大東文化大学/文学部の詳細情報
学科・定員・所在地
学科・定員
日本文学科(150名)
中国文学科(70名)
英米文学科(130名)
教育学科(120名)
書道学科(60名)
歴史文化学科(100名)
所在地
1~2年:埼玉
3~4年:東京
※変更の場合もありますので、学校が発行している資料やホームページにてご確認ください。
文学部の偏差値を見るプロフィール
●豊かな人格と確かな視点を磨き、多くの卒業生が教員として活躍
●人間の生き方やあり方を考え、人間学としての文学を身に付ける
●ビアトリクス・ポターTM資料館で貴重な資料に触れる
文学の名から連想されがちな狭義な精神世界の枠を越え、思想、言語、歴史、文化、芸術など、人間の足跡や営みを柱にした人間追求を通して、豊かな人格形成と時代の変化を予測し得る確かな視点の育成をめざします。
【キャンパス】
埼玉東松山キャンパス(1・2年)、東京板橋キャンパス(3・4年)
【学生数】
2480名(2024年5月1日現在)
【専任教員数】
71名(2024年5月1日現在)
【大学院】
文学研究科/日本文学専攻(M/D)、中国学専攻(M/D)、英文学専攻(M)、書道学専攻(M/D)、教育学専攻(M)
日本文学科
【講義・学問分野】
古典文学、近・現代文学、日本語学、比較文学・文化
中国文学科
【講義・学問分野】
文学、哲学・思想、歴史、語学、書道芸術
英米文学科
【講義・学問分野】
英米文学(作家・作品研究、心理学・社会学的考察)、英語学、英会話&コミュニケーション
教育学科
【講義・学問分野】
教育学、心理学、福祉学、芸術学
書道学科
【講義・学問分野】
書、書学、書作
歴史文化学科
【講義・学問分野】
日本史コース、東西文化コース、観光歴史学コース(2年次進級の際に1コースを選択)
学部の特色

豊かな人格と確かな視点を磨き、多くの卒業生が教員として活躍

本学で最も長い歴史を持つ本学部は、文学の名から連想されがちな狭義な精神世界の枠を越え、思想、言語、歴史、文化、芸術など、人間の足跡や営みを柱にした人間追求を通して、豊かな人格形成と時代の変化を予測し得る確かな視点の育成をめざしています。伝統的に教職を志望する学生が多く、全国各地で多数の本学部出身の教員が活躍しています。

人間の生き方やあり方を考え、人間学としての文学を身に付ける

本学の建学の精神である「東西文化の融合」に基づき、人間の生き方やあり方を考察する総合的な人間学としての文学や、それをはじめとする人文系諸科学を身に付けます。各学科とも少人数教育を重視。また、世界各国への留学奨励など、国際的な教育にも力を入れています。

ビアトリクス・ポターTM資料館で貴重な資料に触れる

埼玉東松山キャンパスに隣接する埼玉県こども動物自然公園内の「大東文化大学ビアトリクス・ポターTM資料館~ピーターラビットTMの絵本の世界~」では、本学図書館・英米文学科が所蔵する世界的にも類を見ないコレクションの中から、特に貴重な書籍、原画、直筆手紙などを一般公開しています。また同館では、博物館学講座の一環として博物館実習生を受け入れています。
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学べること
日本文学科

徹底した少人数教育。充実したゼミ
1年次からゼミ「日本文学基礎演習」がスタート。2年次以降の学習の基礎力を養成します。2年次の「日本文学演習」、3・4年次の「(分野別)演習」と、年次を追って無理なく専門性を高めていきます。ゼミの定員は15名前後。1年次の「日本文学基礎演習」も、少人数クラスで、きめ細かな指導が受けられます。
授業では、古典から近現代の日本文学だけでなく、外国文学や映画、サブカルチャー、日本文学・文化、日本語学、比較文化・文学へのさまざまな関心に応えます。また、英米文学、フランス文学、ドイツ文学などと日本文学の関係など、言語圏や時代が異なる作家・作品の共通点や相違点を考察する比較文学の授業が充実しているのも特徴です。
卒業後は、中・高等学校の国語科の教員への道を進むほか、公務員や図書館司書の資格をめざす学生も多数います。一般企業では流通、ホテル、金融など、さまざまな業界に人材を送り出しています。また、日本文学への興味を深めて大学院へ進む学生もいます。ユニークな例では小説家デビューした人もいます。
【研究テーマ】
比較文学・文化/翻訳論/日本近現代文学/近現代文学/中世文学・文学と絵画/比較文学・近現代文学批評/日本語学/平安文学・国語教育/日本と西洋の比較文学・文化/日本近世文学・平安文学・国語教育/上代文学・神話、説話文学/環境文学 ほか
【授業・講義】
ユニークな授業や楽しい学びを提供するゼミ
民話や映画、漫画、アニメーションも文学研究のテーマとなります。ゼミではそれぞれの企画で行われるレクリエーションも活発です。学びだけでなく、親睦も深めるゼミ合宿、神田神保町への古書店ツアー、文学者の墓地めぐり、映画鑑賞会など、文学の世界への体感を広げる試みもあり、楽しい学びに寄与しています。
中国文学科

中国の伝統文化を理解し、中国語を習得。漢文読解力を養成する
文学の研究をはじめ、哲学・思想、歴史、語学、書道芸術などを通して、中国人の精神的背景となっている伝統文化への理解を深めます。ネイティブスピーカーの教員とともに、実用的な中国語の能力を高め、中国語圏の人々とのコミュニケーションを図ります。さらに中国の古典文を読解し、漢文読解力の向上をめざします。
【研究テーマ】
漢から唐の文学(詩文やその文化的背景の研究)/文言小説(神話・説話・怪異譚・恋愛物語などの研究)/中国中世史/明清筆記小説(『板橋雑記』『剪灯新話』などの研究)/中世の思想/宗教学/国語教育・漢文教育 教員養成/中国書道史・書論/篆刻学/篆隷書法 ほか
【授業・講義】
漢文訓読の基礎を固め、中国文化を幅広く学ぶ
1年次から漢文訓読をしっかりと学び、3年次のゼミでは文学・哲学の中から分野を選択してそれを掘り下げていきます。日本文化の形成に多大な影響を及ぼした中国文化を幅広く学ぶことで、西洋的思想を相対的に捉えることができ、バランスの取れた柔軟な発想を得られます。
英米文学科

英語圏の文学・文化や英語という言語の特徴を深く学ぶことで、人間と文化を深く理解する
英語圏の文学作品を文化的背景も含めて読み解くことで、人種・階級・ジェンダーなどの社会問題について理解し、言葉の奥にあるモノをいろいろな角度から考えるとともに、自分の考えを生きた言葉で表現する力を養います。また、英語の特徴や仕組みを学び、ことばの本質やことばと社会・歴史との関わりについて理解を深めます。
日本人教員・ネイティブ教員の授業で生きた英語を体感しながら、英語を実践的なコミュニケーションのツールとして使う力を養うとともに、英語で書かれた文学作品や専門書を読み解くための基礎力も磨きます。また、総合的な英語運用能力を高めるために、英語圏の文化を英語で学ぶ科目も開講されています。
本学科の卒業生は、国家公務員、地方公務員、民間企業など、さまざまな場で、在学中に身に付けた英語力、問題発見/解決能力や批判的/論理的思考力を生かして生き生きと働いています。また、大学院に進学して研究を続け、その後、大学教員として英語や英米文学・文化を教えている卒業生もいます。
【研究テーマ】
イギリス児童文学/20世紀イギリス文学・文化/イギリス思想史・文化史/アメリカ文化と文学/現代アメリカ小説と環境/近代アメリカ文学・文化/英語史・ウェールズ語学/英文法研究―生成文法の考え方を用いて英語の構文を見る/言語学、第一言語獲得/英語授業運営学・英語教師のコメントの研究 ほか
【授業・講義】
英語圏の文学・文化や英語という言語の特徴を学ぶ
イギリス・アメリカを中心とした英語圏の文学(小説、詩、演劇、児童文学など)や文化(音楽、絵画、映画、ファッションなど)、英語の音声、文の構造、歴史、言語習得など、各自の関心に応じて幅広く学ぶことができます。歴史や社会問題についてクラスメイトと共に考察することで、人間と文化への理解を深めます。
教育学科

理論と実践の両面から、未来を担う教育のプロを育成する
人間の本質や心理とともに、教育に関する知識と技術を体系的に学び、総合力のある教育のプロを育成します。また、教科の指導法、授業づくりの方法など、教育現場で子どもたちと接したときに必要な技術を、理論と実践の両面から習得します。
教育学の基礎を体得した幼稚園と小学校教員の養成が教育学科の伝統です。全国各地の教育機関に多数の卒業生を送り出しています。一般企業への就職率も高く、近年は在学中に資格を取得し、学童保育の指導員や、障害児のためのデイケアなどのNPOスタッフとなる学生も増えています。
【研究テーマ】
文化人類学・民俗学/近代日本中等教育史/「こころの働き」を研究しよう/身体表現の理論と実践/セクシャリティから植民地主義・人権主義を考える/保育学/子どもとのより良い関わりを考える/臨床心理学/子ども、家庭、地域とのかかわりーその理論と実践/英語教育学/特別支援教育/生活指導・特別活動/主体的に学び合える算数の授業づくりをめざして/平和心理学・平和学習論/美術・工芸および図工科教育/教育における臨床の知の探究/日本古代史・図書館情報学/音楽教育の現代化をめざして/教育社会学/コミュニティ心理学・臨床心理学・地域精神保健 ほか
【授業・講義】
1年次より少人数クラスできめ細かい教育のもと授業を進める
1年次から少人数編成を基本とし、小学校や幼稚園・保育所などの就学前施設との連携、学外へのフィールドワークなど、社会・学校とのつながりを生かした内容と方法で展開しています。教育学・心理学・福祉学・芸術学という4つの領域をくぐりながら、豊かな人間観、子ども観、発達観を形成できるように構成されています。
書道学科

歴史観と現代的視点を養い、書学と書作を並行して学ぶ
「書」の歴史を尊重するとともに、現代における「書」を社会的・学際的に学び、その伝統を未来に継承する力を養います。また、歴史、理論、鑑賞法に精通する「書学」と、芸術表現を追究する「書作」を並行して学び、「書」に対する広い視野を養成します。
【研究テーマ】
「美」「芸術」の本質と日本人の美意識/仮名作品制作/日本の書の特質と変遷/漢字作品制作演習―楷書・行書・草書・篆書・隷書による作品制作/日本書道史および書跡文化財/篆刻作品制作演習ー造形の把握と篆刻表現の獲得/かな作品制作/漢字作品制作演習 ほか
【授業・講義】
書学と書作を並行して学習し、書に対する広い視野を養成
1年次は必修で各書体の実技授業が行われ、書の基本とともに選択授業で美術・教育や中国文学史など、書を多角的に学びます。2年次からは専門分野を探り、3年次には作品制作演習によって想像力や表現力を深く広げながら、4年次の卒業制作や卒業論文につなげます。
歴史文化学科

グローバルな視点で歴史・文化を学び、その研究成果を旅行・観光業界に還元する
訪日外国人が増加し続け、日本企業の海外進出もさらに活発化する今日。これからは「世界の中の日本」というグローバルな視点で歴史・文化を学び、その成果を社会に発信できる人材の育成が必要です。本学科では、4年間で積み上げた歴史研究の成果を旅行・観光業界に還元していくための学びを展開します。
1年次は全ての学生が少人数クラスで歴史文化学の基礎を固め、自分の興味関心と専門分野とのマッチングを図ります。2年次からは3コースに分かれ、専門的な知識と歴史的思考力を修得。特に、少人数の演習(ゼミ)などによる実践的な教育に力を入れています。「東西文化コース」では、本学の建学の精神である「東西文化の融合」を広く世界史分野で進めます。日本の歴史を深く掘り下げる「日本史コース」では、世界に対して自国の歴史を語るスキルを修得。「観光歴史学コース」は、歴史研究の成果を実際に旅行・観光業に生かし社会に還元します。
卒業後は、中学・高校の社会科教員や博物館学芸員をはじめ、観光歴史学コースは国内旅行業務取扱管理者などの資格を取得し、旅行業や観光関連事業に従事しながら歴史研究の継続が可能になります。また、日本史コース・東西文化コースは、世界の中の日本を歴史的に見る目を養い、独自の物差しを持って社会に羽ばたくことをめざします。
【研究テーマ】
西洋近世、近代の政治外交史/『我妻鏡』の講読と鎌倉武士の研究/明治維新期の政治と人物/文化・歴史を活用した観光まちづくり/地域に遺された歴史遺産の発見と、これを活かした観光プランの作成/歴史を「交流」の視点から捉え直す ほか
【授業・講義】
地の利を生かし、学外実習やフィールドワークを展開。語学教育も充実
本学科は、首都圏の地の利を生かし、川越、浅草、日光、鎌倉などの地域にある博物館などで実習・演習を積極的に実施。観光英語や添乗英語など実践的な授業や、教員が英語のみで行う授業も用意しています。そのほかにも幅広いジャンルの外国語を選択して学ぶことができます。
問い合わせ先
【住所・電話番号】
〈埼玉東松山キャンパス〉
埼玉県東松山市岩殿560
〈東京板橋キャンパス〉
東京都板橋区高島平1-9-1
入学センター
(03)5399-7800
【URL】
文学部の主な就職先
【日本文学科】
社会保険診療報酬支払基金、野村證券、積水ハウス、西日本旅客鉄道(JR西日本)、星野リゾート・マネジメント、オハヨー乳業、ニトリ、地方公務員(神奈川県庁)、高等学校教員(神奈川県・公立)、中学校教員(東京都・公立)
【中国文学科】
朝日信用金庫、日産フィナンシャルサービス、富士フイルムビジネスイノベーション …ほか