なごやがいこくご

名古屋外国語大学

私立大学 愛知県

名古屋外国語大学/卒業した先輩の職業体験記

文房具を通して日本と世界の架け橋を担う

ゼブラ株式会社 営業 秋山佑介さん 外国語学部 世界教養学科(現:世界教養学部 世界教養学科) 卒業

私はこんな仕事をしています

仕事では簡潔で的確な英語の表現力が求められる

創業約120年の歴史をもつ文房具メーカー、ゼブラのグローバル営業本部に所属しています。現在の部署では、台湾や韓国などのアジアや、トルコ、クウェートといった中近東の国や地域をメインに、商品の受発注から輸出までを担当。貿易業務は「ミスをしないのが当たり前」という、責任ある仕事です。だからこそ各所と密にコミュニケーションをとり、お互いをサポートしながら日々の業務を担っています。大勢の人からの協力を得て、無事に輸出を完了できたときには、大きな達成感があります。現在の仕事で関わるのは非英語圏の国や地域の人々がほとんどですが、メールや電話は英語でのやりとりが中心です。複雑な言い回しは相手に正しく伝わらない可能性もあるため、簡潔で的確な英語の表現力が求められます。ときには交渉をしなければならない場面もありますが、そうしたときでも相手の気分を害すことなく、わかりやすい英語で伝えられるように心がけています。

大学の学びで仕事に活かされているもの

経験を重ね、いずれは海外の現地法人で働きたい

文房具メーカーを志望した大きなきっかけは、留学での経験です。留学先の売店でも日本メーカーの文房具が多く並ぶ姿に誇らしさを感じる一方、文房具にあまりこだわりを持たず、単なる消耗品として扱う現地の人々の姿に、もどかしい思いを感じる出来事も多くありました。ゼブラの商品はもちろんですが、日本の文房具はどれも素晴らしいものばかり。その魅力を世界の人々に伝え、もっと文房具の価値を知ってもらいたいと思うようになりました。現在の業務では多くの人と関わりますが、どんな人とも壁を作らずにコミュニケーションをとることができるのは、大学での活動や留学を通してたくさんの人と関わった経験があったからこそ。今後は海外営業や販売促進などの経験を重ね、いずれは海外の現地法人で働きたいと考えています。そして、文房具を通して日本と世界の架け橋を担うことが、一番の目標です。

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どんな大学生活を送っていましたか?

授業のほかに取り組んでいたこと

大学ではいろいろなことに挑戦しようと決めていたので、外国人留学生用宿舎に入居して留学生の生活をサポートする「RA(レジデンスアシスタント)」や、オープンキャンパスの学生スタッフなど、大学内のさまざまな活動に参加しました。

この大学を選んだ理由/実際に学んだこと

留学をめざし、1年次から語学の勉強を計画的に取り組んだ結果、3年次にカナダへの長期留学を実現。語学コースで幅広い教養に触れながら英語力を磨いたあと、現地の学生と共に学部授業を受講しました。なかでも北欧の英語教育について興味を持ち、帰国後も卒業研究のテーマとして引き続き学びました。留学先の大学で印象的だったのは、あらゆる立場の人がいたこと。年齢や国籍、出身地の違いはもちろんですが、子育てや仕事をしながら大学に通う人などもいて、さまざまな人たちとの出会いを通して、自分の将来を柔軟に考えられるようになりました。

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