名古屋学芸大学/先輩の学問体験記
「管理栄養士=医療職」という考え方に共感

※学年は取材時点のものです
私の学科ではこんな勉強をしています

食と健康に関するさまざまな分野について、総合的に学んでいます。具体的にはがん、心疾患、脳血管疾患などの生活習慣についての評価や患者さんへのアドバイスの仕方、献立作成のポイントについて勉強しています。並行して健康食品管理士/食の安全管理士の資格取得をめざし、保健機能食品学や薬理学の勉強などにも取り組んでいます。
僕は小学校からスポーツに親しんできたので、スポーツ栄養学に最も関心があります。そのため、母校の野球部へ栄養指導に行ったり、スポーツ栄養について研究する団体に所属し、高校生の身体計測や栄養に関するセミナーを行うなど、ボランティア活動にも励んでいます。
この学部・学科を選んだワケ・きっかけ

実家が日本料理店を営んでいることから、自然と食に興味を持つようになりました。将来は食に関する職業に就きたいとなんとなく思っていたのですが、高校生の時にラグビー部に入り、身体づくりのために栄養が果たす役割の大きさに気付きました。それをきっかけに、身体を大きくするためにはどのような栄養が必要かなど栄養に関する興味が湧き、大学では栄養学を学んで管理栄養士になろうという夢を抱くようになりました。
栄養に関する学問を学べる大学を探す中で、名古屋学芸大学では管理栄養士にとって根本となるのは医療領域の学びであると捉えていることを知りました。僕は医療領域にも興味があったので、「管理栄養士=医療職」という考え方に共感し、この大学で学ぼうと決意しました。
高校時代に頑張ったこと

部活動のラグビーです。ラグビーはコンタクトスポーツなので、常に体のどこかがケガをしていて痛く、1年生の時は辞めたいと思ったこともありました。しかし顧問の先生から「続けよう!」とアドバイスを受け、仲間たちにも励まされて続けることができました。次第にラグビーの楽しさを実感できるようにもなり、今では「あのとき辞めなくてよかった」と心の底から思っています。ラグビーを約3年間続けたことで、辛さに負けず最後までやりとげる力が身についたと思います。今後も仲間とともに乗りこえた部活動での経験をバネにして、少しくらいの壁や課題があっても、乗り越えていける自信があります。
受験勉強も高校生にとって試練の時だと思います。しかしそれを乗り越えれば、きっと今より精神的に強くなっているはずです。受験生の皆さんはさらに成長した自分を想像し、頑張ってほしいと思います。
将来の夢・目標

将来的な目標はスポーツ栄養士になることです。そのためには大学院に進学し、さらに知識を学び、研究を深める必要があります。ただし、大学院を出てもすぐにスポーツ栄養士になれるとは限りません。僕は臨床分野にも興味があるので、まずは病院に就職して臨床分野を経験することで、スポーツ栄養士にも活かせる力を身につけられるのでないかと考えています。
もしスポーツ栄養士になれたら、ジュニアアスリートから実業団、プロ選手などに栄養面でサポートできるような存在になりたいです。ゆくゆくはオリンピック選手に帯同できたら最高ですね。
また、趣味のトレーニングを活かして、栄養に特化したトレーニングジムを経営するのもおもしろいと考えています。現在行っている栄養指導のボランティア活動も続けていきたいです。
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1日の時間割

実験のレポートや献立、プレゼン資料の作成などを毎週行うため、毎日パソコンに向き合っています。忙しさで時間が一瞬で過ぎるような感覚ですが、充実した日々を過ごしています。
どんな高校生活を送っていましたか?
授業のほかに取り組んでいたこと
ラグビー部に所属し、高校3年生の秋まで継続することができました。必死に取り組み、やりきった充実感があったので、引退してからは部活動の仲間やクラスメイトと競いながら受験勉強に集中できました。
高校時代の勉強法(特に入試対策)
名古屋学芸大学の一般選抜を受験し、国語と生物基礎を選択しました。国語は学校から配布されたテキストを使い、もともと自信のあった読解力も、先生から教わったテクニックでさらに強化することができました。名古屋学芸大学は難しい漢字問題が出る傾向があり、熟語を中心に漢字のワークを数多くこなしていました。国語はすぐに学力が上がる科目ではないので、コツコツと取り組むのがポイントです。 生物基礎は学校のワークを何度も繰り返し解きました。その上で先生にお願いしてオリジナルの問題集をいただき、それも繰り返しました。僕の場合は解き方をすべて暗記するくらい、同じ問題に何度も取り組んだことが力になったと思います。分からない部分はそのままにせず、すぐに先生に質問し、理解するようにしていました。