金沢学院大学/文学部の詳細情報
学科・定員・所在地
学科・定員
文学科/日本文学専攻(60名)
文学科/英米文学専攻(30名)
文学科/歴史学・考古学専攻(50名)
文学科/心理学専攻(40名)
所在地
1~4年:石川
※変更の場合もありますので、学校が発行している資料やホームページにてご確認ください。
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●人間を理解する心が、文化、社会、ひとを支える
●入学時に選んだ専攻で追究する学び
●仲間と学ぶことが人とつながる力に
文学、語学、歴史学を通して日本や世界を理解し、心理学を通して人間の行動について理解します。
【学生数】
874人(2023年5月1日現在)
【専任教員数】
24人(2023年5月1日現在)
【大学院】
人文学研究科/人文学専攻
文学科/日本文学専攻
【講義・学問分野】
日本語・日本文学基礎研究、日本語学概説、日本文学、日本文学史、日本語表現法演習、日本語史、日本語教育学、言語表現論、日本文学講読、国語科教育法
文学科/英米文学専攻
【講義・学問分野】
社会コミュニケーション論 、イングリッシュコミュニケーション、日本語表現法演習、英語学、英米文学講読、現代英語研究
文学科/歴史学・考古学専攻
【講義・学問分野】
日本史、西洋史、東洋史、古文書学演習、文献資料研究法、西洋史文献講読、東洋史文献講読、日本史演習、東西文化交流論、考古学研究法、考古学と自然科学、古代学演習、環日本海考古学
文学科/心理学専攻
【講義・学問分野】
心理学統計法、心理学実習、パーソナリティ心理学、ビジネスと心理学、対人関係の心理学、認知学習心理学演習、発達心理学演習、臨床心理学演習、社会心理学演習
学部の特色
人間を理解する心が、文化、社会、ひとを支える
日本文学、英米文学、歴史学・考古学、心理学の各専攻の学びを通じて、文学とことば、文化と歴史、 ひとの心や行動について学びます。 これらはすべて、人間の営みに関わっていることです。 自分が探究したいテーマを文学部で深く学ぶことは、「人間とは何か」を知ることにつながります。
AI時代を迎えても、私たちの生きる社会が人と人とのつながりで成り立っている、ということは変わりません。 「人間とは何か」を理解する経験によって、自分自身がしっかりと誰かとつながりを持ち、健康に生きること、そして、人と人、人と文化、人と社会をつなげる力を発揮して、文化、社会、人を支える人になること。これが文学部の目指す学びです。
入学時に選んだ専攻で追究する学び
他大学の中には、入学時には専攻を決めず、2年次に選択するところもありますが、本学部は入学試験に出願する時点で、自分の専攻を決めることが一つの特徴となっています。その理由は、自分の好きなものや興味のあるものを自分でしっかり理解している人を文学科の学生として受け入れたいからです。
4年間の学生生活を楽しみ、成長する学生に共通しているのは、その人にとっての「なぜ大学で学ぶのか」という目的がしっかりしているということです。私もこんな小説が書きたい、英語力をもっと伸ばしたい、好きな歴史上の人物が生きた時代をもっと知りたい、どうして人はそう考えるの?私は何者?…そういう「好きだ」「やりたい」「なぜ?」「どうして?」という想いが、大学で学ぶ目的であり、エネルギーになるのです。このような熱い想いを持った人は大学の「学びの面白さ」に気づけることでしょう。学ぶことを楽しいと思える気持ちが、あなたの思考力や積極性、行動力を高めます。これらの力こそが、卒業後に社会で必要とされる力であり、あなたの強みになるのです。
仲間と学ぶことが人とつながる力に
自分の専攻で専門を追究するだけでなく、日本文学専攻の学生が心理学を学んだり、心理学専攻の学生が歴史学・考古学を学んだりと、ほかの専攻の授業を受けられる「他専攻履修」のシステムを設置。自分の専門とは違う角度から人文学の学びをとらえ、多様な考え方を知ることで、「人間とは何か?」を広い視野で考えることができるようになります。
また、チームでの課題解決型の授業やグループによる演習形式の授業などアクティブに学ぶ機会を多く用意しています。仲間と交流する学びの体験を通して、コミュニケーションスキルを磨くとともに、人にはそれぞれの価値観があることに気づき、他者を受け入れる寛容さも身に付けることができるでしょう。他の人と協力して目標を達成する力、人とつながる力も、卒業後のあなたを支える力になるのです。
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学べること
文学科/日本文学専攻
言葉と文章表現、文学を広く深く学ぶ
普段、私たちが何気なく使っている日本語を客観的な目で考察し、さまざまな表現や特徴について学びます。日本語史、社会言語学、日本語教育学などを通して日本語に関する知見を深め、日本語研究の方法を学習し、論理的思考力や日本語表現力だけでなく、感性や創造性も磨き上げていきます。
【授業・講義】
新たな学びを創り出す国語教師を目指して〈菊池ゼミ〉
国語科は、言葉による見方・考え方を働かせ、言葉で考えたり言葉でつながったりする力を育てる教科です。そうした言葉の力を育てるために、どのように子どもたちの学びを仕組んでいくかを教師は考えなければなりません。教材を深く読むこと、授業に問いや仕掛けを作ること、子どもの多様な反応を想像することなど、授業をするにあたって教師が考えるべきことはたくさんあります。
そのような授業を構想するため、本ゼミでは国語科指導の研究を理論と実践の統合により、解明することを目指しています。学習指導要領から国語科の教科構造を把握したり、多くの授業記録の分析から子どもたちの学びの課題を追究したりしています。
また、教科書教材や関連教材などを取り上げて、教材分析のしかたや授業の在り方についても議論し、具体的に検討しています。
文学科/英米文学専攻
幅広い視点から英語を学び、実践的な国際力を修得
英語を用いて物事を考える、議論をする、プレゼンテーションをするといった実践的な英語力を身に付けます。「言語としての英語」「文学としての英語」を学び、国際社会で活躍できる専門能力と幅広い教養を習得します。また、海外研修や海外留学制度も充実しており、異文化に触れながら国際力を高めることができます。
【授業・講義】
英語の古典作品を深掘りしながら「伝える力」を養う〈松村ゼミ〉
主にイギリスで16~17世紀に書かれた演劇や詩を研究対象としています。学生たちは、『ハムレット』で、亡霊を表すのになぜghostとspiritが使い分けられているのか、ロミオとジュリエットの死の背景にはどのような社会情勢があるのかなどの疑問の答えを見つけるために、日々真剣に学業に取り組んでいます。
ゼミでは、作品を独自の視点で考察し、ほかの人に伝えるプロセスが重要であると考え、研究発表と議論に力を入れています。まず、作品について議論に必要な情報を共有しなければなりません。その上で、自分なりの「読み」をわかりやすく、そして納得させられるように伝える必要があります。聴衆の理解を助ける見やすいレジュメや、論理的な構成も欠かせません。こうした活動を通して、卒業後に社会で役立つ「伝える力」を鍛えていきます。
文学科/歴史学・考古学専攻
歴史と考古学を中心に実習形式で専門的な知識を養う
北信越地区の私立大学で唯一、歴史分野を学ぶことができる専攻です。古文書の解読、遺跡での発掘、X線や赤外線による遺物の分析など、専門的・実践的な授業を通じて、日本史、外国史、考古学、保存科学の知識を深め、教員や学芸員などの専門職をめざします。
【授業・講義】
「古い」モノを用いた「学び」から身に付ける現代を生き抜いていくチカラ〈本多ゼミ〉
日本の近世以降の史料を材料として、「歴史的思考力」を身に付けるべく研鑽を積んでいます。文字によって書かれた史料(文献)は自らいろいろ喋ってはくれませんし、書かれている内容がすべて本当だとも限りません。史料を読む際には、先入観を可能な限り排除し、あらゆる角度から丹念に観察し、慎重に読み解くことが必要となります。耳を澄ませて、史料の声なき声を聴く。そんな、まるでテレビドラマの捜査官や検死官、探偵のような洞察力や思考力を磨きつつ、さまざまな歴史的事象の背景や因果関係、歴史的推移を正確に把握する能力(「歴史的思考力」)を身に付けることを目指しています。学びの材料は「古い」モノ・ことですが、それらの扱い方を学ぶことで、情報を適切に理解し、対処していく能力を身に付けてほしいと思っています。
文学科/心理学専攻
人間の行動や心の働きを科学的に研究して人間理解を深める
「人間とは何か?」という問いに対する答えを探していきます。認知・学習、発達、臨床、社会の各心理学の基礎的な知識を身に付けるだけでなく、実験、調査、面接、検査などの実習や統計学の授業を通して、科学的に人の行動や心の働きを研究します。卒業後、併設の大学院に進学し、公認心理師をめざすことも可能です。
【授業・講義】
緻密な心理学実験で科学的に明らかにする心の働き〈中﨑ゼミ〉
心の働きを検証する方法はいくつかありますが、本ゼミでは心理学実験による検証を行っています。私たちの研究テーマは、私たちをとりまく環境から情報を取り入れ、処理するプロセスに関係するものです。ものを見る働きである「視覚」や、情報を獲得し蓄積する「学習」や「記憶」、心理現象を脳の働きからとらえる「脳波」に関する研究などテーマは多岐にわたります。どの研究でも実験参加者に提示する材料となる情報をていねいに作成し、適切な手続きを考え、ときにはプログラミングも行いながら、心の働きを科学的に検証する準備を進めます。
こうして計画した心理学実験によって、心の働きを目に見えるデータとして取り出し、解明する挑戦を毎年続けています。この挑戦が、物事を計画し、実行し、評価するスキルへとつながっていきます。
アドミッションポリシー
文学科
1. 文学、言語、歴史、心理、また、文化や社会、人間などに対し幅広い興味と関心を持ち、自分の目標や希望が明確である学生
2. 自ら問い、自ら考え、自ら学び、主体的に社会で活躍する意欲を持つ学生
3. 大学で学修するために必要な日本語や英語の基礎的な力を備え、さらにそれを伸長する努力を惜しまない学生
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文学部の主な就職先
法務省、石川県庁、加賀市役所、輪島市役所、佐渡市役所、長野県埋蔵文化財センター、石川県教員、新潟県教員、大成建設、北陸銀行、金沢信用金庫、イオンリテール …ほか
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