高知工科大学/情報学群の詳細情報
(定員:100名)学科・定員・所在地
学科・定員
AI・コンピュータ科学専攻
サイバーリアリティ専攻
脳情報・心理情報学専攻
所在地
1~4年:高知
※変更の場合もありますので、学校が発行している資料やホームページにてご確認ください。
情報学群の偏差値を見るプロフィール
●次世代の情報学を担うことができる人材を育成
●情報学の中心的技術分野を主軸に、脳情報・心理情報学をも視野に入れた幅広い学びを展開
●情報系資格や教員免許にも対応したカリキュラム
情報技術の本質を理解し、大胆かつ柔軟な発想力で高度化する情報システムに対応できる力を身に付けます。
【キャンパス】
香美キャンパス(高知県香美市土佐山田町)
【学生数】
437名(2023年5月1日時点)
【専任教員数】
23名(2023年5月1日時点)
【大学院】
工学研究科 基盤工学専攻
AI・コンピュータ科学専攻
【講義・学問分野】
データサイエンスの基礎、パターン認識・機械学習、人工知能(AI)応用、計算機言語、アルゴリズムとデータ構造、データベースシステム、オペレーティングシステム
サイバーリアリティ専攻
【講義・学問分野】
画像処理、映像音響メディア、サイバーメディア、コンピュータグラフィックス、HCI概論、信号理論基礎、通信理論基礎、情報ネットワーク応用、情報セキュリティ
脳情報・心理情報学専攻
【講義・学問分野】
脳情報・心理情報概論、知覚情報処理、認知心理学、ニューロメカニクス、生体情報計測、記憶と学習、認知神経科学、計算論的神経科学
入学者・卒業者数
入学者数
109人- 女子生徒数
- 23人
- 男子生徒数
- 86人
- 地元出身学生数
- 29人
- 入学者総数
- 109人
卒業者数
100人- 就職者数
- 63人
- 進学者数
- 32人
学部の特色
次世代の情報学を担うことができる人材を育成
情報処理技術やネットワーク技術を活用した高度な情報システムの普及に伴い、誰もが情報化の恩恵を安心して受けられる環境の整備が急務となっています。さらに、近年の情報通信技術の急激な進展によって、AI(人工知能)とIoTセンサネットワークを張り巡らせたサイバーリアリティ空間という新しい情報学分野による情報世界の構築が始まっています。こうした情報学の大きな転換を踏まえ、本学群では2023年4月に専攻を改編。「AI・コンピュータ科学専攻」「サイバーリアリティ専攻」「脳情報・心理情報学専攻」の3専攻を新たな教育の核とし、情報学の未来を担うことのできる人材の育成をめざします。
情報学の中心的技術分野を主軸に、脳情報・心理情報学をも視野に入れた幅広い学びを展開
情報通信技術の目覚ましい進展によって、これまで人間に依拠してきた知性や現実世界の認識のあり方が大きく変わり、情報科学と人間の脳情報・心理情報の双方の特性と可能性を深く理解することが不可欠な時代となっています。本学群では、従来のコンピュータ科学やネットワークなどの情報学の中心的技術分野を引き続き基盤としながら、人間の知性や認識を情報学の視点から探究する脳情報・心理情報学までもを視野にいれた学びを展開。すべての専攻においてコンピュータ科学の基礎を学んだ後、各専攻の専門分野を深く学修ながら、高度な専門性を持って幅広い領域で問題発見・解決ができる技術者をめざします。
情報系資格や教員免許にも対応したカリキュラム
本学群では、各専攻分野のプロフェッショナルをめざすための学びが4年間の一貫的・体系的な教育プログラムを形成しています。まずは「専門基礎科目群」によって、その後の専門科目を理解するうえで必要な基礎知識を身に付けた後に、各専攻の中心的な科目を配置した「専門発展科目群」で専門性を養います。さらに「専攻領域科目群」で、専門領域を究めるための実験や、卒業研究などを行います。情報系資格はもちろん、高等学校情報および数学、中学校数学の教員免許取得にも対応しています。
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学べること
AI・コンピュータ科学専攻
AIをはじめとする先進的なICTを学び、第一線で活躍できる技術者をめざす
従来型のコンピュータ技術が一般化するとともに、クラウドやIoTといった技術基盤を理解するためのコンピュータ科学の知識がますます必要とされています。特にAI(人工知能)技術は目覚ましい進展を遂げており、新しいアーキテクチャ(設計思想)の創出による革新的な性能向上も期待されています。
本専攻では、コンピュータ科学の基本概念をしっかりと学びつつ、現在のAI技術を学びながら、さらに将来発展する技術に対応できる知識を修得。コンピュータの新たな可能性を拓くことができるIT技術者をめざします。
【授業・講義】
計算機アーキテクチャ
計算機の論理的な構造・動作(アーキテクチャ)を知り、プログラムを実行するために必要となる、演算制御ならびに命令実行制御の基本的なメカニズムを学びます。また、計算機を高速化するための基本的な手法を修得します。
サイバーリアリティ専攻
VRやサイバーフィジカル空間を中心としたメディア技術を修得
今日、VR(バーチャル・リアリティー)は社会生活を豊かにする第2の生活空間として欠かすことができない存在になろうとしています。また、現実世界の情報をIoTセンサネットワークで大量に収集したサイバーフィジカル空間は、人々の生活を豊かで持続可能にする手段として重要性が高まっています。これらを包含した「サイバーリアリティ空間」という新しい情報学分野が構築されつつあります。
本専攻では、コンピュータ科学の基本概念をしっかりと学びつつ、サイバー空間を支えるネットワーク・セキュリティ技術について深く学修。将来のサイバーリアリティを支えるIT技術者をめざします。
【授業・講義】
パターン認識・機械学習
映像に写っている物体が何かを認識する、音声信号中の言葉を理解する、このようなことをコンピュータで処理する方法がパターン認識です。その中心的な理論である、認識のための識別規則をコンピュータが自らデータから学習する「学習アルゴリズム」と、画像認識や音声認識への応用を学びます。
脳情報・心理情報学専攻
情報学の視点から人間の脳や心理を学び、人に優しいシステムを探究
近年の情報技術の進展は目覚ましく、なかでもAI(人工知能)は私たち人間の判断・認識能力を上回り、VR(バーチャル・リアリティー)によるリアルな情報呈示の精度や人間を拡張するような表現は、人間の知覚の処理能力を超える段階に入っています。このような時代において、情報学は私たち人間の脳や心理により密接に関わることになり、双方の特性と可能性を深く理解することが情報学のさらなる発展に不可欠です。
本専攻では、コンピュータ科学の基礎を学ぶと同時に、脳活動計測や心理実験、生体計測などの実践的な技法を通して人間の理解を深める「脳情報学」や「心理情報学」を学修。人に優しい情報通信技術の開発に貢献できる技術者をめざします。
【授業・講義】
知覚と認識
トータルな情報システムを理解するためには、人間が情報を処理する過程についての理解が欠かせません。『画像処理』、『コンピュータグラフィックス』などでの学習の前提となる人間の視覚系の情報処理について、幅広くかつ深く学びます。
アドミッションポリシー
学士課程全体のアドミッション・ポリシー
高知工科大学は「大学のあるべき姿を常に追求し、世界一流の大学を目指す」ことを目標として掲げています。この目標に賛同し、来るべき社会に活躍できる人材になるという強い意志と情熱を持ち、勉学意欲のある人を求めます。
高知工科大学には、システム工学群、理工学群、情報学群、経済・マネジメント学群、データ&イノベーション学群の5学群があります。各学群の教育の理念・目標を理解するとともに、それぞれの分野への高い関心と志望動機・目的意識を持ち、本学で学ぶための基礎学力を有していると認められる人の入学を希望しています。
情報学群のアドミッション・ポリシー
高知工科大学(学士課程全体)のアドミッション・ポリシーのもとに、情報学群では、情報学に対する興味と明確で適切な目的意識を持ち、次のような資質を持つ人を求めます。
(1)広い興味を持ち、主体的に真理を求める積極性と探究心
(2)問題を正しく理解し、論理的に考察して、自分の考えを的確に伝えられる能力
(3)ねばり強く打ち込み問題を解決する力
(4)高等学校で学習する幅広い分野の基礎学力
(5)数学や理科の論理的な理解
(6)協調性が高く、専門領域でリーダーシップをとり活躍できる能力
さらに、大学院へ進学することで、AI・コンピュータ科学、サイバーリアリティ、脳情報・心理情報学の各分野をけん引するような高度な技術者を目指すことを推奨します。
本学群の入学試験では一般選抜に加え、多様な人材を求めるために総合型選抜を実施します。
「一般選抜」では大学入学共通テストによって(3)、(4)を評価し、理科・数学の個別学力試験によって(2)、(3)、(5)を評価して選抜します。
「総合型選抜」では面接試験によって(1)、(2)、(6)を、学群適性検査によって(2)、(3)、(5)を、提出書類によって(1)、(3)、(4)、(6)を評価して選抜します。
さらに、「社会人特別選抜入試」を実施し、優れた人材を見出します。