東京都立大学/理学部の詳細情報
学科・定員・所在地
学科・定員
数理科学科(45名)
物理学科(47名)
化学科(48名)
生命科学科(60名)
所在地
1~4年:東京
※変更の場合もありますので、学校が発行している資料やホームページにてご確認ください。
理学部の偏差値を見るプロフィール
●自然科学への理解を深め、様々な変化に対応する能力を育む
●多彩な課題への対応力を養うため、しっかりとした基礎力を培う
●専門研究を刺激する海外留学支援プログラムで充実した学びを積み上げる
理学部は教員数が比較的多いことを生かして、学生一人ひとりに基礎がしっかり身に付く教育を行います。それにより、いろいろな課題に通用する広い視野と応用力も自然に育まれます。研究面でも理学分野は優れた成果をあげてきていて、皆さんとともに自然科学のさまざまな課題へ挑戦したいと考えています。
理学部の4つの学科は、これまで本学で進めてきた、少人数をベースにした丁寧な教育をさらに推し進めます。皆さんが抱いている自然界に対する好奇心を大事にし、自然科学の研究者、教育者、技術者として十分な力を身に付けられるよう全力で応援します。
【キャンパス】
南大沢キャンパス
【学生数】
841名(2023年5月1日現在)
【専任教員数】
112名(2023年5月1日現在)
【大学院】
理学研究科/数理科学専攻、物理学専攻、化学専攻、生命科学専攻[生命科学領域][応用生命科学領域]
数理科学科
【講義・学問分野】
代数学、幾何学、解析学、応用数理概論 など
物理学科
【講義・学問分野】
力学、電磁気学、物理数学、熱・統計力学、量子力学 など
化学科
【講義・学問分野】
無機化学、有機化学、量子化学 など
生命科学科
【講義・学問分野】
遺伝学、生化学、細胞生物学、生態学、進化生物学、系統分類学、発生学 など
学部の特色
自然科学への理解を深め、様々な変化に対応する能力を育む
自然科学に対する深い理解と知識を得ることを目指し、そのために必要となる手法や論理的考え方を身に付ける教育を行います。これによって、広い視野とさまざまな問題に対する解決能力を培い、理学の基礎力をもとに、社会における課題や新たな状況へ、適切に対応できる能力を備えた人材を養成することを目的とします。
多彩な課題への対応力を養うため、しっかりとした基礎力を培う
本学部の4学科は確かな基礎力を身に付ける教育を行っています。それをもとに自主性と研究力を培い、さまざまな応用へもつながる本物の力として育みます。4つの学科に直結する大学院の4専攻ではその力をさらに強化し、専攻を越えた教育や研究へもつなげていきます。
専門研究を刺激する海外留学支援プログラムで充実した学びを積み上げる
大学院進学を予定している4年次を対象に、海外の大学や研究機関で先端研究の現場を体験できるチャンスを与えています。期間は3週間~3ヵ月程度。毎年10人近くの学生の派遣を予定しています。
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学べること
数理科学科
積極的な学びにつながる大蔵書の図書館やオフィスアワー等、充実した学習環境下で学べる
数理科学の楽しさは、白黒がはっきりするデジタル的な明晰さと、アナログ的な美しさの共存にあります。その楽しさを体感しつつ、代数・幾何・解析・応用数理の4分野を体系的に学べるのが数理科学科です。
ともすると、現実社会では役に立たないと思われがちな数理科学ですが、決してそうではありません。現在では、自然科学はもちろん、コンピュータサイエンス、遺伝子工学、金融工学といった幅広い領域で活用されています。
本学科の学習環境の特色は、学生の自学・自習をサポートする体制です。本学科が独自に所有する図書室は、全国でも有数の蔵書数を誇ります。加えて、学習における疑問点を教員に気軽に質問できるオフィスアワーの体制も充実しています。
物理学科
身の回りの現象から宇宙空間まで、自然界に作用する物理学的な力を整合的に理解する
私たちの周りには様々な物質があり、様々な自然現象が見られます。それら一見複雑に見える物質や現象の中から、共通する普遍的な性質や基本法則を見い出し、客観的に論理を構成して理解しようという学問が物理学です。
本学の物理学科・物理学専攻で行われている研究は、サイズで言えば素粒子から身の回りの物質、さらには宇宙まで、また温度や密度にすれば40桁以上の広範なエネルギー・物質にまで及びます。そのような広い範囲でも、自然界に働いている物理学的な力はたった4つに集約されます。重力、電磁気的な力、強い力、弱い力です。後者2つは大学で学ぶ力で、20世紀初めに生まれた相対論・量子論によって記述される力です。それらの基本的な性質に基づいて、身近な現象から、素粒子と宇宙という極限的に大きさの違う世界までを、整合的に描き出すのが物理学の魅力です。
化学科
分子をキーワードに、様々なフィールドで研究する専門家をめざす
化学は元素や分子レベルで自然を理解し、物質の性質や変化、循環などを探求する自然科学の基礎的な分野です。研究対象は有機・無機物質にとどまらず、理論物理、固体物理、宇宙科学、分子生物学などにまで広がっています。これは、物理や生物の領域と思われていた分野でも、元素や分子の知識が必要とされることを意味します。本学科には、このような最先端の化学を担う約30名の専任教員が在籍し、新しい分子を作ること、新しい化学反応を見つけることはもちろん、分子をキーワードとして多様な現象を理解すること、分子や分子の集合体の性質やその役割を明らかにすること、物質の成り立ちや循環を明らかにすることを目的とした研究を行っています。
生命科学科
徹底した実験・実習と自主的な研究活動で『研究する力』を身に付ける
生命科学科では、基礎生物学・生命科学の様々な分野を学び、「研究する力」を身に付けることを目標にしています。現代社会は急速に変化しており、そこでは広範な知識、技術を基盤として新しいことを考える力、つまり「研究する力」が重要となります。「研究する力」は科学者ばかりではなく、いろいろな分野の専門職でも必要な力です。
本学科では、分子、細胞から、集団、種、生態系まで、生命科学の幅広い分野の研究に取り組んでいます。研究材料も、動物、植物から微生物まで実に多様です。生物学・生命科学の分野を幅広く学習することによって「研究する力」を身に付け、応用も含めた様々な分野で活躍できる人材を育成します。
アドミッションポリシー
理学部の求める学生像
・理学部各学科の教育目標に基づく学士課程教育を受けるにふさわしい基礎学力を備え、向上心が強く努力を惜しまない人
・知的好奇心にあふれ、未知のものにチャレンジし、独創的な発想に富み、個性豊かに学習・研究に邁進できる人
・倫理性に富み、自然や人類社会の現状と将来に世界的な視点から深い関心を持ち、その課題発見と解決に寄与する意欲を持っている人
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問い合わせ先
【住所・電話番号】
〈南大沢キャンパス〉
東京都八王子市南大沢1-1
(042)677-1111(代)
【URL】
理学部の主な就職先
【製造業】三田飲料、北陽電機、富士通、本田技研工業、セイコーエプソン【情報通信業】リビン・テクノロジーズ、KADOKAWA Connected、エーバイスリーセキュアシステム、富士通Japan、日本コンピュータ開発、NTTデータNJK、ボードルア、ビジョン・コンサルティング …ほか
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