実践女子大学/文学部の詳細情報
学科・定員・所在地
学科・定員
国文学科(110名)
英文学科(110名)
美学美術史学科(90名)
所在地
1~4年:東京
※変更の場合もありますので、学校が発行している資料やホームページにてご確認ください。
文学部の偏差値を見るプロフィール
●養えるのは教養・知識・優れた人格。個性豊かで、どんな場所でも活躍できる「自立した人材」として成長できる
●主専攻とは異なる「副専攻コース」でより深く学べ、資格の取得や広い視野と柔軟な思考を身に付けることも可能になる
●学科や学部にとらわれず広く学べる「他学部他学科開放専門科目制度」で、自分の専攻に対する客観的な視点が得られる
日本の文学を広く深く学ぶ「国文学科」、ジェンダーや多様性について、英語圏の文化や言語を通して考える「英文学科」、日本・中国・西洋の芸術に触れ、歴史やその背景を学ぶ「美学美術史学科」の3学科を設置。
【キャンパス】
渋谷キャンパス
【学生数】
1438名(2023年5月1日現在)
【専任教員数】
53名(2023年5月1日現在)
【大学院】
文学研究科/国文学専攻(博士前・後期)、英文学専攻(修士)、美術史学専攻(博士前・後期)
国文学科
【講義・学問分野】
国語学概論、国文学概論、古典文学基礎講読、近代文学基礎講読、国語学研究、日本語文法論、上代文学史、中古文学史、中世文学研究、近世文学研究、漢文学 など
英文学科
【講義・学問分野】
ジェンダーと私/私たち、ことばとジェンダー、グローバル英語圏文化への招待、移民と英語圏文学・文化、言語学の探究、世界の英語 など
美学美術史学科
【講義・学問分野】
日本美術史入門、日本近代美術史入門、西洋美術史入門、西洋近代美術史入門、中国美術史演習、仏教美術史演習、絵画入門 など
学部の特色
養えるのは教養・知識・優れた人格。個性豊かで、どんな場所でも活躍できる「自立した人材」として成長できる
本学部では、個性豊かで、将来どのような世界においても優れた人材として貢献できる、自立した人間の育成を目標としています。そのために、学生生活を通して幅広く深い教養を培い、専攻する学問の基礎から、最先端にいたる知識と研究方法を身に付けられるようカリキュラムを編成しています。
主専攻とは異なる「副専攻コース」でより深く学べ、資格の取得や広い視野と柔軟な思考を身に付けることも可能になる
本学部では「副専攻コース」を導入しています。「副専攻コース」では学生は主専攻とは別に、学科ごとの専門科目を中心に編成される科目群を履修します。それによって所属学科の専門教育カリキュラムを土台とする発展的学習やそれとは異なる系統的な学習を通じて、資格を取得したり、さまざまな視野と柔軟な思考力を身に付けたりすることができるようになります。日本語教育への深い理解と造詣を持ち、教育意欲あふれる教授者になることを目的とする「日本語教員養成コース」、英語で表現され、表現してきた女性たちのあり方を学ぶ中で、自分の考えを育み表現する力を養う「英語で学ぶ女性表象コース」、学芸員資格取得者がさらに知識を高め、それを社会で実践するための力を育成する「ミュージアム・スタディズ・コース」の3コースから選択できます。
学科や学部にとらわれず広く学べる「他学部他学科開放専門科目制度」で、自分の専攻に対する客観的な視点が得られる
本学部には従来から、専門科目の一部を文学部他学科の学生が履修できる「他学科開放専門科目制度」があります。この制度によって学生は、学科や領域にとらわれない学習機会を得て自分が学ぶ専門を異なる角度から客観的に理解することができるようになります。本学部では、さらに学生の学びの場を充実させるために、この制度を「他学部他学科開放専門科目制度」として人間社会学部との間に拡大しています。
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学べること
国文学科
日本文学を研究し、自分らしい表現力や思考力、豊かな感性を磨く
古くは奈良時代から、近・現代に至るまでの文学のほか、マンガなどのサブカルチャーも含め、日本語で書かれた幅広い領域の事物が研究対象です。日本文学を軸に多くの作品に触れることによって、そこに描かれている時代背景や作家の内面を考察。感性を磨くとともに日本語の美しい表現力や文章力を養います。
<国文学科の3つのポイント>
1. ITスキルを活用して国文学をより深く研究
膨大な情報を効率よく検索・活用するためのスキルや日本語の構造を分析する方法など、コンピュータ技術を習得することによって、より深い研究が実現します。
2. 日本語教員をめざすためのコースを設置
日本語教員は、日本は元より外国からも広く求められています。日本語教員養成コースでは、日本語を教えるための専門知識やスキルを身につけられます。
3. 文学ゆかりの地を訪れることにより作品の世界観を探究
文学作品にゆかりのある土地を訪れる京都研修旅行や、奈良・飛鳥の遺跡をめぐる万葉旅行など、作品に込めた作家の思いを肌で感じられるような貴重な体験ができます。
【授業・講義】
名所旧跡プロジェクト
日本文学ゆかりの地を実際に訪れる授業です。事前に文学と見学地との関わりを調査した後に、研修旅行で文学の世界をリアルに体験することにより、日本文学・日本文化への理解を深めます。
英文学科
ジェンダー、多様性を学び、多文化が共生する社会を構築できる人材へ
英文学科では2024年度よりカリキュラムを新しくします。新しいカリキュラムでは、ジェンダーや多様性について、英語圏の文化や言語を通して考えます。これらの学びを通して、さまざまな文化的背景を持つ他者の力となり、自己と他者を尊重し、多様な人々が共に暮らす社会を構築できる人材を育てます。
<英文学科の3つのポイント>
1. レベルごとの授業で英語力を伸ばす
1年次の必修科目「英語」は、全クラスが習熟度別の少人数制。自分の足りないところを理解し、苦手分野を克服しながら英語力を着実に伸ばします。
2. ネーティブの教員が会話力をバックアップ
さまざまなプログラムの授業はもちろん、ネーティブスピーカーの教員と授業以外でも話すことができるので、リスニングやスピーキングの力を自然に伸ばせます。
3. 女性としての生き方を考察
“女性”をテーマにした英語圏文学・文化や英語学の授業を通じ、自らの生き方や将来について考える機会が多くあります。女性ならではの感性や強さを意識することが成長につながります。
【授業・講義】
女性と英語圏文学a
17世紀から20世紀までのイギリスと旧植民地の女性作家をとりあげ、その生涯と代表作は当時のどのような社会的事象に対する反応なのかを理解し、現代の視点からその意義を再評価していきます。
美学美術史学科
芸術作品の魅力を探究し、独自の美意識と表現力を育む
美や美術作品について研究する美学・美術史学。幅広い地域と時代を対象に、絵画や彫刻、デザイン、映像メディアなど、さまざまなジャンルを学ぶことができます。教職関連実技科目では、ものづくりを体験。学生一人ひとりの美意識や価値観を育み、言葉で表現し、伝える技術を身に付けます。
<美学美術史学科の3つのポイント>
1. 多種多様なジャンルが感性を刺激
日本、中国、西洋など幅広い地域とジャンルの美術が研究対象なので、思いもよらなかった作品の魅力に出会うことも。新たな発見から独自の感性を育んでいきます。
2. 多くのフィールドワークで本物の美術品に出会う
展覧会や美術館・博物館の見学、京都・奈良への研修旅行などで本物の美術作品に触れ、作品の生まれた背景を探ります。また、希望者には海外研修も実施しています。
3. 芸術作品の本質に迫るためのスキルが身に付く
芸術家が生まれた時代背景や地域、美術の歴史を学び、作品を分析する力を養います。また、作品をより深く研究していくために、英語以外のさまざまな語学の習得が可能です。
【授業・講義】
仏教美術史演習
仏像の種類や印相(手の形)、展覧会や寺院での仏像の見方などを詳しく学び、学期末に発表を行います。また年度後期には京都・奈良へ2泊3日の演習旅行へ行き、実際に寺院で本物の仏像を拝見します。
アドミッションポリシー
入学者受入れの方針
文学部は、日本・外国を問わず広く文化や歴史を学び、グローバル化や多様化の進む社会と積極的に関わりを持ち、他の人々と協調して生きていこうとする人を求めます。
●国文学科
国文学科では、本学科のカリキュラムポリシーに基づき、日本語や日本文学を総合的に学修し、日本文化の進展及び世界への発信に寄与しうる能力を持つ、以下に挙げる人材を入学者として求めます。
(1)高等学校卒業程度の学力を有していることを、成績(調査書)及び入学者選抜で示すことのできる人。
(2)国文学科の四つの柱である、国文学・国語学・日本語教育・漢文学に対し、深い意欲と関心を持って継続して学ぶことのできる人。
(3)日本の文化や言語に関する深い知識を習得し、それを生かしてグローバル社会において活躍することを目指す人。
(4)専門知識を身につけることを通して、文章力・表現力・コミュニケーション能力・課題探求能力に磨きをかけるべく努力できる人。
(5)答えが一つと決まっていない課題について、仮説を立てて検証する能力のある人。
(6)多様性を認めながら、様々な人と生産的な議論が行えるよう、自己を研鑽できる人。
●英文学科
英文学科は、カリキュラム・ポリシーに基づき、言語・文化の多様性を深く学び、言語運用能力、論理的思考力、表現力、発信力を高める意欲を持ち、主体的に学業に取り組む、以下に挙げる人材を入学者として求めます。
(1)英語をはじめ大学で学ぶために必要な高等学校卒業程度の学力を身につけていることを成績(調査書)及び入学者選抜で示すことができる人。
(2)研究課題に主体的に取り組むことにより、高度な言語運用能力・論理的思考力・表現力・発信力を養成したい人。
(3)グローバルな英語圏の文化及び言語学について学ぶ意欲のある人。
(4)培った知識と力を活用し、他者と協働しながら、社会を変えていくことに挑戦する人。
●美学美術史学科
美学美術史学科では、学科のカリキュラム・ポリシーに基づき、以下の人を求めます。
1. 高等学校卒業程度の学力を有していることを、一般入試あるいは総合型入試で筆記試験又は調査書によって示すことができる人。
2. 日頃から以下のことに取り組んでいる人。これらを総合型入試で示すことができる人。
(1)日本史、世界史の基礎知識を身につけ、それぞれの時代の美術、文化について関心を持ち調べる。
(2)国語、倫理などの科目に積極的に取り組み、論理的に考え、正しい日本語で表現する。
(3)自分から美術館、博物館に足を運び、絵画、彫刻などの美術作品を見て、それらがつくられた背景について知ろうとする。
(4)異なる文化、社会に関心を持ち、多様な人々の存在を尊重する気持ちを持つ。
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問い合わせ先
【住所・電話番号】
東京都渋谷区東1-1-49
入学サポート部
(03)6450-6820
【URL】
文学部の主な就職先
ANAエアポートサービス、警視庁、埼玉県教育委員会、サイバーエージェント、Sansan、三省堂、静岡新聞社、JALスカイ、住友倉庫、住友電気工業、東京都教育委員会、千葉銀行 …ほか
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