音楽・
エンタメ業界
の仕事とは?
気分転換をしたい時や、楽しい気分の時、あるいは落ち込んでいる時などに、私たちはライブに行ったり、映画やアニメを観たりして、感動や共感を覚えます。エンターテインメントの力で私たちの人生を豊かにしてくれるのが音楽・エンタメ業界で働く人々です。
音楽・エンタメ業界について知ろう!
自分のアイデアやスキルを生かして人を喜ばせるコンテンツを提供
映画やアニメ、演劇など、人々が楽しんでいるコンテンツの多くは、音楽・エンタメ業界の人々が生み出したものです。その職種は多岐にわたり、音楽の分野では、歌手やミュージシャン、DJなどのアーティストが代表格といえます。そのほか音楽制作にかかわる職業としては、作曲家や作詞家、音楽プロデューサー、音響エンジニアなどが挙げられます。エンタメの分野では、俳優やマンガ家、声優などに加え、演出家や芸能マネージャーなど、舞台の裏方で支える仕事も数多くあります。どの職種も、トレンドの変化が激しいなかで人気の作品をつくり続ける難しさはあります。一方で、自分のアイデアやスキルを生かして常に新しいことに挑戦できるのがこの業界ならではの魅力といえます。
時間や場所を選ばずにライブや動画を楽しめるサービスが人気
新型コロナウイルス感染症の拡大をきっかけに、コンサートや演劇、映画などの集客型のエンタメは開催中止や延期が相次ぎ、音楽・エンタメ業界は大きな打撃を受けました。その一方で、リアルタイムで配信するオンラインライブやインターネット上の仮想空間「メタバース」を活用したバーチャルライブの需要が高まり、新しい形のエンタメとして定着しつつあります。また、コロナ禍による巣ごもり生活をきっかけに、サブスクリプションといった定額制のサービスの利用が増え、自宅で動画や音楽を楽しむ人も増加しています。人々の暮らしの変化に合わせて、最適な手法でコンテンツを提供するために、今後もデジタルを活用したサービスは普及していくと考えられます。
複数の手法を組み合わせて新たなブームを巻き起こす
コロナ禍にオンラインライブが定着したものの、「会場で臨場感を味わいたい」というニーズがなくなるわけではありません。今後は、リアルとオンラインを融合したハイブリッド型でイベントをおこなう動きが増えていくでしょう。また、デジタル化が進むなかで、昔のカルチャーが注目されています。例えば、音楽業界では、レコードが中高年層や若い世代から人気を集め、売上を伸ばしています。エンタメ業界では、放送開始から20~30年経過したアニメのリメイク作品が増えており、幅広い年代のファンを取り込んでいます。日本の深刻な課題になっている人口減少に対応していくためには、こうしたブームを巻き起こしながら、より多くのヒットを生み出していくことがカギとなるでしょう。
音楽・エンタメ業界に向いているのはこんな人
音楽・エンタメ業界で働く人たちの多くは、作品を通して人々に感動を与えられることにやりがいを感じています。例えば、ライブやコンサートでは、観客の反応を直接感じられるため、その喜びは特に大きいでしょう。また、音楽・エンタメ業界には、これから流行するものをつくりだす力が求められます。そのため、時代の流れや人々の嗜好の変化を敏感にキャッチし、今後のトレンドを予測して新しい企画を考える姿勢が大切です。分野や職種にかかわらず、音楽・エンタメ業界で働くには、豊かな感性と強い情熱が必要になります。「新しいことにチャレンジしていきたい」という思いがモチベーションにつながる人は向いているといえます。
音楽・エンタメ業界に関係する職種
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