名古屋文理大学/卒業後の進路
患者さんの声を丁寧に聞き取る
病院管理栄養士が目標
※掲載内容は取材時のものです
どのように考えてキャリアを選んだか
当初は学校給食やスポーツ管理栄養士など、いろいろな分野に視野を広げて考えていました。その中でも病院管理栄養士をめざすようになったのは、「臨床栄養学」という授業で、疾病によってさまざまな栄養管理があることに興味を持ったからです。3年次の夏に病院で臨地実習を行った際には、そこで働く管理栄養士の姿に憧れを感じました。患者さん一人ひとりのお話を親身に聞き取り、できる限りご希望に沿って食事を考える姿勢や、元気になって退院していく患者さんに「ありがとう」と感謝されている様子を見て、やりがいのある仕事だと感じました。
キャリア選択のポイント
内定が決まった病院へ見学に行ったのは4年次夏のことでした。食事提供を給食委託会社に任せている病院もありますが、私が志望した病院は、300床を超える入院病棟と介護老人施設を併設していて、直営の給食施設を持っています。病院として患者さんの栄養管理を重視し、責任を持って食事を作っていることが大きなポイントでした。また、キャリア支援センターでの個別相談や、病院管理栄養士となった先輩たちが残した就職活動の記録を見せていただき、次第に意志が固まっていきました。
今後の夢・目標
病気の治療には薬も大切ですが、栄養管理は予防にも治療にも大きく関わっています。長く入院している患者さんの中には、食事の時間が何より楽しみという方も多くいらっしゃいます。病院管理栄養士の責任と役割を自覚し、患者さんに寄り添った栄養管理をしていきたいです。病院直営の給食施設では、実際に自分たちで三食を提供することでわかる知見も多いと聞いています。患者さん第一に研究心を持って栄養管理に取り組める環境で、管理栄養士としてキャリアを積んでいきたいと考えています。