京都先端科学大学/先輩の学問体験記
ものづくり×英語を究め、世界で活躍したい!
※学年は取材時点のものです
私の学科ではこんな勉強をしています
工学部での取り組みは非常にユニークなものばかりで、将来を見据えた有意義な学びに取り組んでいます。実践的な取り組みが多く、入学してすぐに製作実習があります。ここではテーマが3つ(ロボット、アプリ、マイコン応用システム)あり、自分が興味のあるものを選びます。“自分で手を動かし、作ることができた”という成功体験は、今後のものづくりに対する自信にもつながりました。
2年生になると「機械製作実習」という授業があります。校内にある機械工房で実際に機械を触りながらモーターを製作するという内容です。
また、授業は全て英語で、1年生の秋学期からは留学生と共に学んでいきます。ベルリッツの先生から、実践的な授業を受けることができ、世界でも通用する英語力を身につけることができます。私は元々英語に対する苦手意識が強かったのですが、将来、英語は必ず必要になるので、自分に対する挑戦の気持ちでここに飛び込みました。今では、ここに入学すると決断した過去の自分に感謝しています。
この学部・学科を選んだワケ・きっかけ
中学生の時の授業で、ロボットとは思えないような動きをする動画を見たのがきっかけでした。それに応えられるような技術が、自分が知らないだけで世の中にはあるのだと知り、一気に興味を惹かれ、高校では理系の道に進み、生物・物理選択では物理を選びました。
京都先端科学大学の工学部は、入学時点で学ぶ分野を一つに絞る必要はなく、工学に関するさまざまな分野の勉強をした上で、最終的に自分の専門を決めていくことになります。また、工学に関する広い知識があるということは、将来エンジニアとして非常に役立つことだと確信しています。なぜなら、日常にあるモノは、工学に関する多様な知識や技術が絡み合ってできているからです。工学に関する勉強を一つに最初から絞らず、広く勉強することで、一つからの視点だけでなくさまざまな角度から物事を見て捉えることができます。
将来の夢・目標
将来は海外駐在員として世界を舞台に活躍できるエンジニアになりたいです。そのためにも、大学生の間にできるだけ英語力を鍛え、たくさんの人と話す必要があります。世界で活躍するには勉強だけでなく、円滑なコミュニケーションが求められるからです。勉強も遊びも全力で楽しんで、充実したと言える大学生活を送りたいです。
後輩へのアドバイス
その時々にしかできないことがたくさんあります。それらを常に全力で楽しんでほしいと思います。例えば学校でのイベントや、今のクラスメイトとのコミュニケーション、学校の授業など日常を取り巻く全てです。
また、これから、たくさんの選択肢の中から自分の向かう道を選んでいくと思います。自分で決めた道の先では、自分の選択肢は正しかったと胸を張って言えるように努力し続けてください。
先輩の学部で学べることをチェックしてみよう!
1日の時間割
2年次の時間割です
どんな高校生活を送っていましたか?
授業のほかに取り組んでいたこと
高校時代は弓道部に所属していました。この部活を通して、心のコントロールが人より上手くなったと思います。弓道は自分と向き合う姿勢が問われます。集中しなければならない場面でも、ぶれない心を持つ必要があります。受験においても日常生活においてもそのような場面で強くなりました。
高校時代の勉強法(特に入試対策)
京都先端科学大学の工学部が開設されて間もない頃だったため、過去問やデータがほとんどない状態でした。そのため数学と物理はさまざまな問題形式に慣れる練習をしました。物理は好きな問題集を一つ決め、全ての問題を完璧に解けるまで演習しました。数学はどうしてもわからない問題があった時は先生に聞きに行き、苦手な単元をなくしていきました。また、どの教科でも基礎を徹底的に勉強しました。数学、物理では応用問題が出題される可能性が高く、これを解くには基礎を完璧にしている必要があったからです。基礎を理解していないと応用問題は解けないため基礎だからと甘く見ず、徹底的に勉強することをお勧めします。実際、この二つの教科(特に物理のモデル)は、入試でも応用問題が出題されていました。英語は学校での授業が理解できているのなら問題ないと思います。また、基礎の理解度を測るのに有効な手段の一つとして、過去の大学入試センター試験の問題を解いてみるといいと思います。大学入試センター試験は大学入学共通テストよりも全体的に、基礎的な知識を問う問題が多いため、基礎の徹底には良い教材だと思います。