日本大学/私のイチオシ
複雑に利害がからむヨーロッパ政治の謎を解明
法学部 政治経済学科 3年
佐藤丈知さん
栃木県 佐野日本大学高校 卒業
※掲載内容は取材時のものです
夢中になったきっかけ
私がヨーロッパ政治論に興味を持ったのは、2020年にイギリスがEUを離脱したBrexitがきっかけでした。順調に加盟国を増やし、統合を深化させてきたようにみえたEUも、政治や経済面では多くの課題が残されている事実に気付いたのです。EUにはどのような課題があり、加盟国はEUに対してどのように向き合ってきたのか。またその歴史的背景についても探究したいと考え、いまはヨーロッパ政治論を学んでいます。
この学問のココがおもしろい
「ヨーロッパ各国の利益の衝突と調和」がおもしろいと感じました。EUの中には、経済統合に積極的な国も消極的な国もあり、国益を担保しながらどこまでEUに尽くすかといったバランス調整などの課題があります。ゼミではこうした課題や事象を加盟国や組織、人物ごとに見ていくことで、それぞれの思惑や対立軸などを明らかにし、EUという巨大組織を運営するヨーロッパ諸国の複雑さを解明していきます。
キャンパスのお気に入りスポット
約50万冊を有する法学部図書館の魅力は「1日居続けたくなるほどの設備の充実度」です。広々と快適な閲覧室に加え、吹き抜け、ガラス張りのおしゃれなリフレッシュコーナーが備えられています。7階の「ラーニングコモンズ」ではPC、ホワイトボードの使用も許され、仲間同士で活発な議論を展開することも可能です。ミーティングにも最適であり、静かにしなくてはいけないという図書館のイメージを覆す、すばらしい施設であると思います。