ワールドカップ後も注目が続く大学ラグビー!強豪校はどこ?

2019年に日本でワールドカップが開催されて以来、ファンのすそ野を広げているラグビー。迫力あふれるプレーに魅了されている人も多いのでは?今回は、ワールドカップに負けないくらいアツい大学ラグビーについて、特に強豪とされている大学を紹介していくぞ。

全国大学ラグビーフットボール選手権大会 優勝・準優勝回数

大学名 優勝 準優勝
早稲田大 16 18
明治大 13 13
帝京大 12
関東学院大
同志社大
慶應義塾大
大東文化大
法政大
日本体育大
天理大

※編集局調べ(2024年3月時点)

大学選手権で圧巻の優勝回数! 早稲田大ラグビー蹴球部

早稲田大ラグビー蹴球部の創部は1918年。国内では4番目に古い大学ラグビー部だ。「全国大学ラグビーフットボール選手権大会(以下、大学選手権)」を制した回数は歴代最多の16回、準優勝も18回とダントツの成績だ。

早稲田大はほかの強豪校に比べて、入学定員数に占めるスポーツ推薦枠が狭い。そのため部員はスポーツ推薦や付属校からの内部進学以外にも、一般選抜や総合型選抜の合格者、浪人生など経歴はさまざま。入部した学生をしっかり育てるノウハウがあるのか、一般枠で合格し、後にスタメン入りを果たした選手もいるぞ。

強力フォワードは重戦車のごとし! 明治大体育会ラグビー部

明治大の体育会ラグビー部も早稲田大と同じくらい古い歴史を持っている。1923年の創部以降、これまでに大学選手権を制した回数は13回。早稲田大のよきライバルであり、両者がしのぎを削る「早明戦」は大学ラグビーの試合のなかでも屈指の人気を誇る一戦だ。

明治大ラグビー部のプレースタイルは「前へ」がキーワードになっている。たくましいフォワードの選手を中心に、一直線に敵陣へと突撃する力強さ。その姿は「重戦車」に例えられ、ファンに愛されている。

大学が一体となってサポート! 帝京大ラグビー部

2009年から2023年までの大学選手権15大会のうち、12回も優勝を果たしたのが帝京大だ。創部されたのは1970年と比較的新しいものの、ほかの伝統校に勝るとも劣らない存在感を見せている。

帝京大の勝利に大きく貢献しているのが、スポーツ医療学科を中心に設立された「帝京大スポーツ医科学センター」。所属している管理栄養士・トレーナー・フィジカルコーチが選手の体調を総合的に管理し、トレーニングを理論面からサポートしている。

そのほかにも! 全国レベルの強豪校

天理大

1925年創部。2020年には「関西Aリーグ」で5年連続12回目の優勝、さらに大学選手権で悲願の初優勝を果たした。関西勢が大学王座に輝いたのは、1964年優勝の同志社大以来。今後のさらなる活躍に注目したい。

慶應義塾大

日本で初めてラグビー部を創部した大学。毎年開催している早稲田大との「早慶戦」は人気が高く、テレビ中継も行われている。

筑波大

大学選手権では2回の準優勝を経験した国公立大の強豪。2022年選手権では8大会ぶりに準決勝に進出、4強入りを果たした。「日本一」を目標に、挑戦を続ける。

大学ラグビーの主なシーズンは、5~6月と9~2月。特に秋から冬にかけて試合が集中している。関東なら秩父宮ラグビー場、関西なら東大阪市花園ラグビー場が有名だが、それ以外にもたくさんの競技場がある。大学や部のホームページから試合情報を見られるので、興味がある人は要チェック!

全国大学ラグビーフットボール選手権大会 優勝・準優勝校(2004~2023年)

大会年度 優勝 準優勝
2023 帝京大 明治大
2022 帝京大 早稲田大
2021 帝京大 明治大
2020 天理大 早稲田大
2019 早稲田大 明治大
2018 明治大 天理大
2017 帝京大 明治大
2016 帝京大 東海大
2015 帝京大 東海大
2014 帝京大 筑波大
2013 帝京大 早稲田大
2012 帝京大 筑波大
2011 帝京大 天理大
2010 帝京大 早稲田大
2009 帝京大 東海大
2008 早稲田大 帝京大
2007 早稲田大 慶應義塾大
2006 関東学院大 早稲田大
2005 早稲田大 関東学院大
2004 早稲田大 関東学院大

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