宇都宮大学/農学部の詳細情報
令和8年度より、宇都宮大学農学部は変わります!学科・定員・所在地
学科・定員
フロンティア食品科学科(37名)新設
生物生産イノベーション科学科(56名)新設
環境システム科学科(51名)新設
エコロジカル社会経済学科(36名)新設
所在地
1~4年:栃木
※変更の場合もありますので、学校が発行している資料やホームページにてご確認ください。
農学部の偏差値を見るプロフィール
●「未来農学」の基礎を幅広く学ぶ
●広大なフィールドから微小な生物学まで、実践的実習・実験プログラムが充実
●地域密着型から先駆的研究まで、広範囲な課題に取り組む
農学部では、深刻化・複雑化した現代社会の課題を解決し、持続可能でありながらも豊かな未来社会を切り拓くために必要な、科学(自然科学と社会科学)を広く深く学びます。本学部では、食・生命・環境の分野におけるさまざまな課題を見つけ出し、理論的かつ実践的な提案をして、現場において活躍するために、農学分野の将来の展望や技術的進歩、社会的変化に焦点を当てた学びを基盤として、各学科で特定の専門分野を究めて深く学ぶことで、未来を切り拓く力を身につけます。
【キャンパス】
峰キャンパス
【学生数】
882名(2025年5月1日現在)
【専任教員数】
60名(2025年5月1日現在)
【大学院】
地域創生科学研究科
フロンティア食品科学科
【講義・学問分野】
生体成分の化学、細胞生物学、代謝生化学、微生物学、食品学、食品加工・貯蔵の科学、色・味・香りの化学、環境と食品の機器分析、食と環境を守る植物科学、ファインケミカルズー有機化学ー、菌類が開く食の未来、食品加工実習、フロンティア食品科学実験 など
生物生産イノベーション科学科
【講義・学問分野】
生物学概論、土壌環境科学、植物保護学、分子生物学、遺伝子工学基礎、遺伝子機能解析学、植物生理学、動物生理学、植物遺伝育種学、動物遺伝育種学、園芸学、家畜飼養学、動物繁殖学、エシカル畜産学、応用昆虫学、雑草学、分子生物学実験、生物生産フィールド実習、生物生産イノベーションの実践と課題 など
環境システム科学科
【講義・学問分野】
応用数学、環境システム科学概論、田園生態学、測量・環境計測学、流体力学・水理学、農地環境学、空間情報工学、圃場機械学、バイオマス利用管理学、気候変動へのレジリエンス、樹木・造林学、スマート農林業の実践と課題、人と森林の千年史、森林科学実習 I(生態)、環境工学実験、日光・森林フィールド実習 など
エコロジカル社会経済学科
【講義・学問分野】
エコロジカル社会経済学入門、ポリティカル・エコロジー、環境共生経済学、農村計画論、農政学、農村の安全と安心の科学、循環経済と社会、食農原論、財政学(農学)、国際アグロエコロジー、ソーシャルビジネス論、社会科学フィールド実践演習、エコロジカル社会経済学基礎演習、エコロジカル社会経済学応用演習 など
学部の特色

「未来農学」の基礎を幅広く学ぶ

幅広い農学や科学を学ぶための基礎となる「未来農学」「SDGs入門」「食農科学」「食農マネジメント論」「農学データサイエンス」および「フィールド実践演習」等を学び、未来社会で活躍するための基盤を養います。
【全学科共通科目】
未来農学、食農科学、農学の倫理、農学データサイエンス(基礎、応用、実践)、食農マネジメント論、AIとゲノムが開くデジタル生物学への扉、国際キャリア教育、農学インターンシップ、フィールド実践演習 I 、II など

広大なフィールドから微小な生物学まで、実践的実習・実験プログラムが充実

宇都宮大学のある栃木県内に、国立大学法人としては珍しく、広大な附属農場および附属演習林を保有しており、実践的な実習プログラムが充実しています。また、雑草管理教育研究センターおよびバイオサイエンス教育研究センターにおいて、現場に即した実習や、分子生物学などの遺伝子レベルの実験も行います。
広大なフィールドから微小な生物学まで
各学科では「微生物学」「分子生物学」「経済学や経営学」等の専門基礎の学びや、「食品学」「植物・動物の生産学や環境学」「森林計画学」「循環経済と社会」等の応用分野を学びます。広大な附属農場、附属演習林およびキャンパスを活用した、実践的なプログラムを提供しています。

地域密着型から先駆的研究まで、広範囲な課題に取り組む

イチゴつみとりロボット、栃木県の土壌に合う肥料の探索、日光国立公園の野生動物の調査など、地域に密着した研究を行っています。一方で、炭酸ガス防虫、カラス被害対策、野菜用ワクチンの開発など、世界でも例の少ない、特徴的な研究も行っています。また、2019年には「宇都宮大学きのこ個性化プロジェクト」にて本学初のクラウドファンディングによる資金調達に挑み、目標金額を達成しました。
地域密着型から先駆的研究まで
栃木県は首都圏にほど近く、都市と農村が共存しており、様々な食や農についての地域の課題について研究しています。また、雑草科学やバイオサイエンスについての全学教育研究センターでは、地域貢献型の雑草・野生動物管理や先端的なバイオ研究が展開されています。
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学べること

フロンティア食品科学科

化学や生物の学びを発展させ、食品の科学を切り口として新しい領域を拓く
「生命」、「環境」、「食」。どれも魅力的な分野です。フロンティア食品科学科では、特に「食」について深く学び、そこからさらにいろいろな分野に学びを広げることでこれらの課題に取り組んでいきます。食材や食品の可能性を解明するための知識はもちろんのこと、食品の加工による機能強化、さらには、未利用生物資源や食材の廃棄部分にも目を向けて持続的な活用に必要な知識を身につけます。また、食品の色・味・香り・食感などの嗜好性や、健康への影響を調べるための科学的な技能を身につけます。このようにして「食」を究めることで、「生命」や「環境」にも視野を広げることができます。「食」を多面的に科学することで、持続可能な社会の実現に必要な広い視野を身につけ、そこで見えてくるであろう新しい領域を私たちと一緒に切り拓きませんか。

生物生産イノベーション科学科

生物資源の持続的生産・環境保全・バイオサイエンス関連分野におけるイノベーション創出を目指す
農業とは、我々が生きて行くため、そして健康で充実した日常生活を行うために必要な食料を生産する業と言えます。21世紀の農業には、近年顕著になりつつある気候変動への対応や生物多様性の保全といった地球規模の課題にも向き合いながら、食料の安定的な供給を確保することが求められています。生物生産イノベーション科学科では、これらの課題に取り組む人材を育成するために、広範な生物学的資源(動物・植物・昆虫・微生物・土壌)を対象に、生物生産の過程や仕組み、生命科学などについて理解を深める教育を行います。また、講義だけでなくフィールド実習や実験を通じて得た知識を実社会で活用することができるように、アクティブラーニングを導入した教育プログラムを編成しており、農学関連分野においてイノベーションを創出できる行動的知性を備えた人材(技術者)を養成します。

環境システム科学科

持続可能な流域圏の生産基盤をデザインする
自然科学の基礎理論と持続的かつ合理的な流域圏のデザインを理解し、環境問題の解決やデジタル技術を活用する方法について学びます。2年生後期から、①農業環境工学プログラム、②森林科学プログラムのいずれかに分属し、学科共通の専門領域の学修に加え、それぞれの専門領域について学修します。この2プログラムではそれぞれ、①田園空間の総合的デザインや食料生産環境システムの設計・制御に関わる専門技術者、②森林の木材生産と環境保全に関わる専門技術者の育成が図られます。なお、両プログラムはJABEE(日本技術者教育認定機構)による技術者教育プログラムとしての認定を受けており、卒業と同時に修習技術者となり、技術士補の国家資格を得ることができます。

エコロジカル社会経済学科

エコロジーの視点から社会・経済をとらえ直し、持続可能な未来を探究する
私たちの社会は、環境問題や資源の枯渇、気候変動、食料不安など、多くの課題に直面しています。これらの問題を解決するためには、生態系の概念や原理を応用した新たな学問体系が必要です。それが、私たちエコロジカル社会経済学科が目指す視点です。環境と経済、社会の関係を深く理解し、持続可能な未来を探究するための知識・理論を、講義・演習、フィールドワーク、実践的なプロジェクトを通して学びます。具体的には、生産から消費、都市から農村、農業から林業、食品産業まで幅広い対象を扱います。異なる分野の多様な課題を総合的に考えることで、持続可能な社会を築くための実践的な力が身につきます。より良い未来社会を目指して、エコロジカル社会経済学科で学びませんか?
アドミッションポリシー

求める学生像

フロンティア食品科学科
(1)高等学校で修得すべき幅広い教科・科目の基礎的な知識を備えている。
(2)フロンティア食品科学の基礎となる理科(化学あるいは生物)および英語などについての基礎的な知識と学力を備えている。
(3)様々なデータを読み取り、思考し、判断する力を備えている。
(4)フロンティア食品科学における諸問題の解決策を他者と共有するための表現力を備えている。
(5)常に問題意識を持ち、解決に向けて主体的に考え、行動を起こす意欲と能力を備えている。
(6)農学分野の現場で多様な人達と協働するためのコミュニケーション能力を備えている。
生物生産イノベーション科学科
(1)高等学校で修得すべき幅広い教科・科目の基礎的な知識を備えている。
(2)生物生産イノベーション科学の基礎となる理科(生物あるいは化学)および英語などについての基礎的な知識と学力を備えている。
(3)様々なデータを読み取り、思考し、判断する力を備えている。
(4)生物生産イノベーション科学における諸課題の解決策を他者と共有するための表現力を備えている。
(5)生物生産イノベーション科学関連分野への関心と問題意識を持ち、解決に向けて主体的に考え、行動を起こす意欲と能力を備えている。
(6)農学分野の現場で多様な人達と協働するためのコミュニケーション能力を備えている。
環境システム科学科
(1)高等学校で修得すべき幅広い教科・科目の基礎的な知識を備えている。
(2)環境システム科学の基礎となる理科(生物)あるいは数学および英語などについての基礎的な知識と学力を備えている。
(3)様々なデータを読み取り、思考し、判断する力を備えている。
(4)環境システム科学における諸課題の解決策を他者と共有するための表現力を備えている。
(5)環境システム科学関連分野への関心と問題意識を持ち、解決に向けて主体的に考え、行動を起こす意欲と能力を備えている。
(6)農学分野の現場で多様な人達と協働するためのコミュニケーション能力を備えている。
エコロジカル社会経済学科
(1)高等学校で修得すべき幅広い教科・科目の基礎的な知識を備えている。
(2)様々なデータを読み取り、思考し、判断する力を備えている。
(3)エコロジカル社会経済学における諸課題の解決策を他者と共有するための表現力を備えている。
(4)常に問題意識を持ち、解決に向けて主体的に考え、行動を起こす意欲と能力を備えている。
(5)農学分野の現場で多様な人達と協働するためのコミュニケーション能力を備えている。
(6)エコロジカル社会経済学関連分野への関心を持ち、本分野の発展に貢献する意欲を持っている。
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農学部の主な就職先
《生物資源科学科》
農林水産省、教員(農業)、県庁、市役所、キユーピー、カネコ種苗、井関農機、ニプロファーマ、JA全農とちぎ、栃木県農業協同組合中央会、フタバ食品、天鷹酒造 …ほか