必見!業界特集

メディア・
マスコミ業界

仕事とは?

テレビ放送、新聞、雑誌など不特定多数の人に向けて情報を発信する媒体(メディア)をマスメディアと言います。マスメディアを通して“たくさんの人に伝える仕事”をしているのがメディア・マスコミ業界の人々です。

メディア・マスコミ業界について知ろう!

それぞれの特性を生かして、社会に広く情報を届ける

メディア・マスコミには、テレビなどの放送業界、新聞を発行する新聞業界、雑誌・書籍を出版する出版業界、企業などの広告を発信する広告業界などがあります。これらの業界の制作現場で、プロデューサーやディレクター、記者、編集者、イベントプランナーなどいろいろな職種の人が働いています。
また、各メディアにはそれぞれ特性があります。テレビは速報性や映像での表現力が高く、新聞は時事問題などの解説に優れています。雑誌・書籍は、テレビや新聞で取り上げられない、小さな声や持論をも発信できます。マスコミ業界で働く人々はそれぞれのメディアの特性を生かして、日々、情報を届けているのです。

各メディアでインターネット化が急進

従来はテレビ、ラジオ、新聞、雑誌の4媒体がマスメディアの主流でしたが、近年はモバイル端末の発達によりインターネット上のデジタルメディアが主流になりつつあります。国の調査によれば、2020年に全世代の平日のインターネット利用の平均時間が、テレビ視聴の平均時間を超えました(※)。
このような背景もあり、メディア・マスコミ業界でもインターネットへの移行が進められています。例えば、テレビ業界では過去に放送した番組アーカイブをオンデマンドで有料配信したり、新聞業界や出版業界では新聞や雑誌、書籍をモバイル端末で読める電子版を提供したりしています。
メディアに変化をもたらすのはインターネットだけではありません。AIをはじめとするデジタル技術の発展により、これからのメディアを取り巻く環境は変化し続けるでしょう。メディア・マスコミ業界は、時流に合わせた新しいメディアにおいて、コンテンツを作成することが求められるでしょう。

※総務省「情報通信白書」(令和3年版)

最新のデジタル技術を活用して業務の効率化をめざす

メディア・マスコミ業界では、急な事件やニュースへの対応などで労働時間が不規則になりがちです。そのような労働環境を改善すべく、デジタル技術の活用による業務の効率化を図る企業が増えています。
例えば、クラウドサービスやリモート操作を用いた少人数でのコンテンツ制作、AIを活用した自動記事要約などが、大手企業を筆頭に進められています。こうした先端技術を活用した取り組みが、労働環境の改善に期待されています。
積極的にデジタル技術が導入されているとはいえ、クリエイティブな要素が求められる業界です。人にしかできない感覚的な作業も多いため、デジタル技術をうまく取り入れながら、業界を発展させていくことが必要です。

メディア・マスコミ業界に向いているのはこんな人

近年増えている在宅ワークも一部では取り入れられていますが、取材やロケ、打ち合わせで外出が多い業界なので、フットワークの軽さが求められます。また、労働時間が不規則で休みも不定期という場合がほとんど。スケジュール的にハードな一面もあります。
一方で、この業界で働く人は、政治やスポーツ、芸能界などあらゆる分野の最新情報をキャッチしていく努力が必要です。また、世の中で起こっている出来事の背景を深く探究できるという魅力も持っています。過密なスケジュールをこなすタフさと業界の時事問題について追及できる好奇心を兼ね備えた人材が求められるでしょう。

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