名古屋外国語大学/卒業した先輩の職業体験記
さまざまなスタッフと連携し、空路の安全を担う
私はこんな仕事をしています
株式会社JALスカイで、さまざまな業務の方々と連携し、飛行機を安全に目的地へ送り届けるためのステーションオペレーション業務を担当しています。入社を志望したきっかけのひとつが、JALグループの企業理念の冒頭に掲げられた「全社員の物心両面の幸福を追求する」という言葉です。
私たちの仕事は、イレギュラーな事態が発生した際にも、迅速で的確かつ冷静な対応が求められます。自分自身の技量で対応できたと思えるときや、周りにいる方々と助け合ってその事態を乗り越えることができたときに、達成感を覚えます。仕事では大変だと思うこともありますが、同時に自分ができること、わかることが増えていくのは、とても新鮮で楽しい経験です。
昔から飛行機は好きだったのですが、入社するまで、どのようにして飛行機が安全に飛んでいるのかなどまったく知りませんでした。しかし仕事をしていくうちに、飛行機1便を飛ばすためにさまざまな役割の方が関わっていると知りました。ステーションオペレーションは、このような方々との連携が生命線です。他部署の方がどのように働いているのかを知ったり、日々学んで新しい知識を地道に積み上げていくことが必要となります。
大学の学びで仕事に活かされているもの
名古屋外国語大学の海外実習「エアライン・ホスピタリティ・インターンシップ」に参加するまでは、航空業界といえば接客業がメインだと思っていましたが、在学中の海外実習で「オペレーション」という仕事があることを知りました。「お客さまの生命をお預かりする、大切でやりがいのある仕事」だと感じ、この仕事に就きたいと思うようになりました。その後、就職活動を通じてこの仕事についての知識を深めていくうちに、パイロットとのブリーフィングや空港全体のオペレーションなどの実務に携わりたい、また実際に運航に携わっていきたいという気持ちが強まりました。
高校生のうちは、ともすると職業に対してうわべだけの知識で判断していることもあるかもしれませんが、興味のある分野へ積極的に参加してその本質を見極め、視野を広げることで、将来本当に何をしていきたいのかを考えることができるはずです。大学では考える時間もたくさんあります。貴重な大学生生活を有効に活用し、自らの夢に向かって突き進んでいただければと思います。
先輩が学んだ学部もチェックしてみよう!
どんな大学生活を送っていましたか?
授業のほかに取り組んでいたこと
名古屋外国語大学の“留学費用全額支援”制度を利用し、オーストラリア・グリフィス大学に長期留学。リスニングやスピーキングの力を伸ばすことができましたが、留学にはそれ以上の学びがありました。それは「自分」を持つことの大切さです。オーストラリアは人種や文化、さまざまな宗教などが入り混じった多民族国家であり、常に他人と意見が一致するとは限りません。相手の意見を尊重しつつも、自分の意見をしっかり伝えていくことの大切さを学びました。
この大学を選んだ理由/実際に学んだこと
海外留学プログラムやインターンシップ制度が充実していたことが、この大学を志望した理由のひとつです。私は2年次に、バンコクのスワンナプーム空港で実施された名古屋外国語大学の海外実習「エアライン・ホスピタリティインターンシップ」に参加しました。名古屋外国語大学は、私が参加した長期留学や海外実習をはじめ、さまざまな体験が可能です。