にいがた

新潟大学

国立大学 新潟県

新潟大学/理学部の詳細情報

学科・定員・所在地

学科・定員

理学科(200名)
理学科/数学プログラム
理学科/物理学プログラム
理学科/化学プログラム
理学科/生物学プログラム
理学科/地質科学プログラム
理学科/自然環境科学プログラム
理学科/フィールド科学人材育成プログラム

所在地

1~4年:新潟

※変更の場合もありますので、学校が発行している資料やホームページにてご確認ください。

プロフィール

●全ての理系分野の研究は“理学”の基礎研究が支える
●基礎から体系的に学べる安心のカリキュラム
●全国の大学が利用する佐渡島の附属教育施設で学べる

学生の個性を伸ばし、学業と人格形成の両面で自信と誇りを持つことができる人材を育てます。
1.自然系共通専門基礎科目(数学、物理学、化学、生物学、地学)で自然科学の基礎学力を養う。
2.理学の各分野において、系統的・段階的に編成された授業体系で専門性を高めるとともに、知識の統合的把握の能力を養う。
3.情報科学の基礎と活用能力を身に付ける。
4.表現能力とコミュニケーション基礎能力を鍛え、国際交流の視点を養う。
5.授業科目「科学・技術と社会」で科学者倫理を専門の視点から学ぶ。
6.課題研究で問題解決能力を養う。
7.社会との連携を重視したインターンシップを行う。

【キャンパス】

五十嵐キャンパス

【学生数】

901名(2023年5月1日現在)

【専任教員数】

89名(2023年5月1日現在)

【大学院】

自然科学研究科

理学科

【講義・学問分野】

7プログラム(数学プログラム、物理学プログラム、化学プログラム、生物学プログラム、地質科学プログラム、自然環境科学プログラム、フィールド科学人材育成プログラム)

理学科/数学プログラム

【講義・学問分野】

解析学、実解析学、複素解析学、関数解析学、代数学、幾何学、統計学、プログラミング など

理学科/物理学プログラム

【講義・学問分野】

【講義】
現代物理学、量子力学、統計力学、電磁気学、基礎物理数学、物理学実験 など 
【学問分野】
素粒子・原子核・宇宙物理学、物性物理学(各分野とも理論および実験) など

理学科/化学プログラム

【講義・学問分野】

化学基礎実習a、分析化学、無機化学、有機化学、物理化学、量子化学 など

理学科/生物学プログラム

【講義・学問分野】

細胞生物学、生物化学、発生生物学、動物生理学、植物生理学、分子生物学、遺伝学、系統動物学 など

理学科/地質科学プログラム

【講義・学問分野】

【講義】
鉱物学、岩石学、地層学、古生物学、テクトニクス、構造地質学、環境地質学、土木地質学、石油地質学、野外実習、地質調査法、フィールド体験実習 など
【学問分野】
鉱物学・岩石学・地層学・古生物学・構造地質学そして応用地質学(土木・資源・災害分野)など、地質学全体を広くカバーしています。

理学科/自然環境科学プログラム

【講義・学問分野】

自然環境を理解するための理学の基礎(物理、化学、生物、地学)と、より専門分野の地球科学、環境生物学、物質科学 など

理学科/フィールド科学人材育成プログラム

【講義・学問分野】

海洋・気象学、地形・地質学、生態・森林再生・保全学、防災学 など

※農学部と連携した学部横断型プログラム

入学者・卒業者数

入学者数

210人
男女比
女子生徒数
54
男子生徒数
156
地元占有率
地元出身学生数
86
入学者総数
210

卒業者数

197人
就職者・進学者数内訳
就職者数
85
進学者数
101

学部の特色

全ての理系分野の研究は“理学”の基礎研究が支える

理科実験をどのように進めるか検証中

現代の科学技術の進歩は早く、先端的分野は絶えず進化と変化を続けています。このような時代であればあるほど「基礎的学問」は力を発揮するのです。なぜなら、「全ての基礎となる学問」は、科学技術の進化や変化に柔軟に対応することができるからです。いうなれば理学部は、最新の応用科学に『強い』学部なのです。
さらに、本学部では、この強みを伸ばすことに加え、専門分野を横断して課題に取り組む力も養えるよう、分野横断型の新しい理学教育を実施します。このために、本学部では理学科1学科で7プログラム(数学プログラム、物理学プログラム、化学プログラム、生物学プログラム、地質科学プログラム、自然環境科学プログラム、フィールド科学人材育成プログラム)からなる教育のしくみを作り、理学のほとんど全ての分野をカバーしています。

基礎から体系的に学べる安心のカリキュラム

基礎力をしっかり固めて、専門分野の研究に進む

大学での学習は高校までとは大きく異なる面があります。大学での学習に対応できるよう、1年生の1学期に学習方法を学びます。これにより高校から大学、大学院への接続に配慮し、専門分野の基礎知識から、より深化した研究への道筋が明確になります。本学部は講義、演習、実験、実習、セミナーなど、きめ細かい教育により、一人ひとりの興味・関心、個性を伸ばす体制をとっています。
カリキュラム(教育課程)では、専門分野の基礎に加えて教養を重視し、総合的な判断力、応用力と高い倫理観などを身に付けることに配慮しています。
自然系共通専門基礎科目
自然系の学問を学ぶためには、数学、統計学、物理学、化学、生物学、地学の基礎を十分に固めておく必要があります。高校までの学習では不十分であったり、まだ履修していない学習範囲である場合も含めて、本学部の学生として必要な共通基礎科目を1年生から体系的に学びます。
専門科目
自然系共通専門基礎科目のうえに、各プログラムでさらに進んだ専門科目を深く学びます。

全国の大学が利用する佐渡島の附属教育施設で学べる

本学の教育研究施設である「佐渡自然共生科学センター臨海実験所」は、新潟県佐渡島の西北にあり、全学部対象の臨海(野外)実習を開講しています。磯や砂浜では、基礎的な海洋生物学実習に加え、森里海の生態系のつながりを学ぶ野外生態学実習や海洋動物の生理機能や行動のしくみを学ぶ生理生態学実習を行い、生殖内分泌学、神経内分泌学、行動生態学に関する研究を行っています。
2013年度には、文部科学省「離島生態系における海洋生物多様性教育共同利用拠点」に認定され、全国の大学から臨海実習を受け入れています。

学べること

理学科

7つの主専攻プログラムと学修方法で学ぶ

理学部では、理学科1学科の下で、各専門分野を横断した教育システムを構築しています。理学部共通教育の後、学生の希望をふまえ、アドバイザー教員と相談しながら、2年次1学期終了時に主専攻プログラムを決定します。各主専攻プログラムの受け入れ学生数の上限目安は多めに設定されています。2つの学修方法、専門力プログラムと総合力プログラムは、学生が自主的にいずれかを選択します。また、フロンティア・スタディ・プロジェクトなど多様な学修意欲に応える制度も採用しています。

【授業・講義】
インターンシップ特別実習a、b

理学部の授業で身に付けた知識が実社会でどのように使われているかを体験するために、公共機関や企業などで研修を受けることができます。受け入れ先の担当者の下で、指導を受けながら1週間程度(インターンシップ特別実習a)または2週間程度(インターンシップ特別実習b)の研修を行います。この研修を通して、現場での「専門知識の応用方法」や「情報の収集方法」などを学ぶとともに、職業に対する意識を高め、実社会(公共機関や企業)との共通理解を図ります。

理学科/数学プログラム

確率や順列を階乗の数式を用いて算出する
科学を支える数学的思考と手法を学ぶ

数学は、あらゆる科学的対象が持つ数理的構造を根源的・抽象的に研究する学問です。 古代ギリシャにおいては科学の誕生と共に生まれ、その発展の歴史の中で、進化し深められ、精緻で壮大な知的体系をつくり上げてきました。そしてその成果は多くの科学の分野に応用されています。特に近年のコンピュータの爆発的発展は、科学における数学の位置をさらに重要なものとしています。
本プログラムでは、科学の基礎を支える純粋数学に加え、純粋数学を基礎とした応用数学を学ぶことも可能です。

【授業・講義】
オペレーションズ・リサーチ

例えば「お店の商品をどこに、どのように並べれば売り上げがよくなるか」という問題を、数学を用いて解決する方法を学びます。

理学科/物理学プログラム

実験装置の動作原理や操作方法を修得
森羅万象、自然界の謎に挑む

物理学は、自然界に起こる現象の奥に潜む法則を観察事実と照らし検証するもの。ガリレイやニュートンらによって物理学の方法が確立し、それからの物理学の発展には目覚ましいものがあります。素粒子、原子核や原子分子の極微の世界から壮大な宇宙までを対象にして、物質は何からできているのか、宇宙の始まりはどのようにして起こったかを探究します。
本プログラムでは、古典物理学から現代物理学の基礎までをしっかり身に付けるための講義、実験、演習や少人数ゼミを設置しています。副専攻を利用して、医学物理を学ぶこともできます。

【授業・講義】
物理学実験A~D

実験することで、講義の内容を確実な知識にします。装置の動作原理や操作方法、データの処理方法など、実験技術の基本を修得します。電気回路、超伝導、X線や放射線の計測、核磁気共鳴(写真)など豊富なテーマを扱います。グループで協力することやレポートにまとめる能力を身に付けます。

理学科/化学プログラム

実験の後はレポート作成も重要
物質世界の未来を化学で開く

化学は、宇宙空間から人間の体内まで広範囲にわたって存在する物質の特性や反応性の原因を探究し、物質世界の基盤を明らかにしながら、これまでには存在しなかった新しい機能を持つ物質を創成していく自然科学です。化学が対象とする物質は無限の可能性と多様性を秘めています。原子核から無機・有機物質、DNAに代表される生体高分子物質などの構造や反応を、原子・分子レベルで解明し、新規材料の合成プロセス開発や機能物質創生について学びます。

【授業・講義】
化学実験

座って講義を受けるだけでなく、実際に自分の手を動かしてさまざまな化学分野の実験を行います。講義で受けた内容を体験・確認して実験技術を磨くだけでなく、共同実験でのコラボレーション能力、レポート作成を通して文献調査能力を身に付けます。

理学科/生物学プログラム

百合の生命現象について検証する
生きものの世界の謎に挑む

生物学は、「動物の腹と背中がどういうしくみで決まってくるのか」「植物が光に向かってどのようにして伸びていくのか」などの生命現象の研究を行う学問分野で、医学や農学などの基礎にもなっています。生物学プログラムでは少人数教育の特徴を生かし、動物・植物のどちらかに偏ることなく、遺伝子・タンパク質や糖鎖などの生命分子から、細胞の構造や機能、生物の発生・形態形成などを学ぶための講義や実習を行っています。卒業研究では、「動植物の細胞の中でいろいろな物質がどのように運ばれ、決められた場所で働いているか」「特定の機能を持つ細胞はどのようにして分化してくるか」「自分と異なる細胞はどのように見分けられるのか」などの研究に取り組むことができます。

【授業・講義】
動物分子生理学実習

動物細胞の多様な生理機能は多くの生体分子により支えられています。本実習では遺伝子発現ベクターの構築、大腸菌の形質転換、タンパク質の発現誘導とタンパク質の解析方法などを学びます。

理学科/地質科学プログラム

地質調査技術の実習では数億年前の地層に出会うこともある
地質を探り、地球のしくみを解き明かす

地質学は、地球の発展過程や変動のメカニズムを解明するうえで大きな役割を果たしてきました。鉱物資源や石油・地熱などのエネルギー資源の探鉱や開発のための基礎科学でもあり、土木・建設工事の基礎地盤調査や、地震・火山・地滑りなどの自然災害の予測や制御を進めるうえでも重要な基礎科学となっています。
本プログラムは、地殻・マントルを構成している地層、岩石・鉱物の性質、生物進化、地球環境変動のメカニズムなどを研究対象として、少人数教育できめ細かい指導と研究に取り組んでいます。本プログラムの学生は、学内の災害・復興科学研究所と連携した教育も受けられます。

【授業・講義】
野外実習A

ハイレベルな地質調査技術の習得を目的とした3年次の実習科目です。安全面に配慮した調査計画を立案し、地層からデータを取得する地質科学の実践力を鍛えます。約3×4kmの範囲を1人で調査し、地層の分布を示す地質図を描いてプレゼンテーションをします。総合力プログラムでは選択科目です。

理学科/自然環境科学プログラム

気象レーダー点検整備の様子
多角的な視点で自然環境を捉える

自然環境のしくみや変動を解き明かすには、自然現象を理学の多角的な視点から総合的に捉える能力が不可欠です。本プログラムでは、物理学、化学、生物学、地学の基礎を身に付け、自然環境を理解するうえで重要となる物質科学、地球科学、環境生物学などを学ぶカリキュラムが編成されています。また、豊かな自然観を養うために、さまざまな分野の実習や実験科目を履修し、環境社会学も学びます。これらを通して、自然環境下で起こるさまざまな現象の解明に向けて新たな理学的発想で探求できる人材や、生態系や環境保全の方面で活躍できる人材を育成します。

【授業・講義】
適応生物学

生物は、さまざまな環境に適応しながら進化を続けています。この講義では、水中生活を捨てて地上に進出し、多様に進化してきた動物と植物が、乾燥や熱、強い光、ほかの生物からの食害や病原菌などの環境から受けるさまざまなストレスに対して、どのように細胞内に情報を伝達し、どのような方法で順応し、適応する能力を身に付けているのかを学びます。

理学科/フィールド科学人材育成プログラム

フィールド科学の学びと実践

地球環境の諸問題を解決するには、座学のみならず、フィールドでの学びと体験が不可欠です。本プログラムは、理学部と農学部の教員が協働で講義や実習を担当する新しい学部横断型プログラムで、海洋・気象学、地形・地質学、生態・森林再生・保全学および防災学にまたがる多様なフィールド科学分野の講義および実習科目が豊富に用意されています。これらの科目群の学修や実習体験を通して、野外のさまざまな場面での問題解決に必要な科学的知識と実践的な技術を身に付け、環境、建設、水産などの多方面にわたって野外で活躍できる理系人材を育成します。

【授業・講義】
海洋フィールド生物学実習

海洋には全ての動物門の生物が生息しており、体制の単純なものから複雑精緻なものまで多種多様です。本実習では、佐渡島の沿岸から河口、河川に至るさまざまな水圏フィールドで基礎的な生態調査法を学びます。そこに生息する多様な海洋生物を採集し、それらの体の構造や発生、生理機能、行動、生態について学ぶことを通して、海洋生物の形態や機能、生態の多様性とその進化を理解していきます。

アドミッションポリシー

アドミッションポリシー

教育の基本的目標を実現するために、次に掲げるような資質豊かな学生を広く求めます。
○修学に適う、確固たる学力を身に付け、新しい課題に意欲的に取り組もうとする人
○人間性を大事にし、広い視野からものごとを考えようとする人
○地域社会や世界の様々な場面で役に立ちたいと思っている人
上記の求める学生像に加え、学士課程においては、高等学校教育までの全般にわたる基礎学力を有し、当該学部の教育目標・教育内容を理解し、そこで必要とされる基礎的能力と勉学への強い意欲を有する人を求め選抜します。

問い合わせ先

【住所・電話番号】

新潟市西区五十嵐2の町8050
理学部学務係
(025)262-6106

【URL】

http://www.sc.niigata-u.ac.jp/sc/

理学部の主な就職先

教員(公立)、林野庁、京セラコミュニケーションシステム、セイコーエプソン、五藤光学研究所、日本赤十字社栃木県支部、鳥居薬品、国土防災技術、北陸ガス、北海道電力、第四北越銀行、キオクシア …ほか

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