いつ、何が待っている?テスト期間など高校生活スケジュール

部活や同好会の数、文化祭の規模など、中学に比べてとにかくスケールが大きくて楽しみな高校生活だけど、将来について考え始める大切な時期でもあるんだ。これからの1年間、どんなイベントが待っていて、そのときに何をすべきか、少し先取りして心の準備をしておこう!

高1生の1年間スケジュール

【4~8月】“初めて”づくしで大忙しの「1学期」

初めての中間・期末テストに、初めての夏休み。何もかもが新鮮で、楽しく感じられる1学期。文系・理系どちらに進むかなど、進路のことも考え始める時期でもあるので、心構えをしておこう。

【4~8月のpick upイベント】

中間テスト

高校に入学して初めて受ける定期テスト。高校は授業の進度が速いから、テスト範囲も広く感じられるはず。早いうちに高校式の授業に慣れ、予習・復習のクセもつけておこう。

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文・理 希望調査

いわゆる「文理選択」のこと。高2以降、文系科目と理系科目のどちらを中心に学ぶか、希望を出す調査だ。この時期に提出するのは希望の段階で、最終決定は11~12月になる。

文理選択は大学受験や就職にもかかわる、とても重要な選択。どんな学問を学びたいか、どんな職業に就きたいか、少しずつ考え始めておこう。

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全国模試

7月に初めての模試を受ける人も多いだろう。模試を受けて自分の実力がわかれば、今後の勉強の方針を考えやすくなるし、志望校についてよりリアルに考えることができる。入試のように緊張感を持って臨みたいところだ。

夏休み

夏休みは、たくさんの大学が「オープンキャンパス」を開催する時期。オープンキャンパスに行けば大学の雰囲気がわかるし、模擬授業を受けることもできる。文理選択の最終決定も近づいてきているので、ぜひ一度は参加しよう。

希望進路×エリア等の条件でオープンキャンパス実施校が探せる「オープンキャンパスを調べる」をチェック。また、オープンキャンパスに行く前に「パンフ・願書を取り寄せる」から情報収集をしよう。当日はその資料をもっていき、実際の大学の様子を見ながら確認できると安心だ。

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【9~12月】2つの大きな進路選択が待つ「2学期」

2学期は、「文理決定・登録」に「履修科目の選択」と、進路に関する大きな2つのイベントが待っている。また、文化祭は中学の時より規模が大きくなったり、部活も忙しくなってくるので高校生活が充実し始めるのもこの頃だろう。

【9~12月のpick upイベント】

文理決定・登録

多くの学校が、11~12月までに文理決定の最終登録を行う。逆算すると、文理についてじっくり考えることができるのは、高校に入学してからたったの半年だ。「数学が苦手だから文系にしよう」なんて選び方をしないように、夏休みの間にオープンキャンパスに行ったり、大学や職業について調べたり、親や先輩に話を聞いてみたり、自分なりに準備を進めておこう。

GTEC受検

GTECは、ベネッセが実施している英語の資格検定。コンピュータを通して受検すること、ライティングとスピーキングのテストがあることが特徴だ。

今、GTECのような英語の4技能を測る資格検定が、大学入試にもよく取り入れられるようになっている。資格検定がどんなものか知るために、また自分の英語力を試すためにも、高1生の間に一度は受検しておくといいだろう。

【1~3月】行事が少ない分、勉強に力を入れたい「3学期」

3学期は日数も少ないため、行事は少なめ。しかしその分、時間に余裕があるはずなので、この時期は勉強に力を入れておきたいところ。先輩たちが大学入試に向かう時期でもあるので、刺激をもらってがんばろう。

【1~3月のpick upイベント】

大学入学共通テスト

先輩たちが大学受験で受ける試験。2025年1月に行われる共通テストからは、キミたちが履修している新課程に沿って変化する予定だ。例えば、新たに「情報」が教科に加わったり、科目の再編が行われたりと、注意すべき変更点も出てくるので、気になるようなら調べてみよう。なお、共通テストの過去問や2025年度新課程対応のサンプル問題が、大学入試センターのホームページに公開されているので、実力試しに解いてみるのもいいかも。

学年末テスト

高1生の勉強の集大成。試験範囲が非常に広い。苦手科目や苦手分野をほったらかしにしていると、このタイミングでとても苦労することになる。逆に、普段から予習・復習に力を入れていれば、それほど苦労しないで済むかも。

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春休み

高1生最後の長期休みだ。学年末テストの結果を見て、弱点と思う範囲や、苦手に感じていた分野の復習をしておこう。余裕があれば、さらっとでも全部の範囲を復習するのがベスト。

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