甲南大学/知能情報学部の詳細情報
岡本キャンパス学科・定員・所在地
学科・定員
知能情報学科(120名)
所在地
1~4年:兵庫
※変更の場合もありますので、学校が発行している資料やホームページにてご確認ください。
知能情報学部の偏差値を見るプロフィール
●知能情報学部の研究(1)「漫才ロボット」─高度な開発を進め社会貢献につなげる
●知能情報学部の研究(2)「モノマネから音声を研究」─声色のなぞを探る
●高度な設備による最先端研究を進める
学んだことを自分の目で確認できる演習・実習のような体験型授業と、教員と学生あるいは学生同士が議論しながら進めていく双方向型授業。知能情報学部では、こうした密度の高いカリキュラムを1年次から卒業まで実施しています。高度なシミュレータやモーションキャプチャシステムなど、最新装置を使って研究できる環境も大きな特長です。
【キャンパス】
岡本キャンパス
【学生数】
562人(2024年5月1日現在)
【専任教員数】
19人(2024年5月1日現在)
【大学院】
自然科学研究科
知能情報学科
【講義・学問分野】
AI、データサイエンス、ロボット工学、機械学習、画像工学、クラウドコンピューティング、ヒューマンインタフェース、バーチャルリアリティ、数理情報学、プログラミング など
学部の特色

知能情報学部の研究(1)「漫才ロボット」─高度な開発を進め社会貢献につなげる

本学部の多様な研究領域が結集した「KONAN AIロボット学びプロジェクトチーム」は漫才をするロボットを開発しました。その特徴の一つは即興で漫才をする事であり、これはWebニュースから生成AIにより漫才台本を自動生成するシステムを組み込むことによって可能となりました。今後も最新技術を応用した高度な開発を進め、社会貢献につながる「人の心を和ませ、癒やせるコミュニケーションロボット」の実現をめざします。

知能情報学部の研究(2)「モノマネから音声を研究」─声色のなぞを探る

人の顔がひとりひとり違うように、声もひとりひとり異なります。それにもかかわらず、物まねの上手な人はなぜ他人の声をそっくりに出せるのでしょうか?物まね芸人が物まねをしているときの口とノドの形をMRIという装置で計測してみると、通常の発声では見られない複雑な形が観察されました。このようなノウハウを生成AIと組み合わせることによって、これまで作ることのできなかった声色の音声や歌声も合成できるようになるでしょう。

高度な設備による最先端研究を進める

本学部のある岡本キャンパス13号館には、自動車の運転を疑似体験できるドライビング・シミュレータ、人物や物体の動きを3次元時系列データとして記録するモーションキャプチャシステム、バーチャルリアリティ(仮想空間)表示装置、各種ロボットなどを設置。最先端の技術が集結した設備がそろっています。
この学部のことを詳しくチェック
学べること
知能情報学科

6つのコースを組み合わせて、自分の学びをデザイン
〈POINT1〉
ソフトウェア開発や安全なネットワーク環境の実現をめざす「クラウドシステム」、ビッグデータの分析や活用を身につけAIアプリなどの開発をめざす「AIデータサイエンス」、人の役に立つロボットなどの開発をめざす「知能ロボット」、情報メディアの直観的な表現技術などを開発する「メディアデザイン」、人間とコンピュータや機械とのより良い関係の開発をめざす「ヒューマンセンシング」、数理論理能力と情報技術を身につけ幅広い活躍をめざす「数理情報」の6つのコースを組み合わせ、興味に合わせた自分だけの学びを深めます。
〈POINT2〉
さまざまなロボット、センサー、GPUマシン、3Dプリンタ、モーションキャプチャシステムといった高度な最新設備を駆使した、机上の知識だけに留まらない体験型の演習・実習を行っています。これからの技術を見据えたリアルな学びで、高い学習意欲を持って学ぶことができます。また、双方向型のアクティブな授業を行うことによって、論理的思考力や創造力、コミュニケーションスキルや相互啓発力、自己受容や自己表現力、問題発見力や解決力なども磨き、知識と人間力を兼ね備えたリーダー的人材をめざします。
〈POINT3〉
知能情報学部では、正規カリキュラムでの横断的な履修以外にも、学内・学外でのプロジェクトに挑戦できます。ロボットの制作に挑戦する「AIロボット学びプロジェクト」や、IT技術養成のための活動を行う「KONANスーパーIT人材育成プロジェクト」などの実践を通して、知識や技術力はもちろん、人間的にも成長できます。
【授業・講義】
数学と工学を融合して大切なデータを守る
●研究室名/情報セキュリティ・暗号理論研究室(木原眞紀講師)
インターネットでは個人情報や機密情報がやり取りされていますが、これらを守る技術が「情報セキュリティ」や「暗号理論」です。私たちの研究室では、暗号理論を基盤に、データを暗号化したまま計算を行う「秘密計算」や、それを応用した技術の研究を行っています。暗号理論の魅力は、「暗号の設計」と「暗号の解読」という相反する研究を通して、安全性を徹底的に追求できる点です。また、数学(整数論や代数学など)とコンピュータ技術の両方を駆使して取り組むため、理論と実践が融合する面白さがあります。数学やコンピュータに興味がある方、未来の安全な社会を支える技術に挑戦してみませんか?
アドミッションポリシー
甲南大学知能情報学部(学士課程)学生受入れの方針
知能情報学部では、人間力とコミュニケーション能力を備え、数学と知能情報学の知識と、コンピュータに関する技術を駆使して、チームを組んで問題解決にあたり、効果的な発表能力を有し、国際情報社会で活躍する人材を養成するため、下記の能力・資質・意欲をもつ学生を求めます。
(1) 知能情報学部における専門的な知識や技術を修得するため、高等学校または相当する教育機関において、数学・外国語・理科を中心とした幅広く基礎的な学力を身につけている。
(2) 知能情報学部において、数学と知能情報学における専門的な知識や技術、効果的な発表能力を、主体性を持って意欲的に身につけることができる。
(3) 豊かな人間力とコミュニケーション能力を基盤に、高度な情報技術と知識を駆使し、チームを組んで国際情報社会の発展に貢献する意欲をもっている。
この学部のことを詳しくチェック
問い合わせ先
【住所・電話番号】
神戸市東灘区岡本8-9-1
アドミッションセンター
(078)435-2319(直)
知能情報学部の主な就職先
JVCケンウッド、シャープ、住友電気工業、デンソーテン、三菱電機、オプテージ、関電システムズ、サイバーエージェント、さくらケーシーエス、スクウェア・エニックス、富士ソフト、三菱電機インフォメーションネットワーク …ほか
知能情報学部の就職・資格情報を見る