うつのみや

宇都宮大学

国立大学 栃木県

宇都宮大学/農学部の詳細情報

学科・定員・所在地

学科・定員

生物資源科学科(58名)
応用生命化学科(30名)
農業環境工学科(30名)
農業経済学科(33名)
森林科学科(29名)

所在地

1~4年:栃木

※変更の場合もありますので、学校が発行している資料やホームページにてご確認ください。

プロフィール

●「農学」の基礎を幅広く学ぶ
●広大なフィールドから微小な分子まで、実践的実習・実験プログラムが充実
●地域密着型から先駆的研究まで広範囲な課題に取り組む

農学部では、持続的で循環する社会を構築するために必要な幅広い教養や倫理観を養い、5つの学科において、食料、生物資源、環境保全、農林業に関する基礎から応用までを学ぶとともに、現場で役立つ「実学」を学習した人材を輩出することを目標としています。そのために教育領域は、生産から加工・流通、環境保全など広範にわたります。一方、1年生ではどの学科にも共通した講義や実習を通して、農学全般に関わる必要な知識を築き上げます。

【キャンパス】

峰キャンパス

【学生数】

871名(2023年5月1日現在)

【専任教員数】

58名(2023年5月1日現在)

【大学院】

地域創生科学研究科

生物資源科学科

【講義・学問分野】

生物学(概論)、基礎化学I・II、生物学I・II、生物化学(生体成分の化学)、植物生産学概論、動物生産学概論、植物保護学、遺伝・育種学、代謝学、アグリバイオサイエンスの展望と課題I、遺伝子工学、生物統計学、生物科学実験、生物資源基礎化学実験、分子生物学実験、アグリバイオサイエンス実験I・II、フィールド実習I・II、特別演習、生物資源科学科卒業論文など

応用生命化学科

【講義・学問分野】

基礎無機化学、基礎有機化学、分析化学、基礎生命科学、基礎化学演習I・II、分子生命科学I、化学と生命、微生物学、物理学概説I、地学概論I、有機化学I・II、生物化学I・II、基礎化学実験I・II、食品化学、専門英語演習、生物有機化学、食品生化学、高分子材料化学、食品衛生学、応用生命化学実験I・II、プレゼンテーション演習I・II、応用生命化学科卒業論文など

農業環境工学科

【講義・学問分野】

基礎数学、基礎物理学、応用数学、応用力学、熱工学、農業環境工学概論、計測法、コンピューターデータ処理、流体力学、環境評価システム論、コンピュータ製図、環境化学、農業環境工学インターンシップ、農業環境工学現地実習、プロジェクト演習、技術者倫理、農業環境工学科卒業論文など

農業経済学科

【講義・学問分野】

農業経済学、農業経営学、アグリビジネス論、国際農業経済・経営学、フードシステム論、地域社会学、ミクロ経済学、農業経済学農政学、現代農政学特別講義 I・II・III 、海外の農業 I・II・III 、農業インターンシップ、農村調査実習 など

森林科学科

【講義・学問分野】

森林科学論I・II、樹木学、森林基礎化学、森林基礎生物学、基礎統計学、国際森林科学論、森林基礎経済学、森林基礎力学、森林生態学、森林測量学I・II、木材組織学、森林計測学、森林保護学、砂防工学、森林機械学、育林学、木材材料学、森林生産経済史、森林計画学、森林土木学、森林水文学、森林資源利用学、樹木学実習、基礎実験、森林測量学実習I・II、森林測量学フィールド実習、森林計測学実習、林産学実験、育林学実習、森林政策学演習、森林工学実習、森林科学総合実習、森林科学科卒業論文など

入学者・卒業者数

入学者数

224人

卒業者数

190人
就職者・進学者数内訳
就職者数
106
進学者数
76

学部の特色

「農学」の基礎を幅広く学ぶ

1年次は農学全般に関わる知識を身に付ける

「農学」は多くの分野が融合して成り立っています。そこで1年次の間は、入学した学科に関わらず幅広くあらゆる分野の農学や科学を学ぶために、全員がコア科目である「農業と環境の科学」「生物資源の科学」および「コア実習」を受講し、大きな視野に立った、基礎的な素養と農学の概念を学びます。

広大なフィールドから微小な分子まで、実践的実習・実験プログラムが充実

実践フィールドとして活用されている附属演習林

宇都宮大学のある栃木県内に、国立大学法人としては珍しく、広大な附属農場および附属演習林を保有しており、実践的な実習プログラムが充実しています。また、雑草管理教育研究センターおよびバイオサイエンス教育研究センターにおいて、現場に即した実習や、分子生物学などの遺伝子レベルの実験も行います。

地域密着型から先駆的研究まで広範囲な課題に取り組む

地域社会に還元できる研究に取り組める

イチゴつみとりロボット、栃木県の土壌に合う肥料の探索、日光国立公園の野生動物の調査など、地域に密着した研究を行っています。一方で、炭酸ガス防虫、カラス被害対策、野菜用ワクチンの開発など、世界でも例の少ない、特徴的な研究も行っています。また、2019年には「宇都宮大学きのこ個性化プロジェクト」にて本学初のクラウドファンディングによる資金調達に挑み、目標金額を達成しました。

学べること

生物資源科学科

生物資源の持続的生産・管理および環境保全をめざす

農業とは、食料をはじめ、人が生きていくために必要なさまざまな生活資材となる「生物資源」を生産する業と言えます。生物資源科学科では、まさにその生物資源の持続的生産を達成する教育と研究を行っています。生物学および化学を基礎として、多様な生物資源の特質を分子から個体、集団のレベルで究明し、動物・植物・昆虫・微生物の機能解明とその応用技術を身に付ける教育を行っています。また、地域および世界レベルにおいて、それらの生物資源を適切に管理し、持続的な生産と環境の保全の両立に役立つ理論と実践力にかかわる教育も行っています。講義だけでなくフィールド実習や実験を通して、現場に役立つ知識、分析能力、情報処理能力を身に付けたジェネラリストを養成します。さらに卒業論文の研究において、より専門的な知識を礎に、自ら問題意識を持ち、それを解決する道筋を考えることを通して創造性を身に付けたスペシャリストの素養も身に付けることを目標とします。

応用生命化学科

生命・食品・環境のさまざまな問題に化学の力で挑む

応用生命化学科では、生命の営みに関するさまざまな事象を化学的な視点から学び、解明していきます。例えばコメに含まれるデンプンは、消化されブドウ糖となり体内に吸収されます。引き続き、さまざまな酵素の働きで変化する(代謝される)ことにより筋肉を動かすエネルギーを作り出しています。このことからわかるように、生命現象は“物質の連続的な変化”、つまり“物質の流れ”としてとらえることにより詳細な解析が可能となります。このような物質の成り立ちと変わり方を取り扱う学問分野である「化学」をツールとして使いこなす力をつけること、そして生物やその他の領域も総合的に学ぶことで「生命」を理解することを重視しています。以上の教育プログラムを通して、真に豊かな暮らしを支える科学技術の発展を図るための基本的・応用的な教育研究を行い、生命・食品・環境の分野で問題解決に積極的に取り組むことのできる人材を養成します。

農業環境工学科

人類の持続的な生活のために環境から学び農業を科学する

農業環境工学科は「環境と調和した持続可能な農業システム作り」に取り組んでいます。土や水、作物や家畜、生産システムや地域資源など、農業を取り巻く環境を対象として工学的なアプローチと生物学や社会科学的な手法から、環境保全と持続的な食料生産のしくみを研究しています。
農業環境工学科の教育プログラムでは、理数系の基礎科目で理論を学び、専門科目で理論の応用や実践方法を身に付けていきます。これらの学びを通して、農業の生産基盤の整備と保全、生態系や農村資源の管理と運用、国際的な農業開発と支援、効率的な食料の生産や流通、消費のための技術開発やシステム構築などに取り組む人材を育成しています。
農業・農村環境の創造と管理、持続的な食料生産のための技術開発や支援など、農業と環境を学びたい人のための学科です。

農業経済学科

社会科学の視点から食や農業の問題にアプローチできる人材をめざす

農業経済学科では、全ての人にとても身近で欠かせない食を供給する農業を持続可能にするために、社会科学の視点から教育・研究を行っています。また、農業は食の生産を担うだけでなく、農業によって農地や山など自然資源を管理し、田園風景を維持し、そのことによる癒やしの機能、また伝統や地域性のよりどころとなる文化的資源を提供しています。このような幅広い役割・機能を私たちが享受し、暮らしが豊かになるための研究も重要です。そのために、経済学や経営学の基礎理論、計量分析や財務分析、社会調査法としての実態調査手法を学びながら、生産、加工、流通、貿易、消費の分析、食料・農業政策、環境問題や地域社会の機能、歴史的視点など幅広い知識を身に付け、「自らの意思で学び、自ら思考し、行動する」能力を開発し、広い視野から実社会に貢献できる人材を養成します。

森林科学科

講義とフィールド実習の連携によって中核的な森林技術者になる

森林の育成、管理から生産物の加工利用までの一連の流れを基軸としながら、森林の持つ木材生産機能と環境保全機能を総合的に学習していきます。授業科目は育林学、森林社会科学、森林工学、林産学の4分野からなり、自然科学系から社会科学系までの幅広い分野で構成されています。基軸科目(導入)から専門基礎科目、専門科目、基軸科目(総合)へと学年が進むに従って専門的な知識を身に付けつつ、最後には全体を俯瞰する力を身に付けてもらうカリキュラムともなっています。講義のほか、実習、実験も重視し、特に実習では、キャンパスから1時間の距離にある船生演習林を頻繁に使用します。船生演習林には技術職員が常駐し、宿泊施設も完備しているため、日帰りおよび宿泊実習がカリキュラムに多く組み込まれています。本学科での学びを通して、50年、100年後の未来を見据えた森林の利活用のあり方を提示する知識・能力を身に付けます。

アドミッションポリシー

求める学生像

生物資源科学科
(1)高等学校で修得すべき幅広い教科・科目の基礎的な知識を備えている。
(2)生物資源科学の基礎となる数理科目等についての基礎的な知識を備えている。
(3)様々なデータを読み取り、思考し、判断する力を備えている。
(4)生物資源科学における諸課題の解決策を他者と共有するための表現力を備えている。
(5)主体性があり、常に問題意識を持ち、解決に向けて自ら考え、行動を起こす意欲と能力を備えている。
(6)将来、農業やその他の産業に従事し、それぞれの分野の指導的立場をめざす意欲を持っている。

応用生命化学科
(1)高等学校で修得すべき幅広い教科・科目の基礎的な知識を備えている。
(2)応用生命化学の基礎となる数理科目等についての基礎的な知識を備えている。
(3)様々なデータを読み取り、思考し、判断する力を備えている。
(4)ある事象に対して多面的に考察し、自分の考えをまとめ、簡潔に分かりやすく表現できる。
(5)真に豊かな暮らしを支える科学技術を発展させたいという意欲を持っている。
(6)科学に対する熱意、主体的な姿勢、コミュニケーション能力を持っている。

農業環境工学科
(1)高等学校で修得すべき幅広い教科・科目の基礎的な知識を備えている。
(2)農業環境工学の基礎となる数理科目等についての基礎的な知識と学力を備えている。
(3)様々なデータを読み取る力、論理的な思考力、判断力を備えている。
(4)広く社会や環境に関わる問題意識をもち、諸課題の解決策を他者と共有するための表現力を備えている。
(5)主体性があり、常に問題意識を持ち、解決に向けて自ら考え、行動を起こす意欲と能力を備えている。
(6)環境と調和した農業システムや田園空間の創出に関心および情熱を備えている。

農業経済学科
(1)高等学校で修得すべき幅広い教科・科目の基礎的な知識を備えている。
(2)農業経済学の基礎となる社会系科目についての基礎的な知識を備えている。
(3)様々なデータを読み取り、論理的に思考し、判断する力を備えている。
(4)農業経済学における諸課題の解決策を他者と共有するための表現力を備えている。
(5)常に問題意識を持ち、解決に向けて主体的に考え、行動を起こす態度を備えている。
(6)現実社会の中から学ぶ意欲と、コミュニケーション能力を持っている。

森林科学科
(1)高等学校で修得すべき幅広い教科・科目の基礎的な知識を備えている。
(2)森林科学の基礎となる数理系と社会系科目等についての基礎学力を有している。
(3)様々なデータを読み取り、思考し、判断する力を備えている。
(4)森林科学における諸課題の解決策を他者と共有するための表現力を備えている。
(5)主体性があり、森林・林業分野への熱意を持ち、行動を起こす意欲とコミュニケーション能力を備えている。
(6)森林・林業分野への熱意と、将来には指導的立場をめざす意欲を持っている。

農学部の主な就職先

《生物資源科学科》農林水産省、教員(農業)、県庁、市役所、キユーピー、カネコ種苗、井関農機、ニプロファーマ、JA全農とちぎ、フタバ食品、天鷹酒造、東京シティ青果 …ほか

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