名古屋文理大学/私のイチオシ
「食」は絶えず進化する、
追究しがいのある学問
※掲載内容は取材時のものです
コレ知ってる?
料理をするとき、調味料を入れる順番は「さしすせそ」がコツだと聞いたことがある人は多いと思います。それではなぜ、砂糖(さ)・塩(し)・酢(す)・醤油(せ)・味噌(そ)の順に入れるのでしょうか?その原理は、分子量が大きいものから入れないと味が染み込みにくいからです。しかし、分子量だけを見ると塩より酢のほうが大きいという矛盾もあります。これにも科学的な理由があり、酢は加熱によって風味が飛んでしまう性質があるからです。酢・醤油・味噌といった風味のあるものは、加熱が進んでから入れると調味料の効果が生きてきます。ぜひこの法則を覚えて調理の腕を上げてください。
この学問のココがおもしろい
「食」は大きく和食・洋食・中華があり、時代が進むにつれて多国籍料理もポピュラーになりました。近年は「食のトレンド」と言われるものがどんどん移り変わっています。注目の料理やスイーツがあちこちの店で工夫を競って出されたり、これまであまり知られていなかった新しい食材がスーパーに並んだりと、「食」の進化は止まることがありません。また、「食」は人の健康を左右するものであり、人が生きることと切り離せないものです。どこまでも追究しがいがあり、誰にでも関わりのある「食」を専門的に学ぶことによって、将来の職業にも幅広い選択肢があります。
キャンパスのお気に入りスポット
図書情報センターは私もよく利用するおすすめの施設です。自然の光がさし込む明るいスペースもあれば、落ち着いて自主学習ができるブースもあります。「食」や栄養に関する専門書も充実し、ジャンルごとに分けられて見つけやすいので、調べ物や課題をまとめる際にはぜひ活用してほしいと思います。国内外の映画のDVDを視聴できるコーナーもあるので、ときには息抜きに利用してキャンパスライフを楽しんでください。