愛知大学/法学部の詳細情報
学科・定員・所在地
学科・定員
法学科(315名)
所在地
1~4年:愛知
※変更の場合もありますので、学校が発行している資料やホームページにてご確認ください。
法学部の偏差値を見るプロフィール
●少人数教育を軸に、物事を多角的に捉えて公正さを見いだす論理的思考力を養う
●実戦的な教育により、社会から求められる企画力や交渉力、プレゼンテーション能力などを身につける
●地方行政の現場を学ぶ科目を開講。また、法曹・公務員への目標を支援する制度が充実
長い伝統に支えられた法学教育の蓄積を基に、法の原理から現代社会に起こる具体的な問題の解決まで、幅広い知識を修得します。自ら考え、判断することを重視した主体性のある教育を展開しています。
【キャンパス】
名古屋キャンパス
【学生数】
1466人(2024年5月1日現在)
【専任教員数】
29人(2024年5月1日現在)
法学科
【講義・学問分野】
憲法・基本的人権、民法総則、政治学、行政学、法思想史、刑法総論、家族法(相続)、国際法各論、刑事訴訟法、民事訴訟法、労働法、公共政策論 など
学部の特色

少人数教育を軸に、物事を多角的に捉えて公正さを見いだす論理的思考力を養う

法を学ぶことは、法的知識を得ると同時に、公平なものの見方や人権感覚、人と関わる上で欠かすことのできない論理的思考力や交渉力を育てることに他なりません。少人数教育のゼミナールは4年間履修可能で、1年次には法学の基礎知識を学び、2年次からは、法律専門職(司法書士、裁判所事務官など)をめざす「司法コース」、法律を社会に活かす国家公務員・地方公務員をめざす「行政コース」、法的思考力に優れた企業人をめざす「企業コース」の3コースに分かれ、それぞれの専門分野について重点的に学びを深めます。
また、愛知大学法科大学院との連携した法曹養成のための一貫プログラム「法科大学院連携コース」では、法学部2年次から高度な学識や能力を体系的かつ集中的に学び、大学入学から最短5年(法学部を3年で卒業+法科大学院2年)で司法試験合格をめざします。

実戦的な教育により、社会から求められる企画力や交渉力、プレゼンテーション能力などを身につける

正課カリキュラムの一環として、一般市民が裁判員として参加する「裁判員模擬裁判」を実施。シナリオの考案、ルールブックの作成、地域社会への広報活動に至るまで、学生が主体となって活動します。実際の事件をモデルに裁判を展開。現実の裁判に近づけるために、実務家教員(弁護士)のアドバイスを受けたり、裁判例や専門書などを入念に調べます。一連の取り組みを通じて、法の実践的な運用能力を伸ばすとともに、コミュニケーション能力やプレゼンテーション能力など社会で必要となるスキルも身につけます。
また、春季休暇中の2週間を利用し「英語を使って、法律を学ぶ」ためのプログラムを実施しています。ハワイ大学ロースクールの教授から、英語でアメリカ法のさまざまな授業を受けるだけでなく、実際の最高裁判事、州知事、弁護士から話を聞き、実践的にアメリカ法の理解を深めます。また、英語でのプレゼンテーション発表の機会もあり、この経験は学生の大きな自信につながっています。

地方行政の現場を学ぶ科目を開講。また、法曹・公務員への目標を支援する制度が充実

愛知県庁の各部門で活躍する方を講師として招き、法律・条例および計画の形成プロセスや、各種政策・施策がいかなる法的仕組みにより展開されているかをご紹介いただきます。また職業人としての公務員の在り方、実務上のさまざまな実体験、備えるべき使命感・倫理原則なども学び、公務員キャリア形成のための重要な指針や有益な行政実務的知見を得ることをめざします。
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学べること
法学科

現代社会に不可欠な法的視点を養う
中部地区で長い伝統を有する同学部では、4つの履修モデルを設定して学生の多様な学修意欲に応え、幅広い進路選択を可能にすると共に、生きた法を学ぶ実践的な科目を数多く開講しています。
◆司法コース 法律専門職(裁判所事務官、司法書士など)をめざす
裁判所事務官などの専門的な公務員や、司法書士など、法律専門職として活躍することを目標とし、法律全般を学びます。人間社会への深い洞察力や人権感覚、倫理的思考力や実践力など、社会正義の実現をめざす人に欠かせない資質を養います。
◆企業コース 交渉力を備えた企業人をめざす
ビジネスシーンで役立つ法知識を身につけ、法的思考力を養います。憲法・刑法などの基本をおさえた上で、民法・商法などビジネスに直結する分野を学びます。専門演習ではプレゼンテーションの技法など、企業人に必須のスキルも養うことができます。
◆行政コース 国家公務員・地方公務員をめざす
法律を運用し、政策を実施して社会を動かす国家公務員・地方公務員をめざす人に向けたコースです。政治学・行政学を含む公務員採用試験に対応した科目群と共に、公務員に求められる資質や見識を養うための特別な授業も用意しています。
◆法科大学院連携コース 法曹(裁判官、検察官、弁護士)をめざす
法曹養成に特化した特別なコースです。全国有数の司法試験合格実績を誇る愛知大学法科大学院の授業を、学部2年次より「先取り」して受講します。成績優秀であれば、学部は3年で卒業し、「飛び級」で法科大学院に進学も可能です。集中的な学習により早期の司法試験合格をめざします。
【授業・講義】
実践的な法知識を養う「裁判員模擬裁判」
市民参加型の裁判員模擬裁判を毎年開催しています。現実の裁判を正確にシミュレートするために、学生は裁判例や専門書などを綿密に調べ、扱う事件や公判の内容を決めていきます。当日は一般市民から選ばれた“裁判員”も参加します。「模擬裁判」を通じて学生は、教室で学んだ刑法や刑事訴訟法が実際にはどのように運用されるのかを学びます。また、企画運営や広報活動も学生主体で行うため、企画力や交渉力、プロジェクト管理能力やプレゼンテーション能力など、社会で役立つ力を身につけることができます。そして、チームで物事を成し遂げるという経験が学生を大きく成長させます。
2024年度開催の第19回模擬裁判では、「大学生の女性が、元交際相手の男性とトラブルになり、大学構内でナイフで襲われた際、持っていた包丁で男性を刺して死亡させた」という設定のもと「正当防衛が成立するか」を論点に評議が行われました。
同イベントは模擬裁判の授業を履修した3、4年生36人による実行委員会が企画し、4月からシナリオ作成など準備を重ねてきました。募集に応じた市民や学生ら6人が裁判員役となり、検察官や弁護人役などは実行委員会の学生が務めました。
問い合わせ先
【住所・電話番号】
名古屋市東区筒井二丁目10-31
入試課(車道キャンパス)
TEL.(052)937-8112(平日9:00~17:00)
【URL】
法学部の主な就職先
■就職者数336名 ■就職率98.8%(就職者数336名/就職希望者数340名)
■2024年度卒業予定者の主な内定先(2024年9月時点)
厚生労働省 愛知労働局、国土交通省 本省、静岡地方検察庁、農林水産省 東海農政局、法務省 岐阜地方法務局、国税専門官、裁判所職員一般職、財務専門官、労働基準監督官、愛知県、三重県、岡崎市 …ほか