科学科/生命機能科学コース
食品、医療・化粧品、環境などの分野で科学技術の発展を推進する能力を備えた人材を育成
実験を重視したカリキュラムにより、食品、医療・化粧品、環境などの分野における科学技術の発展を推進する能力を備えた人材を育成し、地域生物資源の活用に関する研究にも貢献します。
生物資源科学科/国際・地域マネジメントコース
地域資源や環境の保全など、国際的な課題の教育研究を行う
農業ビジネス戦略や地域経済の振興につながる他産業との連携の構築、健康で豊かなくらしの基盤となる地域資源や環境の保全、農山漁村コミュニティの活性化など、国際的な課題を教育研究します。
アドミッションポリシー
生物資源科学科
〈入学志願者に求める高等学校等での学習の取り組み〉
農業に関わる学問に対する興味があり、生物の機能や自然環境について学習するための基礎学力として、高等学校で履修する理科や数学の基本事項を理解していることが必要です。講義を理解してレポート等を作成・発表するためには、様々な文章を読む・文書を作成するという国語力、社会の仕組みや地理・歴史といった一般常識も必要です。専門的な知識や技術を得るためには、海外の文献にも目を通す必要があることから、専門についての英語を学習する為に高等学校の教科書レベルの英語の読解力が不可欠です。
農学において、実験や調査活動を自主的・継続的かつグローバルに行なうことは重要です。そのためには自然科学全般に対する知識欲と、勉強を続けるための目的意識を持ち、教員、先輩、友人、留学生など周囲の人々とコミュニケーションを持つ積極性が大事です。自らの学習活動や取り組みなどを通して、周囲の学生にも良い刺激をもたらすことで、本学科の教育・研究活動を活性化できる「主体的に学ぶ意志」を持った学生を歓迎します。
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問い合わせ先
【住所・電話番号】
佐賀市本庄町1番地
学務部入試課
0952-28-8178
【URL】
農学部の主な就職先
■就職率/100%(2023年3月卒業生実績)◎生物科学コース【想定される進路】公務員(佐賀県、福岡県、大分県等)、ヤクルトヘルスフーズ、八江農芸、久原本家、アース製薬、昭栄化学工業、ジェイエイビバレッジ佐賀、キューサイ、フランソア、福岡九州クボタ …ほか
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