日本大学/志望理由
病気で苦しむ家族の姿を見て、社会人になってから医学の道へ

医学部 医学科 3年
高橋千夏さん
千葉県立松戸国際高校 卒業
※掲載内容は取材時のものです
興味を持ったきっかけ
医師を目指そうと思い始めたのは社会人になってからで、義母の病気がきっかけです。癌の手術を受けた義母は寝たきりになってしまい、話すこともできず、いつも辛い表情をしていました。また、義母だけでなく、義父や夫もとても苦しんでいる様子が傍で見ている私にもよくわかりました。そのとき私は、医療側にも改善できる点があるのではないかと感じ、自分自身が医師となって医療に関わる決心を固めたのです。
この大学を選んだ理由
今年創立100周年を迎える日本大学医学部は、その長い歴史が最大の特色であり、魅力でもあると感じています。今年の文化祭では、医学部の歴史を振り返る企画もありました。これまで社会や地域において果たしてきた役割を知り、さらに医学部に対する愛着と誇りが増したような気がします。また附属病院をはじめ、臨床実習実施や人材の連携行う関連病院も多く、研修先の選択肢が広い点も魅力の一つでしょう。早くから将来の働く場を体験できるメリットもあります。
社会との関わり
医学部では、医療が社会に与える影響について学ぶ機会も多くあります。例えば医療の発展により難病の子どもが助かるようになった反面、自宅で家族等が日常的に医療的ケアを行う「医療的ケア児」が増えた問題も小児科の講義で知り、そうした患者さんやご家族の支援についても興味を持つようになりました。将来は治療だけでなく、心理的・社会的な問題の支援にも取り組み、患者さんに信頼される小児科医を目指したいと考えています。