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2023年現在、獣医学部は獣医系大学として最多となる40研究室、生命・環境科学部を合わせ大学全体として67研究室を設置しており、多くの研究室から自分のやりたいことを探し、実際に携われる教育・研究環境を整備しています。また、本学独自の教育プログラム「麻布出る杭プログラム」に参加することで、1年次後期から研究室に所属し、本物の研究にチャレンジすることができるとともに、大学院の早期履修が可能です。獣医学科、獣医保健看護学科、動物応用科学科、臨床検査技術学科、食品生命科学科、環境科学科の2学部6学科それぞれの分野で人や動物、それらを取り囲む生態系や環境の諸問題の解決ができる人材を育成します。

最寄り駅から徒歩4分のキャンパスに、附属動物病院や産業動物臨床教育センターがあり、愛玩動物と産業動物どちらも臨床経験を積むことが可能です。また、動物飼育エリアやドッグランなど、動物を身近に感じられる施設や、キャンパス外には野生動植物の調査や地域と連携した獣害対策などを研究しているフィールドワークセンターを有し、動物や環境に触れながら成長できる環境です。

獣医学部

獣医学部の理念・目的を達成するために、次のような資質を持つ人材を求めている。
（1）人や動物に対する思いやりの心を持ち、主体性をもって多様な人々と協働し、能動的に社会に貢献する意志を持っている人
（2）学習意欲が旺盛で、高等学校までの基礎学力、特に生物・化学を含む理科の学力が十分に備わっている人
（3）自ら課題を課し解決できる能力、考える力、判断する力、表現する力が備わっている人

生命・環境科学部

生命・環境科学部は、「生命科学及び環境科学の立場から、健全な生命を育むための教育研究を展開し、もって、人の健康の維持増進 や環境の安全・保全に関わる専門性の高い技術者や環境問題に対応できる人材を育成すること」を目的とする。
この目的が達成されるために、次のような資質を持つ人材を求めている。
（1）基礎学力を有し、生命科学及び環境科学の学びを通して、自ら課題を見出し、その課題解決のため必要とする知識・技術を習得し ようとする学習意欲を持ち、主体性をもって多様な人々と協働する意欲と積極性及び創造性を持っている人
（2）高度な専門知識をもって、能動的に社会に貢献することに強い意識を持っている人

麻布大学の強みである「動物共生科学」を主軸に、教養科目が多い学部1年生の後期から、学科に関係なく興味を持った研究に参加できます。
また、高校生のうちに大学の単位を先取りすることや、大学生のうちに大学院の単位を先取りすること、通常2年間の大学院修士課程を1年間で修了することも可能です。
高校-大学-大学院をシームレスにつなぎ、みなさんのやる気を引き出し、「出る杭」をさらに伸ばすことを目指しています。

獣医学科では、直近5年間における獣医師国家試験合格者数が全国No.1と高い実績を残しています（2018年度～2022年度実績）。総合的なカリキュラムを履修し、6年次後期の「総合獣医学」で学習の総まとめを行うことで、基礎力や応用力の向上を図ります。また、学生団体の「獣医学科5・6年生会（国試対策委員会）」が、自主的に活動を行っているなど、獣医学系の教員と学生が一丸となって合格に向けて取り組んでいます。
また、獣医保健看護学科では、「総合動物看護学」、臨床検査技術学科では、国家試験対策として、3年次から「総合臨床検査学」を開講するほか、eラーニングを利用した模擬試験や補講なども実施し、国家試験直前まで全員合格を目指した対策を行っています。