名古屋外国語大学/私のイチオシ
日本を知り、異文化への関心も深められる「ジャパンスタディーズ」
※掲載内容は取材時のものです
夢中になったきっかけ
異文化コミュニケーションに興味を持ったきっかけは、高校生の時に参加したフィジーでの語学留学です。私は留学をするまで、コミュニケーションに必要なことは語学力だけだと考えていました。しかし実際に海外で生活をしてみると、語学力だけでなくその国の文化や習慣についての教養や知識、共感力といった力も必要であることに気づきました。
この学問のココがおもしろい
入学前は異文化コミュニケーションと聞くと、外国人とのコミュニケーションを想像していました。しかし、名古屋外大で学んでいくうちに、異文化とは海外だけでなく日本国内にも多く存在していることを知りました。例えば、ジェンダーの多様性について若者と高齢者では考え方が違うため、議論が起こる場合がありますが、これは世代の違いによってそれぞれが「異なる文化」を持っているからです。異なる文化の違いを分析することは、社会が抱えるさまざまな課題を解決するためのヒントを与えてくれます。この学問を通して、海外との交流だけでなく、これからの多様性社会に役立つ知識やスキルを学べることが大きな魅力だと感じています。
キャンパスのお気に入りスポット
名古屋外大の大きな魅力は、外国人留学生が多いことです。コミュニケーションプラザにある「ランゲージラウンジ」は、世界各地から集まった外国人留学生と交流できる、おすすめのスポットです。
また、外国人留学生向けに開講されている「ジャパンスタディーズ」という講義は日本人学生も一緒に履修することができ、外国人留学生と勉強を通じて交流できるのでおすすめです。発言する機会が多い講義なので、英語力だけでなくコミュニケーション力も磨くことができます。私は日本の教育やリーダーシップを他国と比較する科目を受講しており、海外の視点から”日本”を分析することで、新たな価値観を得られました。また、授業で意見交換する時も「あなたの国ではどう?」と、直接外国人留学生に訊ねることができるので、異文化についての理解を深めることができます。ALL ENGLISHの授業なので最初は少しハードルが高いと感じるかもしれませんが、自己成長が実感できる科目なのでぜひ挑戦してみてください。