ミュージック業界で働こう
~気分転換をしたい時や、楽しい気分の時、あるいは落ち込んでいる時などに、私たちは音楽を聴き、感動や共感を覚えます。みなさんの中にも「音楽は生活の一部として欠かせない」と考える人がたくさんいることでしょう。これらの音楽を私たちに提供しているのがミュージック業界で働く人々です。~
どんな業界かを知ろう!
アーティストから音響エンジニア、CDの営業や宣伝まで職種は多様
ミュージック業界の職業といえば、なんといっても歌手やミュージシャン、DJなどのアーティストがその代表格と言えるでしょう。また、クラシックの声楽家、演奏家、指揮者なども私たちに素晴らしい音楽を提供してくれます。
そのほかの音楽制作に関わる職業としては、アーティストに歌詞や曲を提供する作曲家や作詞家、制作全体の方向性を管理する音楽プロデューサー、レコーディングスタジオや放送局で音の演出をする音響エンジニアなどが挙げられます。
また、できあがったCDなどを小売店に営業をする営業職や、販売促進のキャンペーンやイベント、広告を企画する宣伝職などもミュージック業界を支える人々です。
音楽を通してたくさんの人に感動を提供できる喜びがある
ミュージック業界で働く人たちの多くは、好きな音楽を通して人々に感動を与えられることにやりがいを感じています。ライブやコンサートでは、観客の反応を直接感じることができるため、その喜びは特に大きいと言えるでしょう。音楽の分野や職種にかかわらず、ミュージック業界で働くには豊かな感性と音楽に対する強い情熱が必要になります。
音楽の流通形態が変化。ライブ市場は拡大
2016年のCDなどのオーディオレコードの生産数は約1億6000万枚(日本レコード協会調べ)。近年は減少傾向が続いています。CDの売り上げが落ちこんできた理由はいろいろと考えられていますが、インターネットによる音楽配信が普及したことが大きな要因と考えられます。一方で、ライブ・コンサートに目を向けると、公演数、観客動員数、売上が伸びている傾向にあります(一般社団法人コンサートプロモーターズ協会調べ)。今後も、こうした傾向が続くと考えられます。基本的に音楽の人気は楽曲の質の高さに左右されるものです。良い作品が登場することが業界全体の売り上げの伸びにつがなるでしょう。
職種によって、働き方や職場は様々
歌手、ミュージシャン、DJは音楽事務所やプロダクションに所属し、レコーディングやライブ活動を行います。中には独立し、個人で活動する人もいます。
クラシックの音楽家の場合は、オーケストラに所属するケースやソリストとして活躍するケースがあります。演奏会やコンサートが活動の場になるほか、個人レッスンや音楽教室で収入を得る人もいます。
音響エンジニアは放送局やレコード会社、録音スタジオが主な職場になります。音響エンジニアの中にはフリーで働く人もいて、売れっ子になれば高収入が得られる場合もあります。ただし、新しい設備や機器に対応する知識や技術を学んでいく必要があるでしょう。
CDなどの営業職や宣伝職に就く人は、レコード会社が職場になります。働き方や収入は所属する企業によって異なります。
こんな仕事があります!
ひとくちにミュージック業界といっても、さまざまな仕事があります。
代表的な仕事を挙げてみますので、気になる仕事をクリックして仕事内容をチェックしてみましょう。