名古屋学芸大学/先輩の学問体験記
幅広いデザイン分野を学び「やりたい」を見つける

※学年は取材時点のものです
私の学科ではこんな勉強をしています

デザイン学科は、その名の通りデザインについて幅広い知識とスキルを学ぶ学科です。1年次にさまざまなデザインの基礎を学びながら、2年次から自分の志向や適性に合う領域を選び、より高度な専門知識を学んでいきます。
私はグラフィックデザインやパッケージデザイン、インタラクションデザインなどを選択して学んでいます。絵を描くこともあれば、陶芸をすることもあり、さらにはパンをこねることもあります! ときどき「デザインってなんだ!?」と思うこともありますが、いろいろなことに挑戦できるのは、とても刺激的で楽しいです。
特に最近ではグラフィックデザインの奥深さを知り、その魅力を追究したいと思うようになりました。最近はWebが中心で印刷物の人気が下がりつつありますが、特殊な印刷手法などを学んでいくと、グラフィックデザインもまだまだおもしろいところがあるんだなと実感しています。
この学部・学科を選んだワケ・きっかけ

もともと絵を描くのが好きで、高校からデザインを学び始めました。ただ、デザインを学びながらも、将来的に何をしたいのかがまだ明確ではありませんでした。そんなとき、高校3年生で名古屋学芸大学の卒業制作展を観に行き、そこで卒業生の作品から刺激を受けました。「この大学なら自分のやりたいことが見つかるかもしれない」と思い、名古屋学芸大学に入学しようと決意。1年次に幅広いデザインを学べるカリキュラムにも惹かれました。
2年次になるとビジュアルコミュニケーションデザイン、スペースデザイン、プロダクトデザイン、デザインプロデュースの4つの領域から自分の志向と適性に合ったものを選ぶのですが、オモチャを作ることにも興味があり、最初はプロダクトデザイン領域を選ぼうと思っていました。しかし先輩に相談すると「いろいろな分野に挑戦できるのは、ビジュアルコミュニケーションデザイン領域。パッケージだけでなく、その中身を作れたり、イベントを企画してまとめたりすることもできるよ」と教えていただき、最終的にビジュアルコミュニケーションデザイン領域を選びました。
高校時代に頑張ったこと
ブラスバンド部に所属していました。中学時代はサッカーをしていたので、次は楽器を演奏してみたいと思い、文化系の部活を選びました。楽器はバリトンサックス。大きくて低音が出る楽器が魅力的でした。
とはいえ、私に音楽の知識はなく、楽譜を読めない状態。それでも毎日居残りして練習し、楽器を家に持ち帰って自宅で練習したこともありました。とにかく「うまくなりたい!」その一心で楽器と向き合い、3年生では1曲の中でソロパートを任されるほど上達しました。
他にもMCとして演奏会の司会進行をしたり、曲と曲の間をトークでつなぐなどの経験も。人前で堂々と話し、会を進めていくことにもやりがいを感じ、人間的にも成長できた3年間でした。
将来の夢・目標

さまざまな夢の中で、いまいちばん叶えたいと思っていることは、ぬいぐるみ作家になることです。これは2年次の課題でぬいぐるみを作ったことがきっかけで、その後はぬいぐるみ作りに夢中になり、毎日コツコツと製作しています。そのかいがあってか、セレクトショップの方に作品を見てもらったり、東京でぬいぐるみを販売するチャンスもいただきました。着実に夢の実現に近づいているような気がします。ぬいぐるみ作家になれたら、将来的に韓国でぬいぐるみのポップアップストアを開けたらいいなぁ、と夢想しています。
その一方で大学を卒業したら、デザイン会社に入社し、学科で学んだ知識を活かしつつ、駅広告や街頭広告など、巨大なグラフィックデザインをしてみたいという夢もあります。他にも東京・三鷹市にある芸術家・建築家によって作られた集合住宅に住むことや、喫茶店のオーナーとして独立する、そんな夢も持っています。
夢がたくさんありすぎて困っています! 小さな夢がたくさんあるので、それらを地道に叶えていきたいと思っています。
先輩の学部で学べることをチェックしてみよう!
1日の時間割

ジャンルの違うさまざまな課題に挑戦することで、自分の得意なこと再認識し、苦手なことを発見できた学期でした。自分のやりたいことを実現する難しさと、ワクワクしながら取り組む楽しさの両方を経験し、いろいろな角度からデザインと向き合うきっかけになりました。
どんな高校生活を送っていましたか?
授業のほかに取り組んでいたこと
芸術系の高校に在籍していたので、自分の個性やスタイルを模索しながら制作に追われる毎日でした。文化祭の装飾に情熱を注いだり、卒業作品展のためにクラス全員で展示物(映像作品)を作り上げるなど、普通科の高校とは一味違う高校生活でした。
高校時代の勉強法(特に入試対策)
高校生活では課題の提出期限をしっかりと守り、さまざまなことにチャレンジし、皆がやらないことでも引き受けるなど意識して学校生活を送っていました。このような積み重ねによって、学校推薦型選抜を受験することができたと思っています。 入試は面接と書類審査でした。私は先生だけでなく、両親や祖父、友だちにも面接官の役割をお願いし、面接の練習をくり返しました。これはさまざまな世代、私との関係性、相手の考え方によって、質問される内容が違うため、自分が予想していない質問をされても、冷静に答えられるようにするのが目的でした。自分が答えるときは、よく聞くような一般的な回答ではなく、自分の言葉で自分らしさが伝わるように話すことを心掛けました。