こくがくいん

國學院大學

私立大学 東京都/神奈川県

國學院大學/文学部の詳細情報

学科・定員・所在地

学科・定員

日本文学科(250名)
中国文学科(60名)
外国語文化学科(120名)
史学科(190名)
哲学科(65名)

所在地

1~4年:東京

※変更の場合もありますので、学校が発行している資料やホームページにてご確認ください。

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プロフィール

●古代から現代に至る日本の歴史や文化を学び、日本人としての自覚と教養を身に付ける
●教職課程や学芸員、図書館司書などの資格課程の学びと強い関連性を持つ専門教育
●柔軟かつ体系化されたカリキュラム

「国史・国文・国法」すなわち日本の政治・文化の伝統を探究し、諸外国との関係性について考究する大学としてスタートした本学の学問研究の中枢を担ってきたのが文学部です。長年にわたる教育・研究によって蓄積された日本の文化や歴史に対する知見をベースに、諸外国の言語や文化、哲学や芸術について深く・広く学ぶことができます。

【キャンパス】

渋谷キャンパス

【学生数】

3234名(2023年5月1日現在)

【専任教員数】

80名(2023年5月1日現在)

【大学院】

文学研究科[前期課程(修士)、後期課程(博士)]/文学専攻、史学専攻、神道学・宗教学専攻

日本文学科

【講義・学問分野】

日本文学概説、日本語学概説、伝承文学概説、日本民俗学、書道、古典教育研究 など

中国文学科

【講義・学問分野】

中国古典読法、詩経演習、中国語基礎演習、中国文学概説、漢字情報処理 など

外国語文化学科

【講義・学問分野】

外国語文化導入演習、英米地域文化論、英語演習、ドイツ語演習、フランス語演習、中国語演習 など

史学科

【講義・学問分野】

日本史概論、史学入門、考古学調査法、歴史考古学、古文書学 など

哲学科

【講義・学問分野】

哲学演習、倫理学、美学・芸術学演習、西洋哲学史、インド思想史 など

学部の特色

古代から現代に至る日本の歴史や文化を学び、日本人としての自覚と教養を身に付ける

日本文化を世界へ発信する学び

本学部は、国史・国文・国法を専修する研究機関としてスタートした本学の歴史と伝統を直接継承する学部です。長年にわたる教育・研究の歴史で蓄積された日本の文化や歴史に対する深い知見をベースに、諸外国の言語や文化、哲学や芸術について深く・広く学ぶことができます。古代から現代までの日本文化を総合的・体系的に理解する過程で、自分自身を見つめ直すとともに、日本文化を世界へ創造的に発信できる専門性と教養を備えた人材を育成します。

教職課程や学芸員、図書館司書などの資格課程の学びと強い関連性を持つ専門教育

本学部の5つの学科(日本文学科、中国文学科、外国語文化学科、史学科、哲学科)がそれぞれ独自に展開している専門教育は、教職課程や学芸員、図書館司書、学校図書館司書教諭などの資格課程の学びと強い関連性を持っています。
また本学部の専門科目は、専門と教養が融合した内容となっており、学部内の科目やこれと関連する資格課程を履修することで、専門領域における学修を深めることができます。さらに、教養ある社会人としてさまざまな分野で活躍するための、バランスの取れた知見や資格を獲得することができます。

柔軟かつ体系化されたカリキュラム

1年次に基礎学力・スキルを習得し、2年次以降に演習系の科目を通して専門的な知見と実践力を養うなど、独自の履修ステップを構築しています。
[1年次]入門・概説・概論科目、および基礎的な演習科目を主として学びます。
[2年次]基礎的な演習科目に加えて、専門文献の読解を中心とした講読科目を履修します。
[3年次以降]卒業論文指導や展開演習など、さらに専門領域に特化した指導を受けます。

専門性の高い科目が増える2年次以降も、専門外の多様な知見を得るべく、選択科目群を多く履修できたり、一定の範囲内で他学部・学科の科目を履修できる柔軟なカリキュラムが編成されており、幅広い教養と視野を持つ人材を育てる環境が整っています。

学べること

日本文学科

日本の文学や文化を体系的に学ぶことにより、人間の本質を理解し、未来を探る

明治15(1882)年設立の皇典講究所の伝統を今に引き継ぐ本学科は、古代から現在に至る日本の文学・言語・風俗習慣・儀礼などの研究を通して日本文化を総合的・体系的に捉えるとともに、日本人の精神や文化に対する学びが、今を生きる私たちの創造の指針となることをめざしています。
2年次から、3つの専攻に分かれて専門を深めます。
◯日本文学専攻
上代の『古事記』『万葉集』から中古、中世、近世、近現代の夏目漱石や太宰治まで日本文学における主要な作品や作家を扱うため、学生一人ひとりのニーズに合わせた深い研究が可能です。
◯日本語学専攻
古代から現代に至る発音・文字・表記・文法・語彙・方言など、日本語をあらゆる角度から学びます。文献資料から、現代の話し言葉、フィールドワークで明らかになる方言の分布まで分析資料は多岐にわたります。国語教育や日本語教育に関する講義も充実しています。
◯伝承文学専攻
言葉によって伝わる昔話や伝説、行為によって伝わる民俗儀礼、形象によって伝わる民具など、文字化されない文芸や儀礼・風俗を扱います。各地の民俗文化と同時に、地方と中央、過去と未来を結ぶ文化の動きを捉え、日本文化の理解を深めます。

中国文学科

中国古典の研究と教育を通して、現代社会に通用する国際感覚を身に付ける

本学科は、建学以来130余年の伝統を誇る中国古典に関する研究や教育を発展させるとともに、日本はもちろん世界各国に多大な影響を与える近代・現代の中国文化をもテーマとしています。
本学科での学びを通して、世界に通じる広い視野と、豊かな人間性を備えた人材の育成をめざしています。具体的には、古典読解力、中国語運用能力、漢字情報処理能力の3つの能力を養成します。

2年次に進級する段階で4つのプログラムに分かれて専門を深めます。
○文学研究プログラム
教職や大学院進学をめざす学生を想定。中国文学を中心とした中国学の研究法を身に付けます。古典研究を中核としつつ、近現代文学まで範囲を広げます。
○中国語教養プログラム
商社や貿易など直接現地と関わる仕事をめざす学生を想定。読み書きや運用能力といった中国語リテラシーの獲得が主眼で、2年次後期のセメスター留学が必須となります。
○中国民俗文化プログラム
中国の豊かな文化を育んできた人々の生活に関心を抱く学生を想定。中国の多様な民俗文化を学ぶと同時に、東アジア世界に広がる基層文化の理解をめざしています。
○人文総合プログラム
中国学への理解を仕事に生かしたい学生を想定。中国人の思想・宗教・芸術に関する知識を広げて幅広い中国理解をめざしています。

外国語文化学科

外国の言語と文化を総合的に学修し、異文化と主体的に交流する力を磨く

本学科では「言語の学習なき文化の理解や、文化の理解を伴わない言語の学習はあり得ない」という観点から、言語と文化を一体のものとして捉えます。さらに、日本文化と外国文化の違いや共通性をグローバルな観点から理解することによって、自ら問題を見いだし、異文化と積極的に交流しながら、その橋渡し役となり得る人材の育成を目標としています。
2年次に2つのコースから選択して言語と文化の理解を深めます。
○外国語コミュニケーションコース
世界中のさまざまな言語・文化的背景を持つ人々と、主体的にコミュニケーションができる能力を身に付けるのが目標です。カリキュラムは「共通語としての英語を中心に学ぶ」と「選択外国語(ドイツ語・フランス語・中国語)を重点的に学ぶ」の2タイプがあります。
○外国文化コース
外国の言語と文化を一体として捉える視点から、外国語とその国の文化を研究し、偏見のないグローバルな視野と判断力を身に付けるのが目標です。

史学科

歴史を読み解く方法を探究しながら、現代社会の諸問題を解決する視点を養う

本学科では、「コース」と「プログラム」という2つの軸からなるカリキュラムを編成しています。
学ぶ分野を明確にした下記の4コース(日本史学/外国史学/考古学/地域文化と景観)とめざす将来像で選べる2つのプログラム(S-プログラム:公務員・一般企業への就職をめざす学生に対応/P-プログラム:大学院への進学や教職・学芸員などの専門職をめざす学生に対応)を組み合わせ、全方位的に歴史を学べるカリキュラムを編成しています。

○日本史学コース
日本の古代から近現代に至る各時代の史実とその意義を、厳密な史料批判に基づいて研究し、それぞれの時代における政治・社会構造や文化の歴史的特質などを明らかにするための知識や方法を身に付けます。
○外国史学コース
朝鮮半島から北アフリカ(イスラム時代以後)までの各地域(東洋)と、ヨーロッパからアメリカまでの各地域(西洋)の歴史を研究対象とし、語学の習得を基礎として、その政治・社会構造や文化の歴史的特質などを明らかにするための知識や方法を身に付けます。
○考古学コース
考古学の方法論や発掘調査法などの実践的な知識・技術を学び、遺跡や出土遺物などの物質史料から過去の人類文化とその歴史を読み解くための視座(物事を見る姿勢)と方法を身に付けます。所定の単位を修得することにより「2級考古調査士」資格を取得できます。
○地域文化と景観コース
歴史の痕跡を深く刻み込んだ文化財や絵図・古地図、地名や景観、地域の信仰や芸能などの調査・分析を通じて、風土と歴史の中で培われてきた地域固有の文化を多面的に究明し、地域文化を将来に継承していくための知識と方法論を身に付けます。

哲学科

西洋哲学を中心に古今東西の思想や芸術を考察し、自ら考え、答えを出せる人材をめざす

本学科は、西洋哲学思想の研究を中心に、インド・中国・日本の思想をも視野に収める、極めて間口の広い学科です。学生の知的好奇心の多様性に応えるべく、各分野の専門教員たちが、個性豊かなカリキュラムを編成。あらゆるものを考える対象にして、多様なものの見方を学びます。
3年次からは、哲学・倫理学コース、美学・芸術学コースのいずれかのコースを選択します。
○哲学・倫理学コース
古代ギリシャ以来受け継がれてきた哲学の精神を、現代に生きる者として、どのように批判し、理解し、そして受け入れるかを学びます。さまざまな哲学的知識を探ると同時に、ギリシャ語・ラテン語・サンスクリット語といった古典語の授業もあります。
○美学・芸術学コース
西洋哲学の一分科として成立した美学と芸術ジャンルを理論的に考察する芸術学、さらには史的・実証的研究としての美術史を視野に収めています。西洋美術史・日本美術史・音楽史・映像論・建築論・舞踊論をはじめとするさまざまな芸術ジャンルを学ぶことができます。

アドミッションポリシー

入学者受入れ方針

文学部は、日本や外国の言語・文化・思想・歴史に対して強い興味を持ち、5つの学科(日本文学科・中国文学科・外国語文化学科・史学科・哲学科)が扱うそれぞれの学問領域に関して、主体的な姿勢で学修に取り組むことのできる学生を受け入れます。

問い合わせ先

【住所・電話番号】

東京都渋谷区東4-10-28
入学課
(03)5466-0141(直)

【URL】

https://www.kokugakuin.ac.jp/admission

文学部の主な就職先

コナミデジタルエンタテインメント、鈴与、JR北海道、イオンリテール、そごう・西武、日本アクセス、SMBC日興証券、住友生命保険、みずほフィナンシャルグループ、明治安田生命保険、積水ハウス、アサヒビール …ほか

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