あいちいか

愛知医科大学

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愛知医科大学/私のイチオシ

災害から命を守り支える専門性を4年間学び続ける「災害看護学」

顔写真
看護学部 看護学科 佐々木裕子先生

※掲載内容は取材時のものです

コレ知ってる?

全国で活躍する災害看護学の熱い講師陣!!

災害対策を実施していらっしゃいますか?看護専門職者は、さまざまな方法で災害看護に携わります。そのためにまず!私たちがケガ無く活動できるための「備え」が大切です!
災害看護とは、災害時に大切な人のいのちと健康と生活を守る看護です。災害発生時に、ケガなどを減らす「減災への対策」の必要性が高まっています!その備えとして、(1)命を守る居住環境の安全性を高める、(2)命を守る避難行動を支え・地域資源や避難所を知る、(3)トイレや水・食料および寒さ・暑さ対策などの備え、(4)大切な人と安否確認をしあう方法の確保や家族防災会議の実施は、とても大切です!看護専門職者は、災害発生時に自分や家族・入院患者さん・地域住民や地域で暮らす「災害時要配慮者」と呼ばれる方の命を守るさまざまな活動を行います。災害発生時の支援活動は重要です。災害看護学の教員は、国内・外の災害支援活動に参加し、その学びを日常の備えに活かそうと、住民の皆さんや多様な専門職者や団体と繋がりながら、災害が発生しても一人ひとりの命を守ることができるしくみ創りも大切な役割と考え活動しています。このような災害看護の内容を4年間で学び続けます。

この学問のココが面白い!

私たちが災害看護学を教えます!

災害看護学は、「縦断科目」という位置付けで4年間学びを積み重ねます。
1・2学年次では、災害の総論と当事者の体験・要配慮者に必要な対策について学びます。1学年次では、災害被災状況や心情を、多くの災害現場で支援経験をもつ専門家の講義や、被災体験をもつ当事者との対話やグループディスカッションを通して、当事者の体験を深く学びます。2学年次では、高齢者・障がいをもつ人・女性・子ども・多文化共生の視点をもち活動する専門家や実践者から被災状況と必要な対策を学び合います。
3・4学年次では、医療支援活動について学びます。3学年次では、急性期の支援活動と復興までの支援活動を専門家から学びます。急性期支援では、看護師の国内外の緊急支援の実際を学び、中でも人命救助に必要なトリアージを実践的に学びます。中・長期に渡る復旧・復興支援では、1年に渡り被災地域で支援経験をもつ保健師から必要な活動を学びます。最終学年の4学年次では、ここまでの学修を統合し、亜急性期支援として避難生活支援を学び、実際に避難所で活動するためのシミュレーションなどを用いた実践的な学びを計画しています(4学年次生は令和7年度から)。

キャンパスのお気に入りスポット

災害看護学の演習で要配慮者への支援を検討

敷地内に隣接する愛知医科大学病院は基幹災害拠点病院であり、災害発生時に多くの傷病者を受け入れる準備やヘリポートが整備されているため、広域搬送に活用することができます。また、免震構造の建物や自家発電があり、大学施設にも災害ベンチや備蓄などキャンパス全体で災害対策に備えて、災害発生時に対応できるようにしています。演習に使用可能であるシミュレーションセンターは、大型スクリーンにさまざまな医療現場の映像を映しながら、高機能の多様なシミュレータを用いた臨場感があるシミュレーションを行える場となっています。
本科目の担当教員は、国内・外の災害時の急性期・亜急性期・復興期における支援活動経験をもっています。また平常時にも、国内外で専門的なNPOやNGOおよび地域・在宅ケアの専門家などと協力し、対策活動にも取り組んでいます。最近は、内閣府による“多様な主体間における連携・協働による「避難生活支援・防災人材育成エコシステム」構築”の研修サポーターとして活動し、その経験を活かした演習を実施する予定です(新カリキュラムとして令和7年度から実施予定)。

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