大阪大学/工学部の詳細情報
学科・定員・所在地
学科・定員
応用自然科学科(222名)
応用理工学科(248名)
電子情報工学科(190名)
環境・エネルギー工学科(75名)
地球総合工学科(118名)
所在地
1~4年:大阪
※変更の場合もありますので、学校が発行している資料やホームページにてご確認ください。
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●実学重視の気風で、最先端の研究を世に役立てる
ナノレベルの研究を行う応用自然科学科、モノづくりを支える応用理工学科、生活に密接な基盤技術を追究する電子情報工学科、地球規模の問題解決に挑む環境・エネルギー工学科、社会インフラをつくる地球総合工学科を設置しています。
【キャンパス】
吹田キャンパス
【学生数】
3550人(2024年5月1日現在)
【大学院】
工学研究科(生物工学専攻、応用化学専攻、物理学計専攻、機械工学専攻、マテリアル生産科学専攻、電気電子情報通信工学専攻、環境エネルギー工学専攻、地球総合工学専攻、ビジネスエンジニアリング専攻)
応用自然科学科
【講義・学問分野】
無機工業化学、基礎代謝学、応用解析学、量子論、有機化学、機器設計学、生命情報科学、半導体物理、量子設計力学、物性科学、生物分析科学、応用電気化学、先端計測工学演習、高分子化学、分子細胞生物学、数値情報処理 ほか
応用理工学科
【講義・学問分野】
流体力学、動的システムのモデリングと制御、機械創成工学実習、固体物性論、応用数学、数学解析演習、材料プロセス工学、生産機器工学、溶接工学、複合プロセス工学、結晶物理学、熱工学、連続体力学基礎、統計熱力学、数理計画法、先端・融合材料学 ほか
電子情報工学科
【講義・学問分野】
制御工学、生体エレクトロニクス、パワーエレクトロニクス、人間情報学、光波エレクトロニクス、ディジタル信号処理、計算物理基礎学、半導体工学、物性論、離散数学、システム線形代数、電力工学、電磁波工学、情報通信工学演習 ほか
環境・エネルギー工学科
【講義・学問分野】
量子線物理学、気象・水文学、熱力学・環境伝熱基礎、計測制御工学、自然・社会生態システム学、固体物理、工学倫理、科学技術英語 ほか
地球総合工学科
【講義・学問分野】
船体構造論、船体運動力学、建築構造学、海事政策論、船舶設計製図、河川流域工学、鋼構造学、建築鉄筋コンクリート構造学演習、振動工学、沿岸域の防災工学、建築構造学実験、社会基盤材科学実験、工学倫理 ほか
入学者・卒業者数
入学者数
824人卒業者数
863人- 就職者数
- 85人
- 進学者数
- 754人
学部の特色
実学重視の気風で、最先端の研究を世に役立てる
設立当初から“実学”を重んじ、科学技術の発展を見越してさまざまな特色ある学科を全国に先駆けて設置してきました。また、産業界の発展を支え、世界的に第一線で活躍する研究者も多く輩出しています。
「工学」は分野が多彩なため、ある程度分野を絞り、進路を見据えておく必要があります。本学部は5つの学科に分野が分かれており、自分の進路となる「学科目」の選択は、講義を受けてから決められるのが特徴です。とくに優秀な学生については、3年次から大学院に進む「飛び級制度」も実施しています。
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学べること
応用自然科学科
生物・化学・物理の実験・研究から、新しい技術を生む
「応用化学」「バイオテクノロジー」「物理工学」「応用物理学」の4学科目で構成される幅広い学科です。
1年次は共通教育を通して大学における物理・化学・生物の面白さに触れながら進路を選び、2年次から各学科目の専門分野を学習します。物理学を駆使した究極のものづくりや革新的な光計測技術の開発、分子レベルでの化学反応の制御、動植物や酵素・遺伝子工学に基づいた生命科学の研究を行っています。
応用理工学科
世界最先端のモノづくりを実現する研究・開発を行う
1年次は共通の基礎教育を受け、2年次から「機械工学科目」と「マテリアル生産科学科目」の2分野に分かれます。
前者では自動車・航空宇宙機・知能ロボットなどを含む、ナノマシンからプラントに至るさまざまな機械を全体として創り出し自在に動かすための理論や方法論などを研究します。後者では「素材」に着目したモノづくりが研究対象。航空宇宙材料や生体材料など新素材開発と、3Dプリンタや先進接合法などプロセス開発を行います。
電子情報工学科
現代の暮らしに欠かせない基盤技術を追究する
電子・情報・通信分野について、1年次は共通基礎教育、2年次からは4コースに分かれた専門知識を学びます。
「電気電子工学科目」では、カーボンニュートラルやIoT実現に向けたセンシング、エネルギー、光電子材料など、「情報通信工学科目」ではSociety5.0やSDGsを支える情報通信ネットワークや情報システムなどを研究。未知の分野を楽しみながら研究する、そんな土壌と学風が本学科の特徴です。
環境・エネルギー工学科
地球規模の問題を解決へと導く技術者をめざす
環境問題、エネルギー問題に体系的かつ総合的に対処し、地球規模での課題の解決と持続可能な文明の発展に資することができる優秀な技術者を育成するための教育を行っています。2年次までに環境・エネルギー工学の全体像を学び、3年次より「環境工学科目」「エネルギー量子工学科目」に分かれて専門的知識を深めていきます
地球総合工学科
人と環境にやさしい安全安心な社会をつくる
学科目は船舶海洋工学、社会基盤工学、建築工学の3つからなります。1年次は全員共通の専門基礎教育を受け、2年次以降の講義が理解できる知識を身に付けます。2年次からは、各学科目に分かれて専門を深く学びます。研究の対象は、船舶・海洋構造物や海洋資源の開発、社会インフラの整備と環境保全、安全で快適な建築と都市のデザインなどです。人と環境にやさしく安全安心な未来社会の構築をめざしています。
アドミッションポリシー
【求める人材像】
大阪大学のアドミッション・ポリシーのもとに、工学部では、人類社会の現状と将来について深い関心を持ち、その課題発見と解決に貢献しようとする意欲に溢れ、次のような資質を持つ人を求めています。
(1) 高等学校等における各種の学習内容を幅広く理解している。
(2) 工学の基礎学問である高等学校等における数学、理科を深く論理的に理解している。
(3) 自分の考えを的確に伝えるための表現力を身につけている。
(4) 広い観点から主体的に問題に取り組み、論理的に考察することができる。
(5) 基本的なコミュニケーション力を身につけている。
【入学者選抜の基本方針】
本学部の入学試験では、上記の人材を選抜するために、一般選抜および学校推薦型選抜という全く選考方法の異なる入試により、多元的な評価尺度で多様な観点からの評価を実施します。
【具体的選抜方法と資質・能力との関係】
1. 一般選抜および学校推薦型選抜ともに、(1)については、大学入学共通テストにおける国語、地理歴史・公民、理科、数学、外国語、情報により評価します。
2. 一般選抜においては、理科、数学、外国語を課すことで(2)を評価し、高度な記述式問題により(3)、(4)に優れた能力を有している人を選抜します。
3. 学校推薦型選抜においては、書類審査と面接試験により(2)~(5)、特に(3)~(5)を重視した選抜を行います。
4. 帰国生徒特別入試、私費外国人留学生特別入試、海外在住私費外国人留学生特別入試、高等専門学校から本学部3年次への編入学試験を実施し、学力検査と面接試験の組み合わせにより、(2)~(5)の能力を評価し、多様で優れた人材を見出します。