同志社女子大学/現代社会学部の詳細情報
(京田辺キャンパス)学科・定員・所在地
学科・定員
社会システム学科(310名)
現代こども学科(100名)
所在地
1~4年:京都
※変更の場合もありますので、学校が発行している資料やホームページにてご確認ください。
現代社会学部の偏差値を見るプロフィール
●テーマに応じて現場を訪れ、社会の実情を体験して学ぶ(社会システム学科)
●独自の英語特別プログラム「CASE」で、ハイレベルな英語運用能力を養う (社会システム学科)
●こどもたちとの交流の場を企画・運営するプロジェクト「こどパ」(現代こども学科)
社会システム学科では、多様な学びのフィールドを広領域かつ専門的な学びとして統合し、社会に発信する力を身につけます。
現代こども学科では、こどもとは何かを実践的に幅広く理解したうえで、こどもをどのように育み、ケアしていくのかを追求します。
【キャンパス】
京田辺キャンパス
【学生数】
1681人(2023年5月1日現在)
【専任教員数】
38人(2023年5月1日現在)
社会システム学科
【講義・学問分野】
法学概論、現代社会入門、京都観光学概論、経営学概論、社会リサーチ入門、キャリアアップ英語I〜IV、心理臨床学、京都文化論、ユニセフとこども支援、観光地域事業論、情報学、こども産業論、女性とリーダーシップ ほか
現代こども学科
【講義・学問分野】
現代こども学概論、こどもスポーツ論、世界の貧困問題とこども支援、こどもの発達心理学、教職論、幼児教育課程総論、幼児理解、児童理解と生徒・進路指導、教育方法と技術、道徳教育論、教育相談、ピアノ奏法 I・II ほか
入学者・卒業者数
入学者数
445人- 女子生徒数
- 445人
- 男子生徒数
- 0人
- 地元出身学生数
- 74人
- 入学者総数
- 445人
卒業者数
390人- 就職者数
- 365人
- 進学者数
- 5人
学部の特色
テーマに応じて現場を訪れ、社会の実情を体験して学ぶ(社会システム学科)
さまざまな仕事や経済活動などの現場に赴き、社会の実情を体験から学ぶフィールドワークを重視し、積極的に実施しています。北海道富良野地域のまちづくり、地方行政でのインターンシップ、京町家・まちづくりプロジェクトなど、実社会の体験と、そこで活躍する人々との交流などを通して、机上では得ることのできない成果を得ています。
独自の英語特別プログラム「CASE」で、ハイレベルな英語運用能力を養う (社会システム学科)
3年間一貫してネイティブスピーカー教員が指導し、実社会や大学院で求められるハイレベルな英語運用能力を身につけます。グループディスカッションやスピーチなどさまざまな手法で、英語の4技能(読む・書く・話す・聞く)を育成。上級と中級のグレードがあります。
こどもたちとの交流の場を企画・運営するプロジェクト「こどパ」(現代こども学科)
現代こども学科の学生が企画・運営し、地域のこどもたちに出会いと交流、学べる場を提供するプロジェクト「こどパ」を毎年行っています。
2023年度は、京田辺市内の小学校1~6年生に京田辺キャンパスに来てもらい、「こどパ」18th「はじけろ!Bubble」というテーマで実施しました。
この学部のことを詳しくチェック
学べること
社会システム学科
現代社会の課題にビジネス・社会・法・観光・心理学などの学際的な学びを関連させて、しなやかに対応できる女性をめざす
●興味も学びも深まる5つのコース
社会の課題にアプローチする上で必要なシティズンシップと法、グローバルコミュニケーション、社会対応力の基礎の上に「多文化共生」「京都学・観光学」「ライフデザイン」「ビジネスマネジメント」「公共政策と法」の5コースに区分する多様な学びのフィールドを広領域かつ専門的な学びとして統合し、社会に発信する力を身につけます。
●社会と連携した課題解決型学習を積極的に導入
現代社会の課題を発見するには現場に赴き、実情に触れ、現場の人々との交流が必要不可欠。企業や地域社会と連携したインターンシップ型、プロジェクト型授業を設置し、実践を通して学ぶ機会を提供しています。
●グローバルな語学運用能力を磨くさまざまなプログラム
英語の特別プログラム「CASE(Career and Academic Studies in English)」を展開。ネイティブスピーカー教員による指導で、実社会や大学院で必要とされるハイレベルな英語運用能力を修得します。また中国語、フランス語、ドイツ語でも同様のプログラムを設置しています。
【授業・講義】
●大西ゼミ:多様な文化の調査・分析
異国文化や、自分とは異なる意見を広く知ることで自文化を見つめ直し、多文化共生への理解を深めるのがこのゼミの目標。文化の背景にある歴史や技術、経済などさまざまな要素を「なぜ?」「本当?」というクリティカルな視点で調査するのがこのゼミで学ぶ醍醐味です。配属後、学生たちは奄美大島や北海道でのフィールドワーク、アンケート調査に挑戦。社会調査のスキルを培ったのち、幅広い題材を切り口に多文化共生というテーマに挑みます。
●日下ゼミ:多世代交流と心理学
年齢と心理の関係性に着目し、「歳を取ることを喜びに感じられる社会づくり」をテーマに活動しているのが、日下ゼミです。ゼミに所属する学生たちは、日下先生が主宰する「ワンダフル・エイジング・プロジェクト」の一環として、シニアの方々と一緒に小学生向けのプログラミング教室などを開催。生き生きとイベントを楽しむシニアの姿を目の当たりにすることで、年齢を重ねても溌剌と日々を送る方法や社会の仕組みについて、考えを深めます。
●記虎ゼミ:将来に役立つ会計学の知識
世の中にあるモノやサービスのほとんどは「企業」が提供しています。提供元の企業はどのくらい利益を上げているのか、利益が上がった/下がった理由は何なのか。それらを「財務諸表」から読み取り、分析するのが記虎ゼミのテーマ。一見難しそうに見えますが、「財務諸表」を読み解くことは、企業の「信頼性」「将来性」を測ることにもつながります。経済学部や商学部に負けない会計学の知識を得て、将来に役立てることができます。
●天野ゼミ:フィールドワークで学ぶ地域
天野ゼミが大切にしているのは、フィールドワークで「場所を理解する」姿勢。研究対象地域はさまざまですが、どのエリアであっても学生たちは直接その場に足を運び、住民の方々と交流する中で、地域の歴史や文化といった情報を吸収します。場所を感じ、繰り返し訪れることで、初めは点として見えていた地域が歴史や文化、経済と結びつき、一本の線に見えてくる。この体験を通じて、学生たちは一歩深い視点で場所を理解する力を身につけます。
●福岡ゼミ:社会と憲法判例
福岡ゼミでは、国家問題から身近な問題まで、憲法に関わるさまざまな判例を取り上げて学びます。そして、卒業研究では、ゼミ生がそれぞれ興味を持てるテーマを選択し、それに関する判例・理論などを検討し、卒業論文を書き上げます。また、フィールドワークで、地方裁判所での裁判傍聴も行い、傍聴した裁判についてディスカッションすることもあります。このような経験は、学生たちに生きた学びを与えてくれます。
現代こども学科
こどもと関わり、こどもを理解し、新しい社会を創造していく女性に
● 現代社会の中で、こどもを見つめる
現代社会に生きるこどもを多面的に理解し、こどもを取り巻く問題を学際的に探究。その解決方法をデザイン、発信していく力を育んでいきます。
●こどもとの関わりは、互いに心を配る関係
こどもを単に「教える」対象として見るのではなく、「ケアする」関係にあるものとして見ていきます。どのような環境をデザインすれば良いか、こども理解の上に立って考えていきます。同時に、こどもの問題の探究を通して現代社会を理解し、問題解決力、コミュニケーション力などのスキルを高めます。
●2023年度公立小学校教員採用試験合格率71.0%(受験者31人中22人が現役合格)
教員をめざす人のために採用試験対策講座や理数系教科専門力アップ科目を開講。教職課程センターのサポートをはじめ、きめ細かな指導を行っています。また、2・3年次全員を対象に「キャリアデザインと卒業後の進路」を考える機会としてキャリアガイダンスを実施。希望する進路・就職の実現のためのサポートを行っています。
【授業・講義】
●教育方法と技術
日進月歩で変化する教育現場の時代の流れを鑑みつつ、より楽しく、分かりやすく、効果的な教育手法を学ぶのがこの授業の目的です。自宅付近を散策して建物や店舗を訪れ、感じたことを「五感マップ」に落とし込んだり、さまざまな環境下でレゴを限りなく高く積み上げることに挑戦したり。体験的でオリジナリティ溢れる授業を通じて、学生はこどもたちの興味をしっかりと引き出す教育手法を考察・分析。見出した効果的な手法やICTを生かして、授業を自らデザインし、実践的な授業展開能力を養います。
●社会科指導法
小学校で行われる社会科授業の目標、指導法などの理解を深め、授業のための基礎的知識の修得をめざします。学生たちは、社会科の授業で実際に使われている教科書を分析しながら、それぞれに学習指導案を作成。最終的には模擬授業に挑戦し、授業内容を教員や受講生同士で評価し合います。近年は教育現場でもICT活用が進んでいるため、この授業では学生1人にiPadを1台貸与。時代に即した指導法やノウハウを身につけていきます。
アドミッションポリシー
社会システム学科の求める学生像(求める能力・適性など)
現代社会学部社会システム学科は、女性のライフコースが専門性に立脚していくつか形成される21世紀の新しい社会システムにおいて、これからの女性が進出すると予想される分野を視野に入れて5つのコースを設け、専門的な能力を開発していく。この教育目標を達成するため、入学者には以下のような人物を求める。
【知識・技能】
・社会に関連する科目を幅広く学習している者。
・高校卒業程度の外国語運用能力を身に付けている者。
【思考・判断・表現】
・社会の様々な問題を自ら発見し、科学的な手法を通じてその解決を探求しようとする者。
・学んだ知識を適切にまとめて、社会に向けて発信する力を身に付けようとする者。
【関心・意欲・態度】
・変化する現代社会における関心を持つ者。
・外国語を使ったコミュニケーション能力を通じて、国際理解を推進しようとする者。
・ビジネスや法律の専門的知識を持って、公的機関や民間企業等で活躍したいと考えている者。
・京都をはじめとする地域社会の文化、観光のあり方に関心を持つ者。
・文化的多様性について関心があり、国の内外で貢献したいと考えている者。
現代こども学科の求める学生像(求める能力・適性など)
現代社会学部現代こども学科は、こどもに関わる専門的内容を修得して世界の見方を広げるとともに、課題の探究を通して、あらゆる分野で必要な<問題解決能力>と<コミュニケーション能力>を身に付けることを目指している。これらの力を用いて、未来を担うこどもが大切にされる社会をつくる人材を養成することを目標としている。この教育目標を達成するために、入学者には以下のような人物を求める。
【知識・技能】
・基礎学力として、高校で履修するすべての科目の勉学に励んだ者。
・とりわけ、幼稚園や小学校の教職課程、保育士養成課程を履修する予定の人は、国語・英語などの人文科学、地歴・公民などの社会科学、理科・数学などの自然科学のみならず、音楽・美術・書道などの芸術や保健体育などの健康スポーツ科学などにも関心を持ち、それらの学習を深めておくこと。
【思考・判断・表現】
・学際的な視野や、総合的な判断力、創造力、表現力を身に付けたいと考えている者。
・自分の思いや考えを適切にまとめ、こどもや関係者に伝えていく発信力を育むことのできる者。
・こどもを取り巻く現代社会に対して、自分なりの問題意識に基づいて問いを立て、調べたり考えたりすることに前向きに取り組むことができる者。
【関心・意欲・態度】
・本学科で推進する人と人とが互いに心をくばる「ケア」関係のなかで、自分を成長させたいと願う者。
・こどもを取り巻く国内外の環境や社会問題を、自分のこととして捉え、その解決に向かう手だてを複数考える意欲がある者。
・こどもをはじめ、地域や職場の多様な世代の人々と協働するために自らが果たすべき責任があることを自覚し、考えたことを実現化しようと具体的な行動をとろうとする者。
・世界的な視野に立って、人類や自然の共生に関心のある者。