やまぐち

山口大学

国立大学 山口県

山口大学/農学部の詳細情報

吉田キャンパス

学科・定員・所在地

学科・定員

生物資源環境科学科(50名)
生物機能科学科(50名)

所在地

1~4年:山口

※変更の場合もありますので、学校が発行している資料やホームページにてご確認ください。

プロフィール

●最先端研究を通じて、地域社会の発展に貢献する
●食料・生命・環境に関わる課題の解決をめざすグローバル人材の育成
●附属農場、中高温微生物研究センター、植物工場など充実した教育・研究環境

「生命をはぐくみ、科学する」―農学は、食料生産をはじめ、衣食住とのかかわりをベースとし、人類の生存、生活に貢献することを目標とした生物、生命に関する応用総合科学です。

【キャンパス】

<吉田キャンパス>山口市吉田

【学生数】

423名(2023年5月1日現在)

【専任教員数】

30名(2023年5月1日現在)

【大学院】

●創成科学研究科(修士課程)…山口大学・カセサート大学 国際連携農学生命科学専攻 ●創成科学研究科(博士前期課程)…農学系専攻 ●創成科学研究科(博士後期課程)…ライフサイエンス系専攻

生物資源環境科学科

【講義・学問分野】

植物生理学、遺伝学とバイオテクノロジー、農業経済学、生態学、 農業統計学、基礎土壌学、植物栄養・肥料学、作物学、栽培学、 植物育種学、基礎園芸学、植物病理学、応用昆虫学、農業気象学、 農地環境工学

生物機能科学科

【講義・学問分野】

生物学、生化学、一般化学、有機化学、分析化学、物理化学、微生物学、環境微生物学、植物生理・生化学、遺伝子工学、醗酵食品化学、食品安全学、食糧化学、蛋白質工学、細胞生化学、データサイエンス技術など

入学者・卒業者数

入学者数

107人
男女比
女子生徒数
58
男子生徒数
49
地元占有率

卒業者数

99人
就職者・進学者数内訳
就職者数
53
進学者数
39

学部の特色

最先端研究を通じて、地域社会の発展に貢献する

●多様な研究教育分野
山口大学農学部では、農学を構成する幅広く多様な教育研究分野の教員により、先端的な研究活動を通じて、生物資源の育成と機能利用に関する科学を実践できる能力の育成をめざしています。
実験・実習を重視したカリキュラムで、柔軟な思考力に基づいた応用力や課題解決能力の修得を図ります。
●地域との研究連携
山口県農林総合技術センターとの研究連携を進めるなど、地域の課題に密着した地域に役立つ研究を推進しています。県産パンコムギの普及や地域の特産物の商品化など、地域資源の活用にも積極的に取り組んでいます。

食料・生命・環境に関わる課題の解決をめざすグローバル人材の育成

国際交流体験

●国際交流体験
日本学生支援機構の海外留学支援制度(協定派遣・協定受入)等や日本学術振興会拠点形成事業の一環として開始した若手研究者セミナーYSS(Young Scientist Seminar)などを活用して、留学や海外の学生・若手研究者との交流の機会を提供しています。短期留学でも、単なる語学研修ではなく、海外の大学で研究に携わることを重視しています。

附属農場、中高温微生物研究センター、植物工場など充実した教育・研究環境

上段:附属農場での実習、下段:関連研究施設

●キャンパス内にある附属農場
全国的にも珍しいキャンパス内に設置された農場で、敷地内には、水田、畑、果樹園、畜舎、放牧地、ため池など農場生産に必要な要素を多く備えています。山口県内の特徴的な農業を実習する場となっています。
●中高温微生物研究センター
地球温暖化と関連する諸課題(エネルギー・食料・環境問題など)の解決に寄与するため、「中高温環境に適応した微生物機能の活用」研究を推進し、世界で活躍できる若手研究者の育成をめざしています。海外の研究者との交流も積極的に行っています。
●植物工場
植物工場とは、植物の生育環境を制御して、無農薬で安心・安全な野菜の周年・計画生産が可能な施設です。本学部では、人工光型植物工場を整備し、植物を早く育てる技術や機能性を高めた健康野菜などの生産技術の開発に取り組んでいます。

学べること

生物資源環境科学科

農場実習での田植え作業
農業現場で起こる問題の解決に向けて生物学や環境科学、人間科学的視点からアプローチする

農業は、品種や技術、設備、機械、流通システムの発展によってその生産性が目覚ましく高まりました。その反面、農業活動に起因する無理な自然開発や貧富格差の拡大などの問題が世界中で生じてきました。わが国も、農業の担い手不足による農村崩壊の問題や農業による環境負荷の問題など、様々な課題に直面しています。生物資源環境科学科では、これからも人類が持続的に楽しく豊かに生活できる環境を作り出すために、植物や動物を利用した生産経済活動に関する学術分野を中心に、それらを取り巻く環境に関する学術分野も学び、農業と環境、経済活動、地域社会の相互関係が理解できる教育カリキュラムを提供しています。特に、社会で起こっている問題に気づきそれを解決する能力を養うために、実験・実習を重視しています。

【授業・講義】
基礎農業実習・実践農業実習(2 年次)・地域農業実習(3 年次)/農学と職業・農学研究入門(2 年次)

●基礎農業実習・実践農業実習(2 年次)・地域農業実習(3 年次)
農業の経験値に応じた実習体系キャンパス内にある附属農場において、水稲、露地野菜、施設野菜、果樹、畜産の基礎的農作業を学びます。多くの学生が都市部出身の農業未経験者であることから、学部の講義で学んだ専門科目の授業内容が、これらの実習で実際に体験できるプログラムを提供しています。地域農業実習では、農業生産活動の中で学生が取り組みたい課題で実習計画をたて、作物や野菜の栽培や収穫、加工、販売を実習します(アクティブラーニング)。

●農学と職業・農学研究入門(2 年次)
「農学と職業」では、農業、食料生産、地域環境に関する問題および課題について理解を深めることを目的として、関連分野の近隣企業や試験研究機関などの関係者を講師に招き、業務の内容・課題・成果等について講義の形で話を聞くほか、現地見学を行います。「農学研究入門」では、一番身近な研究者である学科教員と外部研究者による講義を通して、研究のおもしろさは何かなど、最新の研究を交えて紹介します。

生物機能科学科

顕微鏡による組織観察実験の実施風景
食料・健康・環境分野が抱える問題の解決を可能にするバイオテクノロジーの原理を理解する

人類は古代から酒、酢、チーズ、パン作りなどに生物を利用してきました。そして今日のバイオテクノロジーの進展によって、生物の持つ多彩な機能がこれまで以上に広範に解明され、利用されるようになってきています。本学科では、生物学、生化学、物理化学、有機化学、分析化学を基盤として、遺伝子工学、タンパク質工学、細胞工学などの先端バイオテクノロジーの知識や技術を修得し、それらを利用して生物の機能を理解する方法を学びます。特にバイオテクノロジーの原理理解に欠かせない化学分野の教育には力を入れており、広範囲にわたる化学に関する知識を蓄積することで、化学を基盤に生物を理解することが可能になります。さらには、バイオテクノロジーを基礎から応用まで理解するために、実験や卒論研究に力を入れています。このようなカリキュラムを通じて、食品・健康・環境分野の産業界で活躍する人材に求められる知識を学ぶことができます。

【授業・講義】
生物機能科学基礎実験(2 年次)/応用実験(3 年次)

●生物機能科学基礎実験(2 年次)
バイオテクノロジーの基礎を学ぶ実験プログラム
生物機能科学基礎実験では、バイオテクノロジーの理解に欠かせない、無機分析化学・有機化学・物理化学にわたる化学分野を網羅した基礎的な実験を行うことで、個々の実験課題に対する基礎知識の理解と、課題遂行に必要な実験技術の修得、および実験結果の適切な分析や解析、評価を実施できるようにします。化学に関するさまざまな基礎的な技術について詳細に解説し、体験できるようにプログラムが組まれています。実験は学生個人や少人数のグループで主体的に進められます。

●応用実験(3 年次)
学科教員の研究を体験できる実験プログラム
学科教員の研究成果を基に構築された最新のバイオテクノロジー実験を体験できます。この実験を通して、最先端技術への理解が深まるとともに、教員の主宰する研究室の雰囲気や研究内容に触れ、卒論研究テーマの選定や進路選択の一助になります。

アドミッションポリシー

農学部の教育理念・目標

人類の生存を支える安全な食料の効率的生産、生態環境の保全、生物資源の機能開発のための高度な教育を行い、先端的研究を通じて、地域、社会の発展に寄与し、国際的に活躍できる人材を育成する。

求める学生像

生物資源環境科学科
(1)食料生産に強い関心を持つ人
(2)生物を中心とした自然科学を探求しようとする情熱を持つ人
(3)農業及びその関連産業の発展に貢献したいという意欲を持つ人

生物機能科学科
(1)生命現象の複雑なメカニズムを、細胞、タンパク質、遺伝子のレベルで探求したい人
(2)人と環境とのかかわりの中で生じる諸問題を化学と生物学の視点から解決したい人
(3)自然や社会における問題を自ら探し出し、それを解決しようとする姿勢を持つ人

問い合わせ先

【住所・電話番号】

◆吉田キャンパス/〒753-8515 山口市吉田1677-1 農学部入試担当係 (083)933-5811

【URL】

https://www.yamaguchi-u.ac.jp/agr/

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